ルールーのお気に入り

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MY FAVORITE MOVIE 2008

2009-01-06 23:59:17 | 恋する映画
「いまさら2008年を振り返る企画」第1弾♪♪

「映画編」


2008年、劇場で鑑賞したお気に入り映画のピックアップ♪


昨年はご存じの通り(え?夏に例のコトにハマってからとうもの、映画を観に行くこと自体、そしてその感想をブログにアップすることも激減してしまって、すっかり映画から遠のいていたように感じていたのですけど、数えてみたら相当ヘタレだった2007年の22本に比べれば全然多い40本鑑賞してました。
とはいえ、観たいと思っていたのに見逃した作品も多々あり・・・
今年はもう少しフットワーク軽くできればと思います。

ブログに記事をアップしてないと、どんな感想を持ったか、はたまた観たことすら忘れちゃってる映画もありそうなんですが、なんとか大丈夫そう。
内訳は、外国作品19本、邦画21本でした・・・



・・・ということで、本数もそんなに多くない上に非常に偏ったラインナップだしでベスト10も何もないって感じですが、“MY FAVORITE MOVIE 2008”は、今回も世間の評価とはほとんど関係なく全くのわたしの独断とかなりの偏見によってセレクト♪

基本的にはわたしにとっての「好きを基準にしつつ、記事をアップしてなくても忘れてないほど(笑)
「長く、深く、心をとらわれ、強く印象を残した映画」
ということでベスト10を選出しました。
というわけで、早速いきま~す♪





MY FAVORITE MOVIE 2008


第1位
『君のためなら千回でも』




昨年1位にあげた『鉄コン筋クリート』同様、
わたしの中のすごく深いところにヒットしてしまった作品。。


全世界で800万部というベストセラー小説、アメリカ在住のアフガニスタン人作家カーレド・ホッセイニ氏の書いた『君のためなら千回でも(原題:The Kite Runner)』の映画化。
あまりに心にヒットして、原作を読んだりサントラを聴いたり、しばらく浸ってしまった作品でした。


資産家の息子アミール(左)と、彼の家の使用人の息子ハッサン(右)。
身分の差は歴然としているのに、お互いに敬い思い合う親友同士の2人。
こうして彼らの笑顔を観るだけで、うるうるしてしまう・・・

原題の「The Kite Runner」は凧追いという意味で、凧(カイト)を揚げるアミールの後ろで糸を捲くハッサンが、他の凧と競って糸を切って落とした戦利品である相手の凧を追って走るのですが、そのとき「必ず拾ってきてね、頼んだぞ!」というアミールに向かって勝利を祝福しながら大声で叫ぶ
「君のためなら千回でも!」
このハッサンのセリフを、素晴らしい邦題を想い出すたびに胸が熱くなります。。


このあと、ある出来事をきっかけにアミールは保身のためにハッサンを裏切り、おりしもアフガンのソ連侵攻が始まってアメリカへ亡命するのですが、そこまでのアフガニスタンを舞台にしたアミールの少年時代を回想する前半部分が、とにかく秀逸。
特に子どもたちが冬の行事として楽しむ凧(カイト)揚げ合戦のくだりは圧巻!
その豊かで賑やかな1970年代の、“中央アジアの真珠”と呼ばれまだ平和だった頃のアフガニスタンはカブールの状況が、現代のアフガニスタンの混乱のイメージとは全く別の国のようで、驚愕し、同時に切なくなりました。

物語は後半、大人になったアミールが封印してきた過去を想い、償いの終わっていない罪を償いに、伝えたい思いを伝えるべく、タリバン政権下の危険なアフガニスタンへと旅立つことになるのですが、この後半の描き方が、前半子供時代に丁寧に描いてきた気持ちの機微のあまりの素晴らしさに比べ少し物足りなかったものの、人間、「犯してしまった罪を悔い改めるのに遅すぎる事はない」のだという普遍的なテーマの揺るぎないことを教えてくれる。

たしかに、遅すぎることもあるかもしれない。
でも過去の過ちから逃げずに正面から、素直にそして想像力を持って向き合えば、償える“何か”はきっとあると信じたい。

・・・心に浮かぶ言葉は尽きない。



第2位
『WALL・E / ウォーリー』


               


ピュアなロボットたちの健気な愛に、地球と人間のあるべき姿を呼び起される・・・
壮大なテーマを持ちつつ、でもただただ純粋な愛の物語。。

『ミラクル7号』を観た時もボロ泣きしてしまったけれど、わたしにとってナナちゃんウォーリーのような、いろんな不自由さを抱えていながら、ピュアで健気で献身的ないじらしい姿が一番胸にグッとくるツボなのかもしれません。

本来なら絶望的な孤独の中にいながら、自分だけの楽しみを見出して与えられた仕事を700年もの間忠実にこなしているウォーリーの健気な姿に、イヴに対する純粋かつ無償の愛に、終始感情移入しまくってポロポロ涙が溢れてしまった。。

たしかに前半の地球でのリアルでありながら幻想的なあまりに素晴らしいシーンに比べ、宇宙に飛び出してからのシーンは人間キャラの描写など、心に残る余韻は少なくなるかもしれない。
でも、あのシーンがあってこその2機?の絆だと思う。

お掃除ロボットもツボで、モー、とにかく大好きな映画になりました。
品格さえ感じられた壮大な作品。
何度でも観たい!



第3位
『ダークナイト』




映画の完成度の高さ・傑作度からいったら、わたし的にも2008年度のNo.1かもしれません。
・・・ジョーカーが次から次へと仕掛ける狂気の二者拓一のトラップが、あまりに邪悪かつ究極的で身震いしてしまった。。
ジョーカーを演じた故ヒース・レジャーの凄まじい演技にも息を呑むほど魅せられ、あらためて尊敬の念を感じ得ずにはいられませんでした。
心より哀悼の意を表します。



第4位
『ミラクル7号』




こちらも「ピュアで健気で献身的でいじらしい」シリーズ。(^^;;;
もう大好き!
ぬいぐるみにもハマりました。



第5位
『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』




正直好きな映画とは言えません。
でも、非常に観る意義のある映画だったことは間違いないと思います。
「総括」という言葉にはしばらくトラウマを抱えたし、鑑賞しながら身体が震え、観終わってしばらくしても胸の中に大きな石を呑み込んだような重苦しさを感じたままだったという、なんともヘビーな映画ではありました。
でも、幼い頃のぼんやりとした記憶の中に残る「あさま山荘立てこもり事件」の真実を垣間見れた気がするし、役者陣の壮絶な演技にも圧倒され、なによりも若松孝二監督の執念に脱帽した作品。。



第6位
『ノーカントリー』




異常な緊張を強いられ、観終わっても動揺したままだった。。
よくよく噛み砕いても「理解」の扉の前にすら立てないような、非常に哲学的なストーリーで、長らく後を引いた作品。
今思い出しても、ハビエル・バルデム演じるシガーがダラリと持った、高圧ボンベを引きずる音が不気味に耳をこだまする。。キャー
テキサスって、日本人には計り知れない恐ろしくも夥しい血の系譜があるような気がする・・・



第7位
『クライマーズ・ハイ』




わたしにとって、個人的な想い出、様々な思いにシンクロした作品。
仕事的にもリンクしているので、「チェック、ダブルチェック」は、いやすでに肝に銘じているけどさらに肝に銘じたいところ。
編集部内のあのうねるような空気感に、終始ドキドキしていました。
あんな風に常に熱く仕事できるのって羨ましい・・・



第8位
『クローバーフィールド/HAKAISHA』




J・J・エイブラムス制作によるアトラクション型パニックムービー。
緻密にセッティングされた中で、登場人物自身によるハンディカムで撮影したまるでドキュメンタリーのような主観的映像記録のスタイルが、わたし的には新鮮でした。
意味がわからないまま思わせぶりに進行し、チラリと垣間見える恐怖にどんどん惹きつけられたし、救助が現われ助かるかもと期待を抱かせつつことごとく裏切られる様は、まさしく本当にああいった状況に陥った時の実際の姿なのかもしれない。
過去と現在が交錯して最後にその意味があかされたときの、なんともいえない絶望感。。
世間の評価は賛否両論だったみたいけれど、インパクトの強さでいってもダントツでした。
わたし的には超楽しめた作品。



第9位
『ガチ☆ボーイ』




サエコ佐藤隆太にバスで告白するシーンには泣けた・・・
でも、「泣いて笑って感動して、最後は爽快な気分になれる」熱くてイイ映画でした。
自分がもしかしたらプロレス好きだったのかも?と気づいた作品でもあったというか。(^^;;;



第10位
『私は貝になりたい』




このあたりの順位になると正直曖昧で、でもわたしはこの作品を通してあらためて、「俳優・中居正弘」の凄味、不思議な存在感を気に入っていたのだ、ということに気づいたという点でランクイン。



絞り切れずに次点となったお気に入り映画たち

『青い鳥』
『アメリカン・ギャングスター』
『タカダワタル的ゼロ』
『チェブラーシカ(Чебурашка)』
『つぐない』
『テラビシアにかける橋』
『ネコナデ』
『闇の子供たち』





ということで、独断と偏見に満ちた“MY FAVORITE MOVIE 2008”でした~



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20 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ノラネコ)
2009-01-07 10:18:29
考えさせられる秀作の多い年でした。
わたしはこちらの一位を見逃しているのが残念ですが・・・
今年はどんな映画に出会えるのか、今から楽しみです。
今年もよろしくお願いします。
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Unknown (えい)
2009-01-07 10:20:35
おはようございます。

バラエティに富んだベストですね。
日本映画がたくさん入っているのがうれしいです。
しかし、ここにチャウ・シンチーが出てくるあたり、かなり通。
『ミラクル7号』かわいかったですよね。
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ルールーさん、おはよう~ (mig)
2009-01-07 10:51:29
わーい、「ミラクル7号」入ってて嬉しー

わたしもDVD買ってから観直したんだけど
やっぱり良くって、ベスト10ギリギリかなぁって最初は思ってたものの
上の方になっちゃった♪

「君のためなら千回でも」が1位なんだ~、
わたし劇場行きそびれちゃったの、、、、DVDで観てみますね☆

そういえば「クライマーズハイ」も見逃してたんだった~、
今年も沢山いい映画観られます様に
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ノラネコさん♪ (ルールー)
2009-01-07 19:27:01
こちらこそ今年もどうぞよろしくお願いいたしますっ!
見逃した良作があまりに多いのに、ノラネコさんとはわりと被っていたのが嬉しかったです!
「君のためなら千回でも」は、全てが完璧なわけではないんですが、でも心に来る人はグッとくると思われます。
今年も昨年のような秀作揃いだといいですね。

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えいさん♪ (ルールー)
2009-01-07 19:32:04
コメントありがとうございます♪
こちらこそ今年もよろしくお願いいたします♪♪

それで、そーなんです、われながらバラエティーに富み過ぎであっちこっちいってる感じが恥ずかしいです。(^^;;;
昨年はなぜか邦画にばかり心が向きました。
どっちか1本みたいな時は、邦画の方を選んでいた気がします。
でもベストに入ってくるのは外国作品の方が多いんですよねー
インパクトが強いんですかね?
「ミラクル~」は相当好きになった映画でした。
ぬいぐるみも超かわいかったし。(^^;;;
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migさん♪ (ルールー)
2009-01-07 20:39:27
こんばんはー
やっぱりね、ナナちゃんがウチにいるし、これは外せませんでした。
あ、もちろん映画も大好きだし。

わたしこそ見逃した良作がてんこ盛りで、行こうと思っていたのに腰が重くて行かなかった作品などは特に、愕然としてますわ。
今年もいっぱいイイ映画観れるといいですねー
今年もよろしくね
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こんばんは (なな)
2009-01-07 20:41:12
おお,ベスト10で被ってるのは
たしかに「君のためなら」と「ダークナイト」だけですが
他にも私の好きな作品がたくさん入ってます~
「クライマーズハイ」とか「貝になりたい」とか。
「ノーカントリー」も傑作でしたね・・・好きとは言い難いけど。
本数は少なくても,中身のあるいい作品ばかり観ておられますね~
今年もいい作品にお互い出会いたいものですね!

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ななさん♪ (ルールー)
2009-01-07 20:49:40
こんばんはー
いや、ホントにいつもながら本数少なめです。
でも、ななさんも好きな作品が多いというのは嬉しい限りです。
特に「君のためなら~」がななさんとこでも入っていたのを見た時は、めちゃくちゃ嬉しかったですわ。

今年もホント心に残る素敵な作品がたくさんあるといいですねー
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ありがとう! (きらら)
2009-01-07 21:52:45
ルールーさん、去年もいろいろとありがとうございました
そして今日もありがとうございました
お誘いとてもうれしかったです☆(でも残念~

今年もどおぞ、仲良くしてやってください

で、ルールーさんの映画記事!
なんだか久しぶりに観れてとてもうれしい☆
だって、とても読み応えがあってなんだか説得力もあって~ワタシの記事が恥ずかしくなってしまうほど☆

今年もいい映画にいっぱい出会えますように♪
そしてルールーさんが映画記事書きますようにわは。

B'zは今年はライブがなんだかなさそうな気がします
嵐はどうかなー?相葉ちゃんの舞台レポも楽しみ
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こんにちは~♪ (ミチ)
2009-01-07 22:24:30
まずは
>相当ヘタレだった2007年の22本に比べれば全然多い40本鑑賞してました
ココにドヒャ~っと笑ってしまいました。
かなり鑑賞しているじゃないのぉ~~

私がルールーさんの映画レビューを読ませていただいた限りは、「実録・連合赤軍」と「ミラクル7号」と「クライマーズ・ハイ」は必ずランクインするだろうな~と思ってたの。
感想もすっごく熱が入っていましたよね~

で、一位の「君のためなら~」はこちらでは見公開
ぜひDVDをチェックしてみたいわ!

ということで、また嵐情報などチェックさせていただく事もあるかもしれませんし、今年もまたヨロシクお付き合いをお願いいたしまーす
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