探し物は・・・

何かを探して見つからない時、悲しくなるけれど
探すものがあるって、それだけで、すてきなこと 

言葉とアクション

2012年11月07日 | ちょっと気になることなど

『捜査官X』DVDのインタビューで、アクション指導の谷垣さんが、"言葉とアクション"について、とても面白いことを言っておられます。
北京語が流れるようにゆったりと聞こえるのに対して、広東語は音の切れ目がはっきりしていて、角ばった感じ。
カンフーアクションも同じで、北の流れるようなふわりとした動きに対して、南はカクカクとしたメリハリのある素早い動きなんだそうです。
DVDでは、谷垣さんが実際に動きを見せてくださって、とても説得力があります

言語のリズムと、体の動きに、結びつきがあるというのは、いろいろな場で実感します。
日本語のリズムは、農作業の時の足の運びに合った2拍まとまりで、それがもう一つ大きな塊となった四拍子だという説があります。
これに対して英語などは、乗馬のリズム=三拍子だとか。
この言葉のリズムを意識できたら、外国語が上達しそう

話すということも、アクションの一つですから、それが他の体の動きと連動しているというのは、自然なことですね。
話しているときの、頭の動きも、言語によって違うな~と思います。
日本語を話すとき、私たちの頭は縦(上下)に動きませんか。
でも英語話者を見ると、頭は縦じゃなくて横(左右)に動いています。
インドの人と話しているときには、頭がなんだかゆらゆらと揺らいでいるようで、とてもまねできない動きでした。

そういえば、多くの文化では「はい」のときはうなずき、「いいえ」のときには首を横に振ると思うのですが、インドでは逆だと聞いたことがあります。

本当に逆?と、実際に質問してみたところ、そのインドの友人は「そんなことないですよ。」と一蹴。
でも、「はい」と言う時には、首がゆらゆらと左右に揺れていて・・・
どうやら、本人には、揺れているのと振るのとは、違うようでした。
あ、ちょっと話がずれました。

とにかく、言葉のリズムとアクションの関係を語る谷垣さんの説に、おおいに納得したのでした


 


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