探し物は・・・

何かを探して見つからない時、悲しくなるけれど
探すものがあるって、それだけで、すてきなこと 

5本のピアノ線に吊られて

2009年07月16日 | CM T.K.

JavaTeaレッドのCMは、テレビで流れる前に、ワイドショーやスポーツ紙がその撮影風景を紹介していましたね。5本のピアノ線に吊られた金城さんが、ブルースクリーンの前を横切っていく映像を見たとき、うわ~、腹筋と背筋が大変!と思いました。だって、垂直に飛ぶときは、胴体部分をしっかり支えているでしょうが、水平となると、ピアノ線は点しか吊っていないように見えます。その点と点を水平に保つのは、金城さんの筋力しかないわけで・・・

ワイヤーワークは、香港映画の十八番のように思っていましたが、実は、日本の方が伝統があるそうなんです。ウルトラマンなどを手掛けた円谷プロの特撮技術を指してのことです。確かに、金城さんが飛んでいる姿を見て、ウルトラマンだ!と思った人も多かったのでは?

慣れない人が宙釣りされると、及び腰になって、スーパーマンのように胸をそらせたポーズをとり続けることができないと、プロもその難しさを認めています。
なのに、長さ30mのブルースクリーンの前を20回も飛んだなんて、本当に重労働です。当の金城さんは鼻歌を歌いながらこなしていたという記事を読んで、すごいなあと感心しました。体を鍛えていることももちろんですが、大変なことも楽しんじゃう、その余裕に。

先日ご紹介した「バックステージヒーローズ」には、ワイヤーワーク担当の方のインタビューもありました。吊るのは、人だけじゃなくて、軽い物はナイフから、重い物はバイク、自動車まで。飛ばす距離だって、いろいろです。谷にワイヤーを張って人を飛ばせ!なんて注文もあったそうです。
そういえば、『LOVERS』のメイキングで、チャン・ツィイーさんが踊りながら抜き取り投げつけた刀を、アンディーさんが、のけぞってよけるシーンでも、両側でワイヤーを操って刀を飛ばしているスタッフが見えました。タイミングを間違えたら大変ですね。

刀なら軽いので人が操るのもわかるのですが、人が飛び上がるシーンでも、数人のスタッフが掛け声とともにワイヤー引っ張っていることがありますね。そういうメイキングシーンを見るまでは、てっきり、機械でウィーンと巻き上げているんだろうと考えていたのですが、まさか人の力で引き上げているとは。
もちろんシーンによっては、機械を使うこともあるのでしょう。人では一気に引っ張ることのできる長さに限りがありますし。でも、人力というのは、微妙な加減ができるという点で機械に勝るものなのでしょうね。


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3 コメント

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人力 (みのり)
2009-07-16 08:05:14
ゆきんこさん、おはようございます。
ワイヤーを引っ張る「人力」の力加減・・って事で、
昨年の金城さんゲスト時の「笑ってこらえて」での「さんまさん」発言を思い出しました。
本番で、スタッフさんの力加減も又微妙に異なる事もあるんでしょうね。
それにしても、何気なく見ていたメイキングシーンですが、
「金城さんの腹筋と背筋」「身体を鍛えている」・・って、本当にそうですね。
気づかせない見えない努力(本人は努力って言われるのは嫌かな?)、
金城さんのブラックボックスは色んな物が隠れてますね。
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車も引っ張る! (次郎藍天)
2009-07-16 09:12:47
みのりさん、ゆきんこさん、おはようございます。
そういえばD505iのCM、「よ・こ・ど・り」の時も、車を横にザザァッと引っ張っていましたね。たぶんあれもワイヤー?
すごいですね~、まさかあれ、都心の本当の道路の上で?
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引っ張る (ゆきんこ)
2009-07-17 05:38:44
みのりさん

>本番で、スタッフさんの力加減も又微妙に異なる事もあるんでしょうね。
スタッフさんも相当な筋力、体力が必要とされますね。
飛ぶ距離、飛ぶスピード、毎回微妙に変わりそうです。
しかも、何度もリハーサルをしていざ本番となった時には、慣れたというより疲れたという状態かも。
本番が一番怖い?

次郎藍天さん

そういえば、D505iのCMロケ地も見に行こうと思っていたのでした。
丸の内というお話でしたよね。
もう一度CMをよく見てみなくちゃ。

カースタントの技術もすごいものがありますから、ワイヤー要らずだったりして。
でも、丸の内のオフィス街で、数人のスタッフさんが、「せ~の」と車を引っ張っている姿を想像するのも楽しいです。
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