LONG BEARD GRUMBLER

ミニチュアゲームホビーの様々な要素を愉しむ髭親父が大切にしている
「らしさ」と「こだわり」を書き綴る繰言日記デス♪

チョイ足しでバード&シスター

2024-03-05 | note転載記事
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ヘイ!ブラザー♪

今回は毎度お馴染みの素材やメタル製アクセサリーパーツを使って自分好みのミニチュアにすべくチョイ足しの改造をやっちゃいマス^^

 

先ずはバードのエルフ耳

先ずバードのミニチュアについてなんだけどリーパーミニチュアのサイトを観ると「笛を吹く女吟遊詩人」の種族は人間って事らしいけどハーフエルフのバードにしたいと思ったから見た目にエルフ的な特徴が必要だったノネ。
で、最初はスゴク久し振りにグリーンスタッフを使っで造形するかと思ったんだけど我が家の15年モノのグリーンは練っても練っても柔らくならずに小さな耳の形を造るなんて無理だったから毎度の板鉛でエルフ耳を造形。
まぁコレだけだとエルフかハーフエルフか微妙?いやいや、元が人間のミニチュアだけにスレンダーなエルフには在り得ないシルエットで問題ナシ!

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バードと一緒にゲットした「エルフの魔法戦士」の耳を参考にしつつ0.17ミリの板鉛を二つ折りにしてからトンガリ耳っぽくカットしてケガキ針の先端を押し付けながら耳っぽく成型デス。

この後の小細工もあってエルフ耳は右側ひとつだけで充分なので元々の造形の髪を結った境目っぽい場所に慎重にピンセットで運び瞬間接着剤で髪の毛のモールドを埋めてしまわないよう細心の注意を払って接着しましたヨ。

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画像だとピンと来ないかもしれないんだけど実際にはスゴク小さなパーツだから指先で摘まむのは無理だったしナカナカに難易度の高い接着作業デシタ^^;
完全に硬化してから更にリューターやケガキ針のヘリを使って整形作業もやってマスヨ。

髭親父がリーパーのミニチュアを触るのって20年近く前に趣味人仲間達と一緒に遊んだD&D3版のキャンペーン的なサムシングでNPCとして登場させたダークヘブンレジェンズのメタル製ミニチュアを作って以来カナ?
当時ゲットしたダークエルフのクロスボウや人間のパラディンと既視感のある「笛を吹く女吟遊詩人」は調べてみたらデザイナーが同じだったっぽいから髭親父がワーナー・クロックの造形を好きなのは昔からなのカモネ^^

チャームポイントを隠さないよう拘りの角度

エルフ耳は無事に固定出来たしエルフでは在り得ないシルエットなんだから充分にハーフエルフとして通用はするんだけど、コレだけで終わるんじゃ芸が無いからハーミットイン商店の「漢たちのシルバニア」レンジからゲットした「小物セット(12種)」から2つ入っている羽根付き帽子の小さい方を少々あざと可愛い感じで左耳を隠すように斜めに被せてみたのデスヨ。

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本来はダンケルドルフの酒場のテーブル上に無造作に置かれた客の持ち物とかの用途で使用する
メタル製小物だと思うんだけどバードと言えば羽根付き帽子ってイメージだから採用したノネ。
裏側に窪みがあったけど其のままだと被せた時に浅すぎるから頭の形に合わせて削り込んでマス。

あと注意したのは髭親父的に此のミニチュアの大切なチャームポイントとも言える「短い髪を二つに束ねたおさげ髪」に干渉しない角度を何度も確かめてから羽根付き帽子を固定してマスヨ。

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右耳はチャント目立たせつつ前髪の分け目&おさげ髪には干渉しない絶妙な位置を模索して固定。

バランス調整の為の弦楽器

バスト&ヒップに比べて細身の腰廻りが頭に羽根付き帽子を被せた事で若干のアンバランスを生じると予想していたので既に楽器は横笛を持ってはいるんだけど此方も「小物セット(12種)」に入ってるマンドリン的な弦楽器を背負わせて頭デッカチの高重心を緩和させるべく腰廻りに固定デス。

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個人的にはリュートと呼びたいんだけど形状的にはマンドリンの方が近い感じカナ?
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マンドリンの胴体部分を背中のラインにフットするよう削り込んでから腰廻りに固定。
最初ギターのジロー的にヘッドを上にしたらビックリなくらいに格好悪かったけど実際に弦楽器を背負うならクルリと廻して即弾けるコノ背負い方が正解だろうしヘッドが下だと格好いいデショ?

更に見た目に説得力を持たせるべく楽器本体にストラップホルダー的なサムシングで真鍮線を打ち込み板鉛でストラップを作って固定してみましたヨ。

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髭親父は楽器がカラッキシだからストラップの付け方とかはウェブ検索で調べたけどファンタジー世界にストラップホルダーの付いたマンドリンが存在するかは不明なので雰囲気って事デスナ^^
ネックの部分にストラップを付けるとリアルかもしれないけどミニチュア造形的には恰好悪いって言うか間延びするから可能な限り身体のラインにフットするようストラップを巻き付けようと試行錯誤してからマンドリンの固定位置は決めたんだけど僅かな隙間が出来てて塗り辛そうダネ^^;

背が高過ぎ問題?

以前ハーミットインの雑談か何かで聞いたミニチュアサイズの話なんだけど爪先から頭のテッペンまでで測るパターンと眼の位置で測るパターンがあるらしく彼女の場合は爪先から眼の位置までで30ミリ。しかもメタルベースが小高い丘とまでは言わずとも地面から少々かさ高になってる上に羽根付き帽子も追加してるから結構な身長になっちゃっててコリャちとヤバイと感じたのは伴に冒険する男性陣より高身長だと繊細なハーフエルフのバードって設定で男たちよりデカイ大女に見えるのは避けたいと思ったからナノネ。
そこで!メタルベースをガリガリ削って少しでも背を低くすると同時にプラベースのスリットに差し込めるようタグめいた形状を残す方向で研磨開始!

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なんちゃってタグ?の分だけ彼女の身長は低くなったけどメタルベースを全部削り落とすと爪先の造形を駄目にしそうだしポージング的にも少しメタルベースは残した方が見栄えがいいと判断。
結果的に3ミリ程度しか背は低く出来なかったし正直タグを削り出す手間は髭親父にはメタル粉の回収とかの理由があるのと盛るより削る方が好きで作業が苦にならないだからやってるのデス^^

自分好みのイメージに変えると言う事

先ず何と言っても素敵なミニチュアを世に送り出してくれたデザイナーへのリスペクトを持った上で更に「コレを付け足したら恰好いいんじゃネ?」的なコンバージョン好き特有?の欲張りな気持ちが抑えられない時には様々な素材やパーツでチョイ足しをやっちゃうんだけど、ことオールドスクールなファンタジーのミニチュアで特に冒険者を意識すると身に付けてる装備品が寂しいとか此の装備を持たせたいとか見た目の説得力?が欲しくなるヨネ?
まぁ髭親父的に注意してるのは個人の主観でしかないにしても元のミニチュアの魅力を損なわず可能なら更に魅力が増すようなコンバージョン。
物語の登場人物に合ったミニチュアが見付からなければ素体を吟味した上で創意工夫しながら改造しちゃおうって言うのが初心の頃から染み付いた癖。
バードに関しては髭親父の中にある「いかにも吟遊詩人」って雰囲気を表現するのにワーナー・クロックがデザインしたリーパーミニチュアが近かったのとダンケルドルフミニチュアに丁度ナイスな羽根付き帽子&マンドリンがあったって幸運が今回のモデリングを開始出来た理由だったりするのデス。
てな訳で元々の姿でも充分に素敵なミニチュアとのビフォーアフター。

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銀無垢の時点では髭親父的に百点満点の改造だったんじゃないカナ♪

戦う尼さん(バトルシスター)の装備

続いてシスターのミニチュアなんだけど素体にした「書物を読む修道女」のルーシッド・アイと言うメーカーもスティーブ・サレーと言うデザイナーも初めてでゲットする決め手となったのは見紛う事なき修道女の姿が素敵だったのと、丸腰のシスターを冒険者として使うにはドウ改造したら素体の魅力を損なわずに表現出来るか挑戦してみたくなったからで此方もチョイ足しは「漢たちのシルバニア」レンジの「お荷物セット(9種)」の中に入ってるメタル製ハンマーや小袋を観て改造プランが浮かんだモノを使ってマス。

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元々の小袋は3連装だったけどデカ過ぎてフットしないので2連装にすべく1つカットしてから腰にフィツトするよう削り込んで固定したけどカットした小袋も別のミニチュアに使いマスヨ^^
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ハンマーは頭の部分と柄を切り離してから0.5ミリの真鍮線を打ち込み延長したら太さ調整に板鉛を巻き付けてマス。少し研磨して柄の形を整えたら腰に留める為の革紐も板鉛で表現デスヨ。

チョイ足しでもインパクトのある見た目

単純にアクセサリーパーツを貼り付ければOKって訳じゃなくて今回で言うなら立ち姿が格好よく見える大きさと角度へのコダワリってのがありマス。
此のシスターは修道服姿が最大の魅力でありヘタに付け足しても色褪せてしまいそうだけど、例えばシスターが見た目とは不釣り合いな武器を背後から取り出して構えるシチュエーションとかは何某かのメディアで見た事もあったりするし実際「こう言うのが好きなんデショ?」的なのは多々あるヨネ^^
まぁチョイとベタな感じではあるけれど髭親父なりに素体の魅力を損なわず更にインパクトある格好いい立ち姿を目指した答えが両手持ちのハンマー!

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元々の造形にある腰に下げたロザリオがオシャレだから隠しちゃわないように気を付けつつも
正面から見た時に格好よく映る角度とか長さを熟考してから真鍮線を打ち込み腰に固定。

フルスクラッチとは違う方向の面白味

ミニチュア其の物をパテを捏ねて作り上げる造形師さん的な才能のある方や素体の追加造形をパテで作っちゃえる技量のある方ってホント羨ましい限りで例えばペイント大全の記事にある盾の持ち手部分の革紐を追加造形したりベイルファイアの作品で丸々グリーンスタッフ造形で創り上げたミニチュアを観るとモチのロンで修練の賜物だろけど無から生み出せるのは凄いヨネ。
髭親父は昔からパテを盛って何かを作るのに苦手意識があるし、少々極端な話になるけど昔から慣れ親しんだ毎度お馴染み銅線や板鉛にメタルの削り粉があればパテに頼らないでもモデリングは何とでも出来ちゃってマス。でもコンバージョン用パーツの話になると其の域に達する技量を得る為の修練の結果として、好きにパーツを生み出す事が出来るパテ造形って便利ダヨネ。
まぁ実を言えば自分の描いたイメージに近いアクセサリーを見付けて多少の小細工を施し色んな加工を経て自分が格好いいと思えるパーツを作り上げるのは、ミニチュアとは別のコストが発生するけど使えそうなパーツとの巡り逢いとか(コレ使えそうだから確保!みたいなノリも含めて)数々の制約の中で自らの技量を最大限に生かしつつ創意工夫で作る面白みがあるのヨネ^^
てな訳で組み上げた戦う尼僧版「書物を読む修道女」のビフォーアフター。

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腰の小袋と背後から覗く両手持ちのハンマーは素体の良さを消さずに追加出来たんじゃないカナ?
スカートの中がムク状態で掘り込むか迷ったけど今回はムクのままペイントで対応デスナ^^;

いやはや、今回もナカナカの長文になっちゃってるけど小物パーツとの出逢いから生まれるコンバージョンの面白みを伝えたくなっちゃって色々と書き綴ってしまいましたが最後まで読んで頂きホントお疲れ様デシタ^^
ではでは皆さん、エンジョイ!オールドスクールファンタジーミニチュア♪

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どらごんさんペイント編

2024-02-11 | note転載記事
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ヘイ!ブラザー♪
今回はハーミットイン・コミュニティのイベントで2/1から3/31までの期間中に開催される「ドラゴンオブザイヤー2024」にエントリーすべくハーミットイン商店でゲットした「地に伏すドラゴン」(ミルリトン/グレナディア復刻)のペイント記事だけど脱ベタ塗り党を目指してるとは言えチャントしたペイント記事なんて書いた事は無いので画像をズラリと並べてスライドショー形式?にしちゃいマスネ^^;

あと使ったカラーについてだけどメーカー名は以下の通りで表記シマス。
コートデアームズ Cd’a
旧シタデルカラー 旧CD
アーミーペインター AP
4分割画像は画面左上→右上→左下→右下の順番になってマスヨ。

 

赤銅竜で決定!

モデリング編でも書いたけど髭親父の愛読書「ドラゴンランスシリーズ」に登場する様々な体色のドラゴンの中でも邪竜と呼ばれるのは赤や青に緑や黒に白と原色なのに対して善竜たちは金に銀や青銅に赤銅や真鍮と言った金属色って設定になってるらしく小型種の場合はブロンズやカッパーにブラスなんだけど、そもそも此のミニチュア自体がカッパードラゴンと呼ばれているらしいから髭親父の大好きな旧シタデルカラーのビーティンカッパーを存分に使ってペイント出来ちゃうと思い赤銅竜って事で塗っちゃいマシタ^^

ドライブラシでカシャカシャ!

ドラゴンの本体は大半を金属色でペイントするのでシッカリ発色してくれるように念入りにフィルアップして完璧な真っ黒クロ助にしてありマスヨ。

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1)Cd’aのマジックメタルで念入りにウェットブラシ
2)旧CDのビーティンカッパーでドライブラシ
3)Cd’aのインクブラックに旧CDのティンビズを混ぜウン!と薄めたモノでグレイジング
4)身体の下側と羽根裏の皮膜部分をCd’aのドワーフブロンズでドライブラシしたのちにCd’aのドワーフブロンズに旧CDのバーニッシュゴールドを2:1で混色したモノで更にドライブラシ。 顔と身体の上側ウロコ部分に羽根の上側を旧CDのビーティンカッパーでドライブラシ&レイヤリング。

カッパードラゴンなんだから赤銅色に仕上げるんだけど単色じゃ味気ないと思って身体の下側と羽根裏の皮膜は赤味の弱いドワーフブロンズを使った後に少しだけ色味を金色系に寄せるべくバーニッシュゴールトを混色。
まぁ、やった事ない方法だけど上手い具合に思惑通りの色味になりマシタ^^

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Cd’aのインクブラックにシェイドパープルを少し混ぜてシッカリ薄めたら全体をシェイディング

上記のシェイディングについては全くの思い付きでやったらドウなるかとか確信があった訳じゃないけどナンカいい感じになったから結果オーライって
言えるんだけど、今回のペイントについては思い付きの初挑戦が尽く上手い具合にハマってくれたからホント運も味方してくれてたのカモネ?

細部のペイント

最初は牙や鈎爪をオーソドックスに骨色で塗るつもりだったんだけど体色が金属色だから思い直して銀系の金属色を使ってみましたヨ。とか言ってはいるけど実のところは筆先のコントロールが難しそうな場所ばっかりだし髭親父的に斧とかのペイントで慣れ親しんだ扱い易い色を使っちゃいマシタ^^;
眼については今回のペイントで唯一?試行錯誤を繰り返し悪戦苦闘した感じなんだけど緑の瞳に対して瞳孔の色がナカナカ決まらず何色か試してもピンと来なかったから塗り直しを繰り返し最終的には濃い緑に黒を混ぜて瞳孔を描き込み周囲をグリーンスキンのペイントの時に会得したグラデーション的なサムシングでナントカカントカ爬虫類らしい目つき?に仕上げてマスヨ。

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口の中は旧CDのテラコッタ&スカブレッド
眼は旧CDのダークエンジェルグリーン&スノットグリーン&カモグリーンを使用
鉤爪と牙は混色の暗めの銀系&旧シタデルのボルトガンメタル&ミスリルシルバー
その後に先ほど全体のシェイドに使ったのと同じモノでシェイディング

これでドラゴン本体は概ねペイント完了なのでベースのペイント開始デス。

ベースが語る物語

「地に伏すドラゴン」のベースについては敢えて大きめのサイズを使ったんだけど、理由はピッタリサイズのベースにキチキチで納めるのは余り好きじゃないのと造形に組み込まれた岩だけじゃなくアクセサリーパーツを使ってベースデコレートを少し凝ってみたかったからなのデスヨ。
昨年9月からハーミットイン商店でゲットしたオールドスクールファンタジーミニチュアを作り出したけど「赤シャツ隊」の面々を始めロールアウトしたミニチュア達はモデリングやペイントの最中に個々の物語が思い浮かんでいて、今回のドラゴンにも髭親父の想い描いたストーリーがあるから其れを表現する為にタイニー・ファニチャーのレジン製アクセサリーを配置したんだけど何故呪文書かと言うと「赤シャツ隊」の魔術師とか彼女が冒険者グループを結成した理由が絡んでくる重要なキーアイテムって感じで地下迷宮の深奥にて古の大魔法使いが記した呪文書を守護する赤銅竜にしたのデスヨ。
で、先ずは毎度のプレーンベース仕上げからペイント開始!

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1)岩と瓦礫にベタ塗りでCd’aのパンツァーグレー
2)Cd’aのミドルグレイでドライブラシ
3)Cd’aのライトグレイでドライブラシ
4)最後にCd’aのホワイトでドライブラシしてから本体側に盛大にハミ出した部分を
元通りに修正しつつ更にハイライトも兼ねてレイヤリングとかドライブラシ。
鉤爪と牙の部分にはCd’aのインクアーマーを薄めてシェイディング。

続いてはベースデコレートの眼玉となる呪文書&巻物のペイントなんだけど呪文書は魔力が漂ってるっぽい雰囲気を目指してデカールをインクで染めてみたんだけど思い付きでやった割には上手く塗れたんじゃないカナ^^

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1)巻物と本の頁にベタ塗りで旧CDのグレイブヤードアース
2)具合を確かめつつ重ね塗りで少し薄めた旧CDのコマンドカーキ
3)旧CDの薄めたブリーチドボーンでレイヤリング後にCd′aのリネンでハイライト
巻物はCd′aのシェイドミドルブラウンに少量のインクディープフレッシュを混ぜシェイディング
呪文書はAPのグリーントーンインクを塗り同色で染めたデカールを貼り栞を旧CDのスカブレッド
4)思惑通りに染め上がって白文字が浮かび上がってくれましたヨ^^

まぁ実は使ったのが白文字のデカールだったから文字を浮かび上がらせる為の苦肉の策が功を奏した感じなんだけどマタマタ結果オーライだったネ^^

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1)巻物の帯部分をCd′aのダークレザーで塗りレザーブラウンでレイヤリング。
封蠟は旧CDのスカブレッドを塗って栞と封蠟に旧CDのレッドゴアでレイヤリングしたら
レッドゴアとCd′aのルビーレッドを3:1くらいの比率で混ぜハイライト
2)呪文書の表紙を旧CDのストームブルーでベタ塗りしてリーガルブルーでレイヤリング
ルーン文字?と背表紙の装飾を黒戻ししてから旧CDのシャイニングゴールドでペイント
最後に全体をAPのグリーントーンインクで上塗りしてみましたヨ。
3)岩や瓦礫の部分は毎度の如くCd′aのシェイドブラックに少量の旧CDのフレッシュウォッシュを混ぜて水で薄めたの使ってシッカリとシェイディング
4)ベースのフチは毎度の如くCd′aのチェスノットブラウン

ハーミットイン商店でゲットしたオールドスクールファンタジーミニチュアの中で地下迷宮に挑戦する冒険者や迷宮に棲むモンスターのベースデコレートは全てサンドを使い同じカラースキームでペイントしてるんだけど(街の住人は例外?)此れは髭親父が昔からミニチュアはゲームで遊ぶのにアーミー単位で制作する事が多くて全体の統一感を出すためにベースデコレートとベースのフチ塗りはゲームシステム毎に決まった「お約束」の色があったから其の習慣のせいかミニチュア毎にバラバラって言うのが苦手なのデス^^;
だからサンドはグレー系で塗るしベースのフチはチェスナットブラウン!

早々にロールアウトしちゃったヨ^^;

ハーミットイン商店から到着した「地に伏すドラゴン」を即日モデリングしてアンダーコート後にペイントが完了するまで実質の作業日数は約4日間で髭親父的には結構なスピードで仕上げちゃったのはワクワク感が止まらなくってホント愉しい気分だったのと物語を想い描いて次々とアイデアが浮かんだのを実践してみたら尽く上手くハマって停滞しなかったのが理由カナ?
兎にも角にも素敵なミニチュアと出逢う事が出来たのも、こんなに愉しい気分でモデリング&ペイントをエンジョイ出来たのも、今回のイベントを企画してくれたハーミットカウンシルメンバーで20年来の古馴染み趣味人でもあるOKAZAKIさんのおかげだから本当に感謝!感謝の髭親父デス。
本当は期間中に小出しで進捗をアップしていった方がイベント的には好かったかもしれないんだけどワクワクで手が止められなかったからゴメンネ^^;

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トップコートも無事に済ませて赤銅竜の髭親父的どらごんさん堂々のロールアウト♪

さてさて、今回は慣れないペイント記事を書いちゃったけど如何デシタ?
初めて分割画像とかも試してみて髭親父なりに其れなりの工夫はしてみたんだけど、まぁ当たり前の話としてペイント記事は「ペイント大全」を読んで貰った方が参考になるし間違いはないから此れは個人的な備忘録カモネ^^
いやはや、今回も最後まで読んで頂き感謝、感謝デスm(_ _)m
ではでは皆さん、エンジョイ!オールドスクールファンタジーミニチュア♪

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どらごんさんモデリング編

2024-02-05 | note転載記事
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ヘイ!ブラザー♪
今回はハーミットイン・コミュニティのイベントで2/1から3/31までの期間中に開催される「ドラゴンオブザイヤー2024」にエントリーすべくハーミットイン商店でゲットした「地に伏すドラゴン」(ミルリトン/グレナディア復刻)のモデリング記事デス(ペイント編は未定^^;)
 

勝手知ったる古馴染みの企画

カウンシルメンバーのOKAZAKIさんとは知り合ってモウ20年ほどになるけど今回は彼の発案によるイベントに参加させて貰っちゃう髭親父^^
告知文には下記の如くありマス。

辰年にちなんで、ハーミットインコミュニティのミニチュアペイントイベントとして『ドラゴンオブザイヤー2024』を開催します!!
自分自身の『今年のドラゴン』を選んで、完成させよう!
・開催期間は令和6年2月1日から3月末日。Xにペイントしたドラゴンの写真と『#ドラゴンオブザイヤー2024』のタグをつけてシェア
※注意事項
・ペイントするミニチュアはハーミットイン商店の『ドラゴンとその眷属』のカテゴリーのミニチュアであること
・未発表の新作であること
・製作中のシェアもok
※製作で悩むことがあったらハーミットインコミュニティで気軽に相談して欲しい。

ドラゴンって言うと我が家の娘たちがマダ幼い頃に長女がハイエルフで末娘がウッドエルフを遊んでたけど「どらごんさん私たちが大きくなったら作ってね!」とせがまれたっけナァ・・・ 残念ながらイムリックドラゴンも黄昏の姉妹ドラゴンも未入手で髭親父が作った唯一のドラゴンはサイクロプスの「ジェレミーのワグテイル」だけなのヨネ。

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ジャイアントホビー製メタルミニチュアで同じくジャイアントホビーさんの国産ミニチュアゲーム「サイクロプス」で使う善属性の超カッコイイ造形が素敵なドラゴン「ジェレミーのワグテイル」

特別感のあるモンスター

髭親父的にドラゴンってファンタジー世界の数あるモンスターの中でも特別感のある存在で小説でも映画でもゲームでもドラゴンが登場するとワクワク感がハンパ無いから今回のイベントは本当に愉しく参加出来ちゃいマス^^
「地に伏すドラゴン」を選んだ理由は予算的なサムシング?いやいや、モチのロンで造形が超好みだったのとポージングが髭親父の考えている物語の中で登場させる時に奇跡的にピッタリな雰囲気だったからなのデス。

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パーツは本体、左右の翼、上顎の4分割。(ベースは別売りデスヨ)
デザイナーはジョン・デネットでドラゴン・オブ・ザ・マンス第1期レンジ(1984年)のミニチュアらしくカッパードラゴンと呼ばれたモデルだとカウンシル記事を読んで知った髭親父。
正直言ってミニチュア史には全然詳しくないんだけど素晴らしい造形が復刻されてて感謝ダネ^^

軸打ちもナカナカの難易度

先ずはパーティングライン&バリの処理とモールドの彫り込みを済ませたらズッシリ重い両翼を固定するために其々に真鍮線を打ち込むんだけど羽根側の接着面は広くない上に打ち込み角度の都合で深くは穴を開けれないし本体の接着面との間にはドンナ角度にしても隙間が出来るからモウ両面とも平らに削っちゃうかとも考えたけど角度出しとか平滑度とか無茶苦茶手間だから若干強度が不安だけど真鍮線と毎度のメタルの削り粉&瞬間接着剤で対応。

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メタルが柔らかいからパーティングラインの処理では削り過ぎ注意!
羽根の部分なんかは薄い場所をデコボコにしない様に削り取らなきゃだし
顔部分は鼻先と角の処理に繊細な力加減が要求されたのヨネ。
背中に走るラインとバリはチョイとキツめで手強かったカモ?

ところで髭親父は昔からリューター全開でガリガリやっちゃうんだけど最近は昔以上に鉛含有のメタルミニチュアは注意して扱って作業後は手を洗おうとか危険物扱いだしメタルの粉をバンバン飛ばしてるのは危ないのカモネ。
しかも削り粉は回収して隙間埋めに使っちゃってるんだから作業後の手洗い&うがいは必須で健康を害する事の無いように気を付けなくちゃネ^^;

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1ミリの真鍮線を1本打ち込んでみたけど羽根側は深く掘ると貫通しちゃうから難しいネ。
あと接着面の角度を頼りに仮組みしたら羽根が垂直方向に立ち過ぎだったし結局のところ隙間は
出来ちゃうから接着面に関係なく自分好みの角度に羽根を広げるように調整してみましたヨ。
そうそう、上顎パーツの方は軸打ち不要で其のまま固定しちゃってマス^^

髭親父が愛用している瞬間接着剤はwaveの高強度タイプなんだけど今回はメタルの削り粉をパラパラ振り掛けた後に同じくwaveの瞬着硬化スプレーを吹き付けてからリューターで磨き研磨する工程を2度繰り返して隙間をシッカリ盛りつつ接着強度を上げたのちにモールドを彫り込んでマス。

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右翼は1回目の研磨後で左翼は2回目の研磨前。
削り過ぎると強度が落ちて真鍮線1本だけじゃ羽根を支え切れないから加減が大事。
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研磨後には本体側の甲殻を彫り直したりソレっぽく羽根のモールドを追加したりしてマス。
羽根廻りの作業はリューターのビット選択と研磨の力加減がホント難しかったナァ^^;

ベースは推奨サイズよりチョイと大きめ?

カウンシル記事のレビュー曰く「地に伏すドラゴン」は25ミリスケールで現在のオールドスクール・ファンタジーミニチュアの主流である28ミリ~30ミリのミニチュアより小振り?らしいんだけど見劣りもせず迫力満点!
髭親父の愛読書「ドラゴンランスシリーズ」には色んなドラゴンが登場するんだけど確か善竜や邪竜には金や銀とか赤や黒の大型種以外にも真鍮や白みたいな小型種もいて確か「英雄伝」には小型種が登場する話があったヨネ?
だから此のミニチュアがカッパードラゴンと呼ばれてたのなら小柄は好都合で小説に登場した愛嬌のあるドラゴンたちをイメージしちゃってマスヨ^^
レビューには全長が約75ミリだから75×46ミリ楕円ベースがピッタリって書いてあったけど此のドラゴンが髭親父の考えている物語で果たす役割を考えるとベースはチョイと大きめの90×52ミリにしてベースデコレートを本体の岩が造形されたメタルベースだけじゃなくチョイとネタ仕込みをしたかったのネ(赤シャツ隊の魔術師との絡みを想定しているのデスヨ^^)

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メタルベースの岩だけじゃなくデコレート素材のストーンも使ってサンドもシッカリ撒いて
コンナ感じでアクセサリーパーツも配置して地下迷宮に棲む財宝の守護者たるドラゴンを演出^^

ミニチュアは一期一会

OKAZAKIさんが企画した「ドラゴンオブザイヤー2024」のおかげで全く制作予定の無かったドラゴンのミニチュアを探すところから始まってトッテモ素敵な造形で物語のイメージもシッカリ浮かぶナイスどらごんさんに出逢えたのは幸運だったと思うのヨネ。モチロン「尊大なるドラゴン」への憧れは尽きないし「東方の天空龍」も是非手に入れたい素敵なドラゴン。
邪悪なドラゴンとかも作ったり塗ったりしてみたい欲は当然あるんだけどマダマダ優先順位が先のミニチュアたちがいるから資金繰りも含めて順番が廻って来るまでは我慢ガマン!でもミニチュアは一期一会だからナァ^^;
我が家のエルフ姉妹に其々どらごんさんを作ってあげられなかった後悔とか親子で一緒に遊んでいた当時に入手する機会を逸してしまった巡り合わせやメタル製の素晴らしいドラゴンたちが絶版して姿を消してしまった寂しさや髭親父のメタル製ドラゴンへの想い入れは年季が入ってるのヨネ^^

いやはや、最後はチョイと話が脱線しちゃったけどヤッパリどらごんさんはテンションが上がるからモデリングも目一杯エンジョイしちゃいマシタ!
兎にも角にも最後まで読んで頂き感謝、感謝デスm(_ _)m
ではでは皆さん、エンジョイ!オールドスクールファンタジーミニチュア♪

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「扉(モジュラータイプ)」の組み立てアレコレ

2023-12-17 | note転載記事
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ヘイ!ブラザー♪

今回はメタル製の「扉(モジュラータイプ)初期抜き限定セット」を選択式パーツ全部乗せ増し増しバージョンで組んでみた話デスヨ^^

選択式なんだけどネ^^

このセットは様々なスタイルで扉を作れるように選択式の別パーツが合計4点付いてるので用途やイメージによっては使わないパーツも出る訳なんだけど髭親父的にはハーミットインの代表が造形を手掛けて初めてリリースされた、しかも彼の自社ブランドミニチュアなので記念の意味も込めてパーツを余す事なく全部使ってシッカリと組み上げたいと思ったのデスヨ。
そこで各パーツのバリ取りをシッカリと済ませてから、先ずは「格子窓」や「通気口」として使えるパーツからスタート!

厚みを調節

髭親父は「通気口」として扉の下部に取り付けようと考えたんだけどパーツの厚みがチョイと気になったから扉の補強板と同じ位の厚みまでリューターを使って約半分まで薄くなるよう研磨してみましたヨ。

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コッチがビフォーの画像。
扉の上部に「格子窓」として使うならコノまんまでもいいカモネ。

ガリガリっと削るには粗めのビットを押し付けるんだけど力加減を間違うとリューターがクルリとパーツを廻って反対側をガリっとやっちゃう事もあるのでホント要注意なはずが今回は四つ角の鋲の1個を削り落とす大失態!

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アフターの画像。
3種類のビットと精密金属平ヤスリを駆使して薄くしましたヨ。
四つ角の鋲は1ミリの真鍮線を打ち込み断面を面取りして再生。

意外と手際いパーティングライン

「通気口」が仕上がり扉へ固定する前に側面に走ってるパーティングラインを消してなかったからリューターと針ヤスリを併用しながら削り落としたんだけど、若干の段差や窪んだ部分を真っ平に削ったんじゃ味気ないから手持ちのビットを色々と駆使しつつパテ造形ならではのデコボコ具合を活かしながら筋目を消した後に「通気口」を接着したけどイイ感じの厚みダネ♪

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特に画面手前側の側面に走るパーティングラインは難敵。
でもハーミットイン製のメタルは柔らかいから逆に削り過ぎ注意カモネ^^;

右開きの押し扉に決定!

固定位置によって左右どちら開きにするかや鍵の有無やドアノブの形状も選べる扉だけど髭親父は丸ノブを「ドアノッカー」にしたかったから角ノブ。
真鍮線を使って鍵板にドアノブを固定する段取りについての加工方法はハーミット・カウンシルの新製品情報に記載されている「ドアノブの組み立てガイド」を参照するのが一番ダネ^^(モチロンで髭親父も参考にしましたヨ)

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髭親父の場合は0.5ミリの真鍮線をドアノブに打ち込んで鍵板への取り付け位置には0.5ミリの穴を
貫通させて扉側の取り付け位置にも穴が貫通しないよう穴を空けてから固定しましたヨ。

ドアノッカーとか小洒落てるヨネ♪

組み立ての最後は「丸ノブ」やとしても使えるパーツだけど髭親父は「ドアノッカー」として使用する事にしてドアノブの時と同じように真鍮線を使って扉の上部中央に固定したけど、この形のノッカーって映画とかで観る夜中に急な来訪者がドンドン!ってする奴で不穏な印象が強いんダヨネ^^;

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ドアノブと同じく0.5ミリの真鍮線を使って固定。
ホント小さなパーツだから加工時にピョン!と飛ばして失くさないよう要注意デスゾ^^

謎の異文明が残した文字?

最後は裏面のメーカー名&デザイナーのサインの表面を軽く研磨。
カウンシルメンバーきしみつさんが既にペイントをしていて裏面を上手に使った表現をしてたので髭親父もパク・・・オマージュしちゃおうと思ってるんだけど、こう言う遊び心もペイントが愉しみになる秘訣ダヨネ^^

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通常のミニチュアだとタグに彫り込まれているからベースに差すと隠れちゃうんだけどネ。

増し増しで組み立て完了

溝の彫り直しとか表面に作っちゃった傷の研磨を済ませて「扉(モジュラータイプ)」をヤットコサで組み上げたけど本当にナイス造形の素敵な扉♪
この扉を使えば色んなシーンを演出しながら物語を愉しめそうデスネ^^

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右開き鍵穴アリ角ノブタイプ通気口&ドアノッカー付き押し扉デス!

さてさて、今回も最後まで読んで頂き感謝、感謝デスm(_ _)m
ではでは皆さん、エンジョイ!オールドスクールファンタジーミニチュア♪

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大改造手術?

2023-12-12 | note転載記事

 

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ヘイ!ブラザー♪

今回はメタルミニチュアを大胆にコンバージョンするヨ^^

昔取った杵柄

まだ髭親父がウォーハンマー40Kを遊び始めた頃だから2007年前後の話で当時のマイアーミーは3版時代のウィッチハンターだったんだけど今で言う所のシスターオブバトルだから「戦う修道女」が編成の中心で「異端審問官」たちを編成に加えたりするのにチョイと拘ったのが男子禁制!
丁度その頃には今でも続けてるブログを始めたばかりだったからネタ的にも面白そうだしルール上はOKでも女の子じゃなきゃ使えないのは厳しいので色々と工夫しながらメタルをガリガリ削ってコンバージョンしたものデス^^
(髭親父は盛るのが苦手だから削ってばっかりでパテは殆ど使わないノネ)

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2007年当時にジェンダー変更手術を受けた3名は画像向かって左から
アコライト→WHFBビーストテイマーのポニーテールを移植
クルセイダー→銅線で編んだウィッグ?で大幅に増毛
ダイアロゴス→小顔に見せる為に顔の輪郭を隠す銅線で編んだエクステ?を追加
何れもウエストを細くしてバストラインを持ち上げるマッサージ?ならぬ
削り込みをして少しでも女性らしいシルエットを目指したノネ。

そして約16年以上の時を経て久々にインスピレーションが閃き改造手術を施したいと思うメタルミニチュアに出逢っちゃったのデスヨ!

「花火を抱える魔術師の弟子」

このマーク・エヴァンズが手掛けたミニチュアはハーミットイン商店を覗く度に気になっていたしチャント三角帽子を被ってる所なんて冒険者グループ赤シャツ隊のメンバーとして制作した「女魔術師(三角帽子と杖)」の弟子にするにはピッタリだと思ってたので欲しい物リストの順番が廻って来たら即ゲットしたんだけど、いざ現物を手に取ってみると両手一杯に花火を抱えて重いのか落としそうになっちゃってる内股のポージングが「コレって女の子でもいいんじゃないカナ?」と思わせる姿だったのでデザイナーへのリスペクトはチャント抱きつつコンバージョンスイッチオン!

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顔付からして男の子だろうけど素体の造形でドコを施術すれば女の子らしく見えるか
熟考してジェンダー変更手術を成功に導かなきゃ貴重なミニチュアをオシャカししちゃうもんネ。

まずは小顔整形

大量の花火を抱えてるせいで厳つい表情になってるのと顔の輪郭が紛う事なき男だから手を付けるなら眉間のシワ、眉毛、上まぶた、頬骨、下唇、アゴくらいカナ?兎にも角にも表情ひとつでミニチュアの印象はガラリと変わるし万が一にも削り過ぎると取り返しが付かない繊細な作業だから慎重にネ。

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ビフォー画像
眉間のシワと吊り上がった眉毛のモールドが深くて苦戦したヨ^^;
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顔の削り込みに使用したリューターのビットは上記画像の4本
顔以外の造形にビットが当たる場合はデザインナイフも併用してカンナ掛けデス。
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アフター画像
台無しにしないよう細心の注意を払って削り込んだけど右の頬が花火と接してるから
リューターだと花火のアタマも削れちゃうしココはデザインナイフと針ヤスリで対処。
眉毛は削り落として上まぶたは少しタレ目気味にしたかったので削った後にデザインナイフで
スジを付けてから軽く溝堀りしてマス。頬骨の研磨は結構な量の削り込みだったけどアゴは
このミニチュアの場合は尖り気味の方が女の子っぽく見えると思うのデスヨ。

おそらく今回のコンバージョンで一番の難所?をナントカカントカでクリアしたから今度はデコ助だの麻呂だの言われない為の小細工を施しマス。

前髪はパッツン!

盛るのが苦手な髭親父は当然グリーンスタッフで造形するなんてコレっぽっちも考えて無くって使い慣れた板鉛にデザイナイフで縦にスジを掘ったモノを額にペタリ貼り付ける方法で前髪を表現する事にしましたヨ^^
いや、パテで色んな形に造形出来ないから板鉛で作り易いパッツン前髪を選んだ訳では無くってイメージとして最初にパッツンがあったから「だったら板鉛でもOKジャン!」と言う感じで試してみたのデスヨ。

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結構な昔に釣り具の上州屋で購入したモノなんだけど髭親父が軍旗とかチョットした小細工で
使うのは厚さ0.3ミリの方が圧倒的に多いからコッチはマダマダ沢山あるノネ。
まぁ今回の前髪も0.3ミリで作ったからコッチはナカナカ減らなくって一生分あるカモネ^^;
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板鉛で作った前髪を張り付けた弟子。
此れで小顔処理&エクステ装着も完了し顔廻りの改造は完了!

まぁ意外と上手くハマった感じだし少し女の子らしくなったカナ?
お次は増毛の為に毎度お馴染み銅線の三つ編みを作りマスヨ。

今回は髭にあらず髪の毛

最初に銅線の三つ編みをコンバージョンで使い始めたのはウォーハンマーの
至高王ソルグリムのモデリングがキッカケでポッチャリお腹でシャツがパンパンだから隙間から見えちゃってるヘソを隠す為に付け髭?をしたんだけど立派な髭が風格を増し威厳を保つのに一石二鳥の役割を果たしたノネ^^
その後もドワーフの誇りたる髭や髭の代わりに綺麗な亜麻色の髪を三つ編みにするのが美しさの条件とされる女性のドワーフを作る時に使ったコノ方法は、当時まだ幼かった長女の髪の毛を練習台にカミさんに教わった三つ編みの遣り方を其のまま銅線の束を使って再現してるのデスヨ。

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髭親父が趣味人への道を歩み出した当時に勤めていた工場の廃材置き場から回収して来た
電材のコードは約28ミリサイズのミニチュアに使うのにピッタリの線径だったから
永らく愛用してるんだけど最初は長さ30センチ×3束あった電材もいよいよコレで最後。
あ、試したいからって勝手に家電のコードとか切って家族に怒られないようにして下さいナ^^;
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ケチケチせずにシッカリ銅線を使って豊かな長髪を三つ編みして束ねてる風ウィッグ^^
画像の隅に切り取った被覆チューブが写ってるけど編み込みと端のカット分も含めて
3.5センチくらい使ってて、もし試してみるなら慣れるまでは少し長めに切って余裕を
持たせ方が修正が楽カモ?髪留めのバンドは0.3ミリ厚の板鉛を使用。

銅線を編む時は被覆チューブを1センチほど残して切り取るのがコツで全部切り取ると線がバラバラになって編み込めなくなっちゃうから要注意。
編み終わったら残りの被覆チューブを外し板鉛の髪留めを巻いて毛先の裏側を一緒に瞬間接着剤で固定して乾いたら毛先を綺麗にカット。瞬着は流し込み過ぎると銅線の隙間を埋めて折角のモールド?が消えちゃうからフーフー息を吹きかけて液溜まりを作らないようにしましょうネ。そして生え際の固定位置を決めたら身体の線に添って曲げたり、もしくは躍動感を出す演出で反らしたり跳ねさしたりして形が決まったら瞬着で固定。この時も液溜まりを作らないよう要注意なんだけど、形が決まる前に瞬着が流れ込んでしまうと固まって自由に曲げられなくなるから仮組みはホント大事デスヨ。
さてさて、お次はバストアップのマッサージ?と小物の追加!

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お判り頂けるだろうか? 抱えた荷物に圧迫されたバストラインへのコダワリ^^
ユッタリした服を着てくれてたおかげでシッカリ削り込んで形を整えられたけど
加減を間違うと削り過ぎによる貧乳化を招くのでホント難しい工程なのデスヨ。
まぁ殆ど目立たないけど細かいコダワリもコンバージョンの醍醐味ダヨネ!
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ハーミットイン商店でゲットしたタイニー・ファニチャーのレジン製「書物&巻物セット」を
使ってみたんだけど荷物が多くて持たせる場所がないから革紐でブラ下げてる感じを表現すべく
0.17ミリの板鉛を巻き付けて本と本体には1ミリの真鍮線を打ち込み固定してマスヨ。

女の子らしくなったカナ?

もうホント超久し振りのジェンダー変更な改造だったけど今回はヤッパリ顔の削り込みが一番難しかったし失敗はオシャカに繋がるので冷や汗モノ。
でもミニチュアを手に取った時に閃いたインスピレーションをシッカリと再現する事が出来たしベイルファイアモデリング部門に出したくなっちゃう位には会心のコンバージョン♪(モデリング部門は1作品のみだから残念)
あとはペイントで更に女の子らしくなれば大満足のミニチュアになるカナ^^

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「はわわ、待って下さいよぉ~師匠ぉ~!」
あの気の強そうな魔術師とチョイとドジっ娘の弟子の組み合わせで物語を書いてみたくなるネ♪

緊急作業!

実は組み上がった後に更に1体のコンバージョンをやってから休憩しながらミニチュアを眺めてたら何だか違和感を覚えた髭親父。
「ヤバイ!右耳の後ろ側に銅線が廻ってないジャン(><)」
後頭部の生え際には銅線を広げてから固定する予定だったのを何故だか左耳の後ろからシッカリ束を詰めて固定しちゃうウッカリで現場ネコも激オコ!
チャント指差し確認で「ヨシ!」ってやってれば防げるミスだったナァ^^;

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既に編み込みは無理だから被覆を剥いたバラバラの銅線を1本づつ植え込むアデランススタイル?
瞬着の塊が出来ないように注意しながら時間を掛けて固定して何とかリカバリー成功!
考えように寄っては最初の髪束を広げて固定するよりイイ感じになってるんじゃないかと思うけど
正直言って無茶苦茶タイヘンだったし手間を喰うのでモウ緊急作業は真っ平御免デスナ^^;

おまけ

もう1体コンバージョンしたのは「角兜の狂戦士(両手斧)」デス。
コンパチの頭パーツが2種類入っていて髭親父的にはモチのロンで髭面を選んだけどミニチュアの名称が「角兜の~」だしナイス造形の格好いいパーツだから何とか使えないかと考えた結果、兜の中身をガリガリ掘って頭用パーツでは無くチャントした装備品としての角兜にして禿げ頭に乗せましたヨ^^

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メタルのムクとか不要部分をゴッソリと削り込む時に使うのは画像向かって一番左のビット。
ちなみに真ん中は太めの溝を掘ったりゴン太でニッパーじゃ厳しい場所の切断にも使いマス。
一番右は最近だと鎖帷子や毛皮のモールドを掘ったり掘り直す時に多用してるカナ。

チョイと拘ってみたのは角兜を脱いだ姿に説得力を持たせる為に付け加えたアゴ紐で、例えばガンダム的なアニメで見掛けるパイロットスーツのヘルメットだと脱いでも背中側に固定出来るフックが付いてるらしいからいいだろうけどファンタジー世界の装備品だから兜を脱いでも背中にブラ下がるのは不自然?そこで完全に脱がずに頭に乗せて兜の両側にアゴ紐と留め具が見えてる感じにしてみたのデス。加工には板鉛と銅線を使用(パテは苦手^^;)

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中身をガッツリくり抜いた角兜の収まりがいい禿げ頭で助かったヨ^^
耳の後ろに垂れ下がってるのが板鉛を切って貼り付けたアゴ紐なんだけど
長過ぎると格好悪いし短すぎると何だか判らないから表現が難しいヨネ。
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コチラ側も耳の後ろに板鉛を重ねて銅線を貼り付けた留め具っぽいサムシング。
板鉛は柔らかいからウネウネさせる表現の時にも使い易いのデス^^

ミニチュアは分割パーツが頭と斧を持った両腕で固定には1ミリの真鍮線を打ち込みメタルの削り粉&瞬間接着剤を使う毎度の方法で固定してるんだけど禿げ頭に乗せる角兜は削った兜の内側と禿げ頭がジャストフットだったから瞬着のみで固定(真鍮線を打つと兜を突き抜けちゃいそうだしネ^^;)
あと付属のフチあり40ミリベースじゃなくD&G30ミリベースを使用。

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ひとりはマッチョな蛮族風の戦士を加えたくなったのは「コナンシリーズ」を全く読んでいなくて
映画も観ていない髭親父的には「ロードス島戦記」の皇帝ベルドが記憶にあるからなんだヨネ^^

いやはや、今回は久し振りにノリノリでコンバージョン出来たのが嬉しかったから毎度の長文を通り越した激長の記事になっちゃったけど画像満載だし昔から改造の時に何度も使ってきた手法をシッカリ紹介出来たので大満足。
兎にも角にも最後まで読んで頂き感謝、感謝デスm(_ _)m
ではでは皆さん、エンジョイ!オールドスクールファンタジーミニチュア♪

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