小さな癒しの海へ

~癒しの温泉旅行三昧&癒しの熱帯海水魚生活~

かき(柿):栄養素・効果と効能

2008-01-23 09:25:34 | Weblog癒し日記
*風邪予防・二日酔いにも効果*

「柿が赤くなると医者が青くなる」と昔から言われているように、甘味を増した柿を食べるようになると、病人が少なくなって医者が困ってしまうほど、柿はビタミンCたっぷりの果物です。大抵の人は年に数回は風邪をひくと言われますが、風邪は万病の元ですから悔れません。

風邪予防にはなんといってもビタミンCです。柿にはこのビタミンCがたっぷり含まれています。100g中に70mgも含まれているので、大き目の柿を一個食べるだけで、1日の所要量が摂取できます。細胞の老化や喉の炎症を防ぐカロチンも豊富なうえ、物忘れの防止にもよい葉酸も含まれています。

古くから柿が二日酔いによいといわれてきたのは、カリウムに含まれる利尿作用によりアルコールを排泄する働きが高まるからです。江戸時代の「本朝食鑑」にも「渇きを止め、酒毒を解す」と生柿の効能が挙げられています。

昔は家の庭先に甘柿と渋柿が植えられていました。まず甘柿から食べて、それがなくなる頃には、渋柿の皮をむいて軒下につるしておいた干し柿が甘くなっているのです。このように冬を乗り切るための成分を含んだ柿を順に春先まで食べて健康を守ったのです。まさに先人の実証体験が「柿が赤くなると医者が青くなる」と言わせたのです。

特に、干し柿は保存性が高まるだけでなく、風邪や細胞の酸化を防ぐカロチンが生柿の3倍以上にも増えます。いろいろな果物が市場に出回っているためか、近頃は昔に比べて柿があまり食べられなくなったような気がします。しかし身近な柿こそ、今が最も美味しく風邪にも有効なので、もっと積極的に食べたいものです。


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