づれづれ草

明日を築こう!東北 郷土の絆を信じて進もう

震災後入れなくなった宮城の温泉たち

2011-07-02 01:05:01 | 東日本大震災
東日本大震災の影響で被災してしまった県内の温泉旅館の中で、いまだに休業中の旅館、そして閉店してしまってもう入れない施設があります。

ひとつは釜房ダム湖畔に佇む一軒宿、泡つきのあるぬるい湯が心地良かった金山温泉・支倉旅館


源泉が止まってしまい休業中とのことでした。
源泉井のメンテナンスをして今後温泉が再び湧き出でてくるかどうか…。
歴史ある佇まいの木造建築、源泉100%のぬる湯浴槽での感動の泡つき。
時折浴槽にふわりと舞うタンポポの綿毛そっくりな湯の花。
また浸かりたい温泉です。



こちらは残念ながら被災後一度は再開するという情報もあったスーパー銭湯。
たかがスパ銭と侮る無かれ、実は高張性で濃い成分の県内でもピカイチの自家源泉『仙台七夕温泉』を持っていた極楽湯・仙台泉店






施設があった泉区松森陣ヶ原、極楽湯のある一帯は被害が大きく、ついに再開すること無く既に解体作業が進んでおりました。
ここの温泉は、まあ施設の規模と入浴者数からすると仕方が無かったのでしょうが、塩素消毒はバリバリにされていたのですが、かなり塩分の濃い、オレンジ色に近い茶色い顆粒上の湯の花が舞うとても素性の良い湯でした。
今だから言いますがココの極楽湯は『宮城三大残念な湯』・・・つまり湯の素性は抜群なのに、塩素ぶちこまれや循環などで勿体無い事になっている湯使いをされている所に、おいらが勝手に名付けた施設の一つでした。(あとの二ヵ所は内緒です)

でもココはおいらが一番通っていた温泉でした。
いわゆる温泉マニアではない友人達とも気軽に来れて、湯上りにはそのまま宴会をしたり、夜勤明けに朝湯に入ったり、何よりもサウナに入れるようになったのはココの低温サウナから徐々に修行をしたおかげだったんだよなぁ。
楽しき思い出がたくさんあるスーパー銭湯、閉店はとても残念です。
 (※入浴回数券は他の極楽湯でも使用可能との事です)



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4 コメント

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Unknown (chameleon_arms)
2011-07-03 16:52:22
それは…残念でございます。。。。
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そうでしたか…。 (はむれっと)
2011-07-05 00:36:50
金山温泉は、震災直後に電話で問い合わせて、
源泉が止まったのが分かっていましたが…。

そうですか、松森の極楽湯まで…。
僕も何度も通って、
今まで体感したことのないような
あの不思議な源泉を味わっていました。

茶色の湯花が沢山舞って、
海のようなにおいがするのに、
何故か湯口に行くと硫黄臭がするという、
個性豊かなものでした。

あんなにグチャグチャに潰れちゃって…。
ショックとしか言いようがありません。

金山も、極楽湯も、大好きなお湯でした。
何とか両方とも復活してくれるといいですね。
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Unknown (ぽち)
2011-07-05 01:41:21
カメさん、両湯とも幾度となく通ったところでした。
支倉旅館は源泉メンテナンスで復旧してくれたらいいのですが…。
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Unknown (ぽち)
2011-07-05 02:00:35
はむさん、支倉旅館は元々自然湧出で、後年ボーリングしたそうなので、湯道が確保出来れば復活の可能性はあると思います。湯脈が無事なことが大前提ですが…。

極楽湯ではむさんとも宴会しよう!なんて言っていて、実現できないでしまいましたね。
湯の花で遊んでいるとグターっと湯疲れするがっつりパワフルあの湯がいまどうなっているか、たぶんかなりな深度の掘削&ポンプアップなので埋め戻された可能性もあるので、残念無念です。
あ、建物は4月までは一部シート掛で残っていたので、改修工事をして再開すると思って待っていたんです。松森でもこの辺に被害が集中しているんですよね…。
露天風呂と低温サウナを往復する幸せ、もう一度味わいたいっ!
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