きのう、テレビを見ていたら、『K-20』の音楽が何度も使われていました。日本史の教科書が変わるというような内容の番組でしたが、どうしても頭の中にはパルクールのシーンが浮かんできます。『LOVERS』や『レッドクリフ』の音楽もあちこちで耳にしますが、イメージ的には、合っているなと思う場面が多いです。でも、きのうのは、どうにも違和感が。きっと作品を知らない人には、すんなり受け止められるんでしょうね。ランキングのファンファーレ的な使われ方でしたし。
JavaTeaのCMで流れるのは、ドビュッシーの「夢想」。
このCMは、まず赤いスーツ姿のポスターを見て、次にダークスーツにネクタイ姿で空を飛ぶシーン撮影中の画像を見て、最後にCM本編を見てという順番で接しました。
赤いスーツ、空飛ぶサラリーマンだけを見ていたときには、CMで流れる音楽はきっと、元気ではつらつとしたイメージの曲なんだろうと想像していたんです。
金城さんも撮影中に「アトム」の鼻歌を歌っていたそうですね。わかるような気がします。
ところが、実際のCMでは、ゆったりと幻想的でシンプルなピアノの旋律が流れます。
意表を突く組み合わせ。
画面に映るスピード感あふれる映像と、ゆったりしたピアノの旋律。
不思議な取り合わせですが、だからこそ、最後の「そんなことないっす」に行きつくのかなと、
"夢想"というタイトルを意識するなら、「壁にぶち当たる自分ではなく、壁をぶち抜く自分を"夢想"しながら、がんばってます」ってことでしょうか。