探し物は・・・

何かを探して見つからない時、悲しくなるけれど
探すものがあるって、それだけで、すてきなこと 

絵本も

2008年11月11日 | My favorite books

先日、友人から絵本の贈り物が届きました。
ジミーさんファンの友人ですが、今度の贈り物は、日本の絵本「つみきのいえ」。「最近のお気に入りです」というメッセージを読みながら、手にとって表紙をよく見ると、そこには見覚えのあるお名前が。『リターナー』の脚本担当だった平田研也さんです。
あわてて最後のページを見ると、絵の加藤久仁生さんもROBOT所属。ROBOTと言えば、映画だけでなくゲームもアニメも製作していることは知っていましたが、絵本も!とびっくりしました。
さらに、DVDの広告チラシが入っていたのですが、順番から言うと、まずアニメーション作品があり、それが絵本にリメイクされ、新たにナレーションを入れたアニメのDVDが発売されたということのようです。絵本からアニメという流れのほうがなじみがありますが、この作品は、まずアニメーションとして作られたものだったのですね。なるほどROBOTさんだと、納得。
いつもスタッフブログのページにばかりお邪魔しているので、気付かなかったのですが、トップページを開くと、ちゃんと、この作品の
紹介が出てきました。
アニメーションの部門では最も権威のあるとされるアヌシー国際アニメーション映画祭でのグランプリ受賞をはじめ、数々の映画祭で賞に輝いています。
今年の8月、姫路で開催された"ひめじ国際短編映画祭"でも、
特集が組まれていたんですね。この映画祭では『SweetRain死神の精度』がスペシャルプログラムとして上映され、筧監督のトークショーもあるということで、興味を持った武迷さんも多いはず。『リターナー』のロケといい、映画祭といい、姫路にはいろいろご縁のあるROBOTさんです。

柔らかいクリーム色が基調の絵本は、一人暮らしのおじいさんが主人公。おじいさんの住む町では、海面がどんどん上がってきてしまうので、家が水の中に沈んでしまいます。ですから、人々は、沈んだ家の上に新しい家を作って暮らしているのです。これが「つみきのいえ」。
ある年のこと、また、家が水の中に沈み始め、おじいさんは新しい家を作らなければならなくなります。町の人々の多くは、こんな大変な暮らしを嫌がって、引っ越してしまったのですが、おじいさんはこの家を離れません。そのわけは・・・

物語には、びっくりするようなことは何一つ出てきません。ページをめくる前に、次はこんなふうな情景が描かれているんじゃないかなと頭に浮かんできます。そして、ページをめくると、頭に浮かんだものよりずっとすてきな絵が、そこにはあるのです。
アニメーションからのリメイクという絵本。おじいさんはどんなふうに動くのかなと、アニメも見てみたくなりました。
こちらのサイトには、絵本の数ページが覗けるコーナーがあります。


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