今日もアレコレありまして

あれとかこれとか

ペースメーカーとの日々 Season2 ~5~

2024-01-02 12:05:21 | ペースメーカーな日々
救急車に揺られて約1時間。

毎回思うんですが、救急車乗り心地悪いですー
せめて道路のガタガタしたヤツが響かない様にして頂けないだろうか。

救急車から病院に移るとき、見上げた空は霞がかった青。

『東京には、空がないという
 ほんとの空が見たいという

季節は違えど、智恵子さんの言葉はなんとなく分かる。

私が知っている空の色はこれではない。

このアングルで見ることは無いだろうなぁ、としみじみ。


そのまま緊急の処置室(?)でアレコレと処置が始まりました。

まずは着替え。
パジャマから病院着に。
おむつは継続💧

ストレッチャーのままレントゲン検査をし、採血、心電図。

入院手続きを済ませた旦那様が戻ってきました。
預かった書類を担当医師に渡し、そのまま待機。

しばらくして、ベッドが運ばれてきました。
ストレッチャーから移動し、ここで旦那様とはお別れ。

ハイケアユニット、と言う場所に落ち着き、荷物の確認。
起き上がってダメなので、1つずつ看護師さんと目視確認です。

そこで、担当医師とご対面。
うーん?

良く分からない…

様子を見ていきましょう。と言われました。
まぁ、この病院には私のデータは無いだろうからなぁ

しばらく絶対安静と言われました…

しばらくって、ナニ?
手術するってことじゃなかったの?

中途半端な説明に張り詰めていた何かが壊れました。




ペースメーカーとの日々 Season2 ~4~

2023-12-31 07:13:42 | ペースメーカーな日々
転院の話が出た夜。 
作業スペースが近くにあるようで、O先生と看護婦さんの声が聞こえます。

夜なのに、まだ仕事してるのか…。

なんてぼんやり思いながら寝ました。


翌朝。

看護師S「おはようございまーす。体温血圧測りますよー」

専属となりかけてる看護師Sさん。会話も楽しいです。

看護師S「転院予定なんですよねぇ。さすがに昨日の今日では無いと思いますけど」

つき「K病院ってどんなとこですか?立地とか」

看護師S「駅からスキップで行けますよ。通うにはかなり近いから」

看護師H「あと、カレー屋さんありますよね」

看護師S「エスニックなカレー屋さんなんですけどね。本格的なカレーの辛さが嫌いでなければ」

通院した時に、1回ぐらいは食べようかな?と計画。


食欲が無いまま朝ごはんを食べ、ぼーっとしていた時。

O先生「つきさん、おはようございます。様子どうですか?」

つき「おはようございます。現状維持です」

O先生「苦しかったり意識飛んだりは無い?」

つき「無いです✨」

O先生「転院の件ですけどね、昨日連絡したからもう一回聞いてみますね。今日の午後ぐらいになるかなー?と思います」

つき「午後ですね?分かりました」

O先生が行った後、看護師Sさんが体を拭きに来てくれました。

つき「転院午後らしいですよ」

看護師S「そんなに早く?さすがに明日じゃないですか?」

つき「さっきO先生が…」

看護師S「昨日の今日でどうだろう」

つき「O先生なら、やるかなー、って」

看護師S「…O先生なら、やりそうですね」

なんて話をした直後。

O先生「準備出来たら来て良いって事だったので転院します」

まだ午前中ですが?!

さすがO先生。仕事の早い男…

そこから持って行くモノの確認とか着替えとかバババババッと物事が進みます。
準備万端の状態で待機。

転院って何で移動するんだろう?

なんて思っていたら救急隊員の方登場。

もしかして救急車で移動?

看護師さんと打ち合わせを終えて、ストレッチャーに移動。
そこには荷物を持った旦那様が居ました。

頑張ってー!!との声援を受け、救急車に移動。

救急隊員と旦那様と…医師が一人。

うん?お医者さん?

移動中に何かあった時の為、とのこと。
そうよね。何も無い保証は無いもんねぇ。

救急車のサイレンを聞きながら、K病院を目指します。


ペースメーカーとの日々 Season2 ~3~

2023-12-27 16:39:33 | ペースメーカーな日々
入院2日目。

点滴は相変わらず2つでベッド上軟禁生活続行中。
因みにこのベッドは乗ったら体重が分かっちゃう優れもの。

トイレ(大)だけは自力で行きたいんです!

と切々と訴えた所、車椅子で移動し、自力排泄を許可されました。
まだちょっと…下の世話をされるのには抵抗があるんですよ…

貴重な経験だと自分に言い聞かせ、温水で洗われてる現状に遠い目になっちゃうんです。

お世話の仕方を身をもって体験したと思おう。


食欲も沸かず、ごはんを8割完食してうとうとしていた所。

看護師S「面会でーす」

つき「あ、説明あるんでしたっけ?」

看護師S「そうそう。旦那さんと息子さん2人ですよ🎵」

つき「(゜o゜;)」

看護師S「車椅子に移れますか?」

つき「あ、はい大丈夫です…。息子ですか?(信じられない)」

看護師S「旦那さんと息子さんですよー。息子さんイケメンじゃないですか~」

つき「そうなんですよー(なんでそうが来たんだろう?)」


前回の手術説明を受けた部屋で感動の再会。

O先生は先に座って待っていてくれました。

O先生「では、今回のつきさんの件なんですけど、心室頻拍というものではないかと思われます」

シンシツヒンパク?とはなんぞや?

私の心臓は元々脈が遅く、心臓も弱っていたためにペースメーカーを入れました(前回)。

今回、ペースメーカーの記録を見ると最近1分間に220を叩き出していることが発覚。
その回数は私が倒れた回数と同じ。

1分間に220という脈は1秒間に4回収縮する計算で、頑張って収縮しようとしても出来ずに止まってしまう状態、らしい。
そうすると脳まで血液が行かず酸素が供給されなくなるので倒れることになった。
その後無事に意識も戻って普通に生活できていたので良かったが…

O先生「ホントによく無事で病院まで来てくれました!」

…褒められた✨

後で旦那様に「それは違う」と言われました。


今回は職場で倒れたこと→人目があった

上司がタクシーに乗せたこと→結構緊急だった

つきが直接病院に電話してちゃんと説明が出来たこと(食い下がったとも)→O先生まで電話してなかったら後手後手になっていたかもしれない

更に待合室で倒れたこと→近くにO先生が居た

以上の点でラッキーだったと言われました。

O先生「それで、つきさんのペースメーカーでは心室頻拍に対応していません。アップグレードが必要です」

アップグレード?

O先生「その手術は、ウチでは出来ないので転院になります」

つき「転院しないとダメですか?」

O先生「ダメだね。かなり緊急に」

旦那様「前回の手術では脈が遅いから、と言うことでしたが、今回の脈が多いのはペースメーカー入れててもなるんですか?」

O先生「前回入院した時の検査期間では全くその兆候が無かったんです。なので、脈が遅いから止まりかけているんだな、と判断しました。お母さんがペースメーカーを入れている、という事実に引っ張られてしまって先天性とお伝えしましたが、今回は心室頻拍です」

つき「私は、脈が遅いし、脈が速かったということですか?」

O先生「そうですね。ペースメーカー入れて薬も飲んでいるのに倒れるのはあり得ない。今まで隠れていたモノが出てきたと言えます」


原因不明の原因発見!
しかし、これから先が大変になるなんて…

ホントにお気楽に考えていました。



ペースメーカーとの日々 Season2 ~2~

2023-12-26 17:20:44 | ペースメーカーな日々
ハイケアユニットなる部屋で至れり尽くせりな状態の私。

ペースメーカー技師(と思われる)がペースメーカーの記録を読み取っていました。

自分で起き上がることはダメ
必ずベッドに頭が着く状態で、とのこと。

排泄の為のトイレ移動もダメ
大の時はベッド上で排便器を使用。
尿道に管を入れられて量も計測されてます。
…つまりはおむつ装着。

腕には点滴が2本。
心電図のコードがくっつき、枕元にはドラマで見るようなモニター。

あー、線が真っ直ぐになったら「ご臨終です」のヤツだー

前回は無かったぞ?


旦那様も呼ばれて緊急入院の説明をされた様子。

とにかく安静に!

と周りに口を酸っぱくするほど言われました。
翌日入院グッズを持って面会に来た旦那様と共に主治医の話を聞くことになりました。

また原因不明って言われちゃうのかな?
薬増えるのかな?

調べようにもスマホ厳禁🈲なので旦那様に預けてしまいました。

明日になったら退院日分かるかな?

と、思いました。






ペースメーカーとの日々 Season2 ~1~

2023-12-25 21:33:14 | ペースメーカーな日々
9月から新たに薬を飲み始めました。
これで今までの症状もなんとかなるでしょう!

と、思っていました。

しかし。

12月になり、ふらっとする事が増えました。

低血糖症かな?ラムネ用意しとこう

そんな状態だった私。


ある日、椅子に座っていたにも関わらず転げ落ちるように倒れました。

しばらく意識は無かったそうです。

上司の判断により、タクシーで病院へ。
(意識がはっきり戻ってきたので救急車は呼べない、と判断)

その後、病院の待合室で再び倒れた私。

気が付けば主治医に抱きかかえられている状態でした。
ぼんやりとした状態でストレッチャーに乗せられ緊急入院。


そのままハイケアユニットという場所へ連れて行かれました。

すぐ帰れるだろうと、のんきに思っていたのです。

この時は。