釜山国際映画祭のオープントークでは、トークが終了し、ゲストが立ちあがったとたん、ステージ上のテーブルも椅子も早業で撤収。
そのまま、ステージ中央で写真撮影が始まります。
はい、正面
はい、右 はい、左・・・はい、下？？？
3人とも、ステージ下の近距離から狙うカメラを覗き込むように下を向いています。
今度は、ステージ奥にカメラマンが集まり始めました。
で、なんと、観客を背にした写真撮影開始
。
なんとも不思議な光景です。きっと出来上がった写真は、後ろに大勢の観客が見えて、盛り上がった雰囲気の感じられる1枚になったのでしょうね。
でも、撮ってるときは、やっぱり、変な感じ。
ここでも、足元にしゃがんで狙っているカメラが数台あって、またまた、下へ視線を向けなくてはなりません。
こんな間近で、下からカメラを向けられるのって、どんな気分でしょうね。以前、鏡をテーブルに置いて、それを覗き込んだ顔が、年老いたときの顔だと聞いたことがあります。ハリのなくなった肌は、重力に逆らえない。う～、恐ろしい。こんな角度からカメラを向けられるのは御免蒙りたいです。
撮影が終わると、三者三様。
司会者と握手を交わす監督、深々とお辞儀をするタン・ウェイさんを残し、にこやかに、躊躇なく、足早に・・・
あっという間にカメラのフレームから消え、
二人がステージを降りるころには、すでに影も形もなく
。
ほんと、引き際が潔いというか、逃げ足が速いというか
。
