づれづれ草

明日を築こう!東北 郷土の絆を信じて進もう

潟沼一人探検隊

2009-05-24 23:59:58 | 鳴子の風景
鳴子でも7月中旬並みの陽気の先週、一人なんちゃって探検隊は二日間に渡って潟沼へ舟を漕ぎ出した!

まずは龍神さまにお参りを。

 
祠は畏れ多いのでUP致しませんが、龍神さまの歴史ももう少し調べてみたいな~。






この日の沼の色はアクアマリンのような、水自体が発光しているかのような色。


以前の記事で『潟沼は強酸性なので生き物は棲めない』と書きました。
しかし例外の生物が二種生息するのが今の時期。
一つは群生して飛ぶユスリカ
もう一つは、単細胞生物の緑藻クラミドモナス(Chlamydomonas)。

この日は気温上昇に伴ってか、クラミドモナスが一部に発生しておりました。


レストハウスの西側は、まるで二番煎じの緑茶のような色。



西側の浅瀬に至っては、こーんな蛍光ペンのような色に染まっていました。




沼全体はこのように、いつもどおりの魅力的な色です。








沼の中心部で蛇が泳いで渡っていると思って近寄ったら、なんとロープだったよ…。





レストハウスの対岸(南側)は青白く濁っていて、いつもよりもガスの香りも濃厚。
ぷくぷくの湧出も活発になっておりました。



気になっていたのが、東屋付近の水中にあるナゾの影。
ここは岸辺からは水面の反射でよく見えずに、何だべな~と訝しんでおりました。


ボートで近付いてみると長方形の木枠の型のようにも見えます。
好日館の館長さんに伺ったところ、硫黄堀りの櫓の台座なのではないかとの事。




早朝の潟沼の写真も撮りたくて、翌日早起きをして行ってみます。


朝5時半の潟沼。 








沼底から湧き出すガスが小さな波紋を描き出します。
龍神様の内緒話のように、ひそやかな音が聞こえます。








東屋と龍神さまの祠を対岸から眺める。



明鏡止水の画を撮りたくとも、なかなか完全に風が凪ぐことは無く難しい。。





好日館の館長さんが撮ったこの素晴らしい一枚のような写真を、おいらも撮ってみたいものだ。


続日本記によれば承和4年(837年)の4月に鳴子で火山活動があって、そのときの火口に水が湧き出して出来たのがこのカルデラ湖・潟沼。


今もなお、潟沼付近の地形は変化しつつあります。
(奥の建物は潟沼公衆トイレ)


当時はこんな大岩が火山弾となって飛び交っていたわけだ。
延喜式以降、鳴子温泉の歴史は以後江戸時代になるまで殆ど登場しません。
それはこの近辺一帯が長きに渡り“被災地”であったからなのかな…などと推測。







探検を終えたら潟沼レストハウスの温泉水で入れたアイスコーヒーで一休み。
温泉水は潟沼源泉ではなく、『飲める温泉』で知られる中山平のあすか旅館のもの。



レストハウスの壁には、宮本ゆりさん作の龍神さま。
鳴子温泉郷の温泉すべてを見守り、導きたまへ。



探検を終えた後は鷲の巣山経由で山を下り、東鳴子温泉の焼肉八兆で宴会




こうして鳴子を訪れた方々と温泉談義ができるのも、龍神様のお計らい。
感謝感謝。



  焼肉八兆  宮城県大崎市鳴子温泉字鷲ノ巣50-2  TEL 0229-82-3858
            営業時間17:00~22:30  火曜日定休
                  ★鳴子御殿湯駅から徒歩約10分 

 




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5 コメント

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楽しかったです^^ (のらしっぽ)
2009-05-25 00:43:56
温泉談義とても楽しい&美味しかったです♪
お世話になりました~!

潟沼、とても美しいとこでした
こんなにいろんな顔を見せるんですね~
次に鳴子に行ったらまたぜひ立ち寄ってみたいと思います^^
バスクリン?^^ (なっとー)
2009-05-25 23:13:51
一人探検隊 すごいですね!

この沼、バスクリンが入ってるんじゃないですか?(笑)
Unknown (ぬれぴよこ)
2009-05-26 23:13:47
お天気もよくて、とっても綺麗な景色ですね~♪
本当に絵の具を流したような綺麗な色!
Unknown (鉄郎)
2009-06-02 18:46:23
はじめまして。鳴子の温泉には今まで何度か行っていましたが潟沼に初めて足を運んでみました。
丁度こちらの画像のように晴天で、本当に宝石のような湖水に驚きました。
来月もまた鳴子泊ですので、また行って散策して参りたいと思います。
いらっしゃいませ♪ (ぽち)
2009-06-02 23:44:53
のらしっぽさん、こちらこそ楽しいひと時をありがとうございました!
次回は船旅@潟沼をご一緒に!
おいらが船頭いたしますから(笑)。

潟沼は鳴子温泉の真の湯元とも言われている所なので、観察していると飽きないんですよ。
ある時はエメラルドグリーン、ある時はグレーがかった暗い色と、変化に富んでいて面白いです。

また次回も肉を焼きましょうね~!

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