『ありがち日記』

「君の名前で僕を呼んで」

ティモシー・シャラメくんの美少年ぶりが話題となっていました。
予告もキラキラ感出ていて、きっと美しい映画なんだろうな~と思っていましたが、
いざ観てみたら、予想通り美しい映像でしたね。
1983年のイタリア田舎町の風景や、食べ物、自然。。。
夏休みをあんな風に過ごせたらいいな~!
まさしくそんな風に思わせられる、ある意味で夢物語。
つまり、あまり現実味を感じないというのも実は本音でした…(;^_^A

あらすじです(シネマトゥデイ)。

1983年夏、北イタリアの避暑地で家族と過ごす17歳のエリオ(ティモシー・シャラメ)は、大学教授の父が招待した年上の大学院生オリヴァー(アーミー・ハマー)と出会う。一緒に自転車で散策したり泳いだり、読書したり音楽を聴いたりするうちに、エリオはオリヴァーに恋心を抱く。やがてその思いは通じるが、夏の終わりが近づくにつれてオリヴァーが避暑地を去る日が近くなり……。

エリオのお父さんが古代ギリシャとかの考古学者・教授なんですね?(あやふや)
そういう時代の彫刻(男性像など)の写真を見るシーンが出てきますが、
ここで思い出したのは、当時は同性愛には寛容であったというところ。
特に知識人と言われる人たちの少年愛。
そんなことを思い出したのは、黒澤はゆまさんの『なぜ闘う男は少年が好きなのか』を、
読んだ記憶がよみがえってきたことにもよります。
また、ティモシー・シャラメが少年から大人になる微妙な年代を体現していて、
その相手となるオリヴァー役のアーミー・ハマーが正反対で体もがっちりしていて、
まさしく闘う男を連想させたのも大きいですかね…年上だし。

私が想像していた、17歳の男の子が大人の男性を意識して…っていうレベルを超えて、
もっと深くて複雑な愛を描いていました。。。
あれ?こんなにシーン満載なの???ってちょっと驚きました。
(シャラメくん、めちゃくちゃ体当たり演技じゃない???すごいわ…)
エリオ、見ているこっちが恥ずかしくなるくらい自分の感情のままに動く一方で
どうしようもないオリヴァーへの想いや同性を好きになることで悩む姿に対して、
オリヴァーは“大人”なんですよね…
エリオへの手紙にも書いてましたが、大人のふるまいができちゃうわけ…
めちゃめちゃエリオのことを好きなんだと思うけど、それを普段は表に出さず、
「実はあの時から好きだった~」とか、狡くないですか~~~?って私なんかは思ってしまう(;^ω^)
エリオを宥めて包み込んでしまえる、身を預けたくなるような安心感と同時に、
ずっと曖昧な関係を続けてきた女性と結婚できてしまう強かさも感じてしまうわけです。
それが“大人”と見てしまう自分がいました。
もちろん、同性愛に対する偏見や差別は今より大きい時代だったはずなので、
病気や異常者として見られないようカモフラージュだったとはわかっているのです。
はたまた、同性、異性問わず人を愛することのできる人間だったのかも。

もしかしたらエリオも女性と出会い恋に落ちて結婚することがあるかもしませんし、
素敵な男性と巡り合うこともあるかもしれません。
が、オリヴァーとの出会いは、彼にとっては本当に大きな大きな出来事だったんだろうと思うのです。
エンディングは切なくなりました。
時間が解決してくれるものなのかな?思い出して辛くならないかな?
ついついエリオに感情移入して観てしまいました。

オリヴァーが一体どんな考えを持っている人だったのか、
もう少し私に読解力があればよかったのかもしれませんが(笑)、
彼にとってもエリオが大切な人であってほしいと願わずにはいられませんでした。
じゃないとねぇ…さすがにねぇ…

ダラダラと書き綴ってきてしまいました。
アーミー・ハマー好きなんですけど、今回はあまり読めない感じの人でモヤモヤ。
肉体美(笑)はさすがです!
ティモシー・シャラメくんはほんっとに美しいね。素晴らしい魅力を持っています。
これから彼の出てくる作品はチェックしていこうと決めました☆

君の名前で僕を呼んで、深い意味を持っていますね~
どういうことだろう?と思っていたので、その点では映画を観て納得できたので良かったです。


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