さっきまで、テレビでジミーさんを取り上げた番組を見ていました。10分という短い時間でしたが、充実した内容で、大満足。
これは、月から地球を見た映像。暗い空間にすこしずつ姿を現す地球を見て、ジミーさんは「まるで宝石のよう!」と表現していましたが、光を反射してきらきらする宝石じゃなくて、内側から青く光っているような神秘的な輝き。地球が青いということは頭ではわかっていても、普段の生活の中でそんなふうに感じることはありません。あまりに近すぎて見えないものって、きっとたくさんあるんでしょうね。
ジミーさんは、この映像を見て一気に描き始め、3日後にひとつの作品が完成しました。タイトルは「赤ちゃん、泣かないで」。
泣いている赤ちゃんは、地球。月が眠りにつくと、代わりに空に浮かぶ赤ちゃんの地球。その子が泣いているのを見て、自分も目に涙を浮かべながら、赤いドラゴンが駆けつけます。「守ってあげるよ、だからもう泣かないで」。
ドラゴンにまあるく包まれて、泣きやみ、すやすやと眠る赤ちゃん地球。
この絵、いいな~。見ていると、こんがらがった心がほどけていくみたい。このところ、なんだかバタバタとあがいているうちに1日が過ぎているなと、自分の毎日の余裕のなさに気付いてはいましたが、この絵を見て、ちょっと深呼吸したような気分になれました。
13枚で完成のつもりだったジミーさんが、最後に書き加えた1枚がこちら。地球とドラゴンの姿が、誰かの瞳の中に映っています。誰の目なのかは、見る人の心にお任せだそうです。
「地球は赤ちゃんと同じ。傷ついていたら助けてあげなくちゃと思うでしょう?」というジミーさんのメッセージ。
テレビの画面を通して見ることができたけれど、やっぱり、絵本の形になったものを手にしてみたいです。その夢はかなうかな。
きのうは離れた場所でですが、同じ時同じことをしていたんですね。
>子供の頃、夜道を歩いているとお月様がついてくると思ったものです。
振り返り振り返り歩く子供のフェイさんが目に浮かびます。
今日はいいお天気だ、日が照って暑いなどと、お日様の存在は誰もが気にしていますが、月のことはときに忘れがち。
私なんて、何日も見なくても気にも留めていなかったりします。
きのうは、久しぶりに夜空の月を探してしまいました。
ジミーさんの絵本には月が出てくることが多いので
そこをとりあげるのかと思いきや、月から見た地球
という視点、ジミーさんが実際に描いているところ
も見られて大満足です。
闘病中の月とのエピソードも興味ぶかかったです。
月につらい気持ちをぶつけていたのですね。
子供の頃、夜道を歩いているとお月様がついてくると
思ったものです。お日様と違って自分と一対一で
向き合う感じがありますね、月は。
「君といたとき、いないとき」は男の子と月が
さみしさを埋めあう気持ちがとてもせつないですが
ジミーさんもつらい時期をなぐさめてもらっていた
のかもしれませんね。