金城さんの新CMがたくさんテレビで流れ出して、うれしい限りです。
新CM記念第2段、ポカリスエット、目ざまし編。97年のものだそうです。以前、ご紹介したシャワー編とよく似たテイスト。
目覚まし時計が鳴りだしてから、それを止めるまでの2分間の物語です。
キッチンでおいしそうにゴクゴク。
そこへ目覚まし時計のベルの音が。
思わず横目で音のする方向をにらんでます(「なんだよ、もう~」って感じ)
時計の針は7時2分(7時ジャストでないところがなんとも)。
飲みながら、音のするほうへ廊下を通って。
この廊下がすてきでしょう?シンプルな額に入ったセピア色の絵が、両側の壁に沿って、床に直置きしてあります。大判の本(画集?それとも写真集?)も積み重ねてあって。
これだけごちゃごちゃ置いてあっても、真っ白な壁に色が統一された額だから、スッキリ見えます。何気ないようでしっかり計算された空間演出に、ほれぼれ。
床に置いてあるってことは、時に蹴とばしちゃうこともあるわけで・・・でも、そんなことは気にしない、気にしない。
ドアをバーンとあけると、そこは寝室。目ざましが威勢よく鳴っています。
ベッドに上がって、目ざましに手を伸ばし、やっとストップ。時刻は7時5分。
部屋のカーテンを勢いよくあけると、今日もいいお天気。
おや、右手のほうにボウリングのピンが1本。面白いコレクションですね。
窓から入る朝の光の中で、ゴクゴク。
飲み終わって、う~んと伸びをして、
はぁ、目が覚めた。おはよう!
廊下に置かれた額の数々、寝室の壁一面にも本棚があって、いろいろなサイズの本が無造作に置かれています。この部屋に住む彼は、いったいどんな毎日を送っているんでしょう。
絵を描くんだろうか、写真を撮るんだろうか、そして今日は7時に起きて何をするのかな。
1日24時間の中のたった2分という設定で、主人公の生活についていろいろ想像させるこのCM、物語があって好きです。
なぜか、『ニューヨーク・デイドリーム』を思い出すんですが。