ペットボトルの謎

釜山国際映画祭も、もう1カ月近く前のこととなりました。
それでも、次の登場がいつのことか、先の見えない今は、釜山の動画が一番新鮮なので、じっくり楽しんでいます。
海辺でのオープントークで、謎が一つ。
ステージには、丸いテーブルが置かれ、その上に色鮮やかなビタミンウォーターと水のペットボトルが用意されていました。
トーク開始時のテーブル↑と、終了間近のテーブル↓。どこか違うと思いませんか。

そうなんです。水のペットボトルが1本から2本に増えているんです。飲んで減るならわかるけど・・・。
この増えた1本は、トーク中にスタッフさんが運んできたものではありません。
どこにあったかというと、↓金城さんの足元。テーブルから遠い司会者と通訳さんの足元にも置いてありますね。

この足元のペットボトルが気になったらしい金城さん。

さりげなくかがんで手に取り、

几帳面に、1本目のペットボトルの横に並べました。

これで、テーブルの上の水のペットボトルは2本になりました。
足元に飲み物が置いてあるというのは、どうも落ち着かない。これって、畳の生活をする日本人独特の感覚なのかもしれません。
正座している場合は、畳の上にお茶やお菓子を置いてもかまわないけれど、椅子に座ると、もはや床は食べ物、飲み物を置く場所ではないという感覚。
欧米の友人たちは、手近にテーブルがないと、マグカップでもグラスでも、ごく自然に、自分が座っている椅子の足元に置きます。紙コップならまだしも、いくら洗うとはいえ、カップやグラスが床にあるのは、どうにもなじめない光景です。
足元のペットボトルをテーブルに置いた金城さんを見ていて、そんなことが頭に浮かびました。

この後、このペットボトルがどうなったかというと・・・
トーク終了。ゲストが立ちあがったとたん、撤収開始。その勢いに、金城さんも目を奪われています。

あっという間に、椅子もテーブルもステージ上から消えました。

この急ぎようはなぜ？と思っていたら、即、フォトコールが始まりました。
手際がいいですね。
ということは、次のトークが始まる前には、再び、あの飲み物たちが、ささっと登場するんでしょうかね～。