カテゴリ「続・誓いの石」の最終回は時代を2006年から
「BLACK BEARD BANDITS(黒髭盗賊団)」の
団長を退いた2009年夏まで進め当時の記憶を書き綴りマス。
ゲームズワークショップジャパン(以下GWJ)の社長だった
ポールさんは文字通りの英国紳士!ウィットに富んだ会話が
トッテモ素敵で「中の人」時代も何かと気遣ってくれマシタ。
通販担当のダイレクトゴブリンが通訳してくれないと意思疎通は
厳しかったけど茶目っ気タップリの声掛けに励まされたナァ^^
「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も
成らぬは人の為さぬなりけり」
彼が本国へ帰国する時にスタッフ一同が送った色紙に髭親父が
書き記したのは決意と約束の言葉だったけど実は倒れる寸前(><)
この数日後に髭親父は約1年半に渡る世捨て人生活に入るけど
ギリギリまで踏ん張って遂に力尽きた結果、心が壊れたノネ。
さて当ブログ2009年9月から2011年4月の休止期間は
「空白は埋めちゃおう」ってな感じでミニチュア画像記事を
差し込み(第2弾は2018年11月から2022年4月^^;)
更新履歴上は開設から毎月欠かさず記事が投稿されてるけど
実際の所はチーム「BLACK BEARD BANDITS」の
活動を続けていく中で感じていた焦燥感とか、たまたま怪我で
仕事を休んでいる間に会社が傾き無職になったのも手伝って
「中の人」を志したんダヨネ(魔が差したとか言っちゃ駄目!)
何度かの面接を経て教育訓練と試用期間を乗り越え採用決定が
2009年9月なのでブログ更新を止めたのデスヨ。
守秘義務的なサムシングもあるからザックリとした話だけど
当時のスタッフ教育用に翻訳され導入されたばかりの指導書は
「テンコマンド(十戒)」と呼ばれていて導入後の新人研修で
初めて運用されたのが髭親父(実験台とか言っちゃ駄目^^;)
そして趣味人としての想いや関係性を全て捨てる事から始まる
教育の数々(今はドンナ風なのかは知らないし昔話デスヨ)に
研修中は悲しくて涙が止まらない事も多々ありましたヨ。
それでも半端な気持ちで志した訳じゃないから必死で自分に
「日本のホビーの明るい未来の為」と言い聞かせ続けたカナ。
「年少の子供達でも安心してGWホビーを愉しめる環境」や
「親子でも遠慮せず気軽にイベント参加が出来る環境」とか
当時は大真面目に自分自身が想い描いた夢を手繰り寄せる為に
個人で出来る事は限られてるからこそ「中の人」を志したし
ゲーミングクラブネットワーク時代のムッシュのような公式の
サポート業務にも憧れていたけど営業方針は違ってて無理な話。
(14年も前の昔話で今がドウかは知らないからネ^^;)
さらにムッシュは本国のGWに戻ったんじゃなくて退職してて
彼を快く思ってない旨の発言を多く聞かされて落ち込んだネ。
きっと、もう髭親父の心が弱り始めてたせいなんだろうけど
趣味人であった事が負い目に感じてしまうような毎日。
本国からワールドツアーで来日した会長のスタッフへの訓示に
耳を疑い、それでも踏み止まる事を選んで心を殺して挑む日々。
それでも当時のボスの優しさや翻訳チームの真摯な仕事振りとか
陽気なダイレクトゴブリンが見せてくれる気遣いが自らの心を
奮い立たせてくれたし店舗スタッフの面々も優しかったナァ。
さて、ここで肝を冷やした笑い話をひとつ。
ホビーセンターでの実地研修中に顔見知りの趣味人仲間が来店。
でも笑顔で挨拶したらガン無視されて精神的に特大ダメージ!
「趣味人からは裏切られたと思われてるんダナ」なんて自虐的に
店舗の影に下がって行ったら「あれ!アマヒサさん?」
まぁ実は当たり前の話だけど研修前にバッサリ髭を剃ってるから
初見で気安く声を掛けられたと思ったけど声に聞き覚えがあるし
よく見たら髭親父(髭ナシ親父だったケド)と気付いたノネ^^
さてさて、意外なことにホビーセンター勤務ではなく新規開拓や
パートナーショップ相手の営業の仕事を任された髭親父だけど
当時の厳しい現実と辛い記憶の中で数少ない嬉しかった思い出は
九州でGWJのパートナーショップを始める若いオーナーとの
電話の遣り取りで「いい歳をした初心者で大丈夫か?」なんて
悩みを電話で聞きながらアドバイスしたり相談に乗ったり
「自分は36歳で始めて今はスタッフだから心配無用!」とか
励ました彼が今では有名ミニチュアショップのオーナー!
業務では何も出来なかったけど今でも心の中で応援してマス^^
よくよく記憶を辿ってみれば「赤シャツ隊」に憧れてたのとは
全然ニュアンスは違ってるんだけど、ほんの数か月とは言え
「なんちゃって」じゃなく制服を着て働けたのは貴重な体験?
思い出すのもウンザリな事ばかりではなかったのカモネ。
今では全く疎遠だったり消息をしらない面々も多いんだけど
趣味人に復帰して以降も何かと縁がある元「中の人」も多くて
趣味人として仲良くして貰えてる事には感謝してるのデス。
(スタッフ時代の話なんて間違ってもしないケドネ^^;)
自宅療養に入ってからの髭親父を定期的に訪ねてくれた
当時のボスの思い出だけは書き残したけど(コノ記事デス)
記事の内容を読み返すと今の自分に宛てた未来日記ダネ。
此処まで「理想と現実のギャップ」って言葉を痛感したのは
初めてだったし今後も此れ程の挫折は無いと思える位には
打ちのめされ恐怖と憎悪の念すら抱いた経験にも関わらず
戻って来られたのは多くの仲間の励ましや彼との約束。
「早く本来の姿を取り戻して、また未来を語り合いたいですね」
そう言った恩人との約束を果たす前に再び倒れたりしたけれど
今の髭親父の「本来の姿」を問い直す機会でもあるカナ?
多分「中の人」の記憶を書くのは今回が最初で最後デスナ。
そして今のGWJがドンナ会社かなんて知る由もないので
あくまでも過去の、そして個人の主観でしかない昔話デス。
いやはや、カテゴリ「続・誓いの石」の最終回を暗い話で
締め括るつもりじゃなかったし、例えば前回の流れとかで
「プロジェクトR」の記憶を書いた方が相応しかったカナ?
でも、今になって再び回顧録を書き綴る事になってから
過去のモヤモヤ的なサムシングに対する今だからこその
答えって言うと大袈裟だけど当時への想いを語り出したら
今回の記憶で締め括るのが一番と思っちゃったのヨネ^^;
再び病を得てから3年半に渡り二度目の世捨て人生活を
経験して、今再びホビーライフへの復帰を果たせそうな
この時期だからこそ素直な心情で書けたと思いマスm(_ _)m