
"ゼロ号試写"・・・この言葉を初めて目にしたのは、『リターナー』の写真集にある山崎監督と金城さんの対談の中でした。ゼロ号試写を見たときの金城さんの反応にスタッフが大喜びしたという話。それで、その映画にかかわった人が見るものなんだなとうっすら理解していました。
ゼロ号とくると、じゃ、1号、2号と続いていくの?私たち観客が見る試写会は一体何号目?と気になってきます。映画業界に関わる方々が詳しく書いてくださっていました。あちこちの情報をまとめてみると・・・
ゼロ号試写は、その映画の現場にいた人たち(監督はじめスタッフ、キャスト)が見るもの。まだ色補正やいろいろな処理をしていないプリントの試写です。これをみて、細かい補正をするのだそうです。
次の段階が、初号試写(=1号)。これは、ゼロ号試写を見た人に加えて、出資関係の人も一緒にみます。つまり、この段階でやっと映画の完成品が登場するわけですね。
そして、今度はマスコミ向けに、完成披露試写会が行われます。このあたりから、TVや雑誌で取り上げられて、私たちも断片というか雰囲気というか、少しずつ目にすることができますね。出演者の舞台挨拶もあるそうです。
まだあるんですよ。この数ヶ月後に、映画関係のマスコミ向け試写会。これを見て書かれた記事が、新聞や雑誌の映画紹介、宣伝になるんですね。
そして、やっと、一般試写会。私たちが初めてスクリーンで見られるチャンスです。この一般試写会も、1回じゃないですよね。いろいろな所で、数回あるということを知ったのも、金城さんの映画の情報を完成前から追いかけるようになってからのことです。
映画を作るというのは、ほんとうに時間とお金と手間がかかるんですね。夢がなければやっていけません。私など、金城さんの関わる部分ばかり見ていますが、実はキャストが携わっているのは、ほんとうに少しの部分かもしれません。あとは、表からは見えない裏方さんたちが、支えているんですね。
私たちが見ることのできる一般試写会。さて、いつになるのでしょう。楽しみ、楽しみ。
p.s.もしかしたら、金城さんは今年のお誕生日、日本でゼロ号試写を見ながら過ごしたのかもしれませんね。
ふと、思ったのですが、「死神の精度」は撮影から0号試写までが速かった?ですよね。
筧監督、お仕事が速い!!!と、感心してしまいます。
それとも、このくらいの期間が普通なんでしょうか?
(「傷城」も9月クランクアップで12月公開なんだから、凄いスピーディですね。)
ピーター監督の「投名状」はアフレコやら、音楽をあわせるのやら・・が
「死神の精度」と同じ時期に話題でしたよね?
クランクアップは随分早かったのに。
大作でしかもCG処理も多そうな「投名状」は作業も多かったのだろう・・・と想像します。。
そそ、今日TVであってたジャッキーさん、ユン・ピョウさん、サモハンさん出演の映画で
最後のクルーのクレジットでピーター監督のお名前を発見してびっくり!
20年以上昔の映画だと思うのですが、こんな風に、ピーター監督も経験を積んでこられたんだな・・と、
金城さんとおすぎさんの対談の話を思い出してました。
話がずれましたが、「死神さん」と「三男クン」、
金城さんはどちらを先に観る事になったのか?
ちょっと知りたいです
撮影終了から完成まで、具体的にはどんなふうに作業が進むんでしょうね。
最近は、スタッフさんたちもブログをお持ちの方が多く、いろいろ情報がもらえてうれしいです。
ポストプロダクションについても、そのうちわかってくるかも。
香港ではアフレコが基本だと聞いたことがあります。
ただ、今もそうなのかはわかりませんが。
国によって、監督によって、ずいぶん違うんでしょうね。
予算にもよるだろうし。
>ジャッキーさん、ユン・ピョウさん、サモハンさん出演の映画で
ピーター・チャン監督の名前を発見したみのりさんもすごいけど、20年変わらずアクションの最前線で活躍しているこのお三方もすごいですね。