この秋は本当に過ごしやすい日が多くて、
○○の秋、の○○にいろんなことを当てはめて楽しめそうです。
その中に芸術の秋、というのもありますね。
先日、生え抜きメンバーのドラマー、チャーリー・ワッツさんが永眠したThe Rolling Stones。
現在、北米で'No Filter' Tour 2021が敢行されています。
残念ながらニューヨークでのライブはありません。
これまではツアーで、鉄板というほど何度も演奏されてきた1971年リリースの大ヒット曲
「Brown Sugar」。
日本でもストーンズファンにはお馴染みの曲です。
それが、今回のツアーではコンサートのセットリストから外されることになりました。
Rolling Stones retire classic rock song ‘Brown Sugar’
https://nypost.com/2021/10/13/rolling-stones-retire-classic-rock-song-brown-sugar/
上のリンク記事によりますと、歌詞の内容が奴隷制を肯定して描いていて攻撃的である、
また、女性に対するリスペクトが無い、という理由だそうです。
記事中に歌詞も掲載してあり、確かに出だしからして
Gold coast slave ship bound for cotton fields
Sold in the market down in New Orleans
(拙訳: 黄金海岸の奴隷船が綿花畑へ向かい、ニューオリンズの市場で売られた)
「Brown Sugar」有名ではありますが、個人的には曲が好きで歌詞をそこまで意識していなかったので、
改めて読みますと、これが当時普通に大ヒットした事実に驚きです。
そんなに英語力がなかった高校生の頃、音楽雑誌の記事でBrown Sugarはコカインの隠語で
コカイン使用についての歌詞である、というのも読んだ記憶があります。
…まあいずれにしろ、品行方正な内容ではないですね。
演奏しないという判断も、音楽以外のところで論争が起きるようならやむなし、と思ったりします。
ストーンズはキャリアが長いだけに「Brown Sugar」なしでも十分セットリストは作れますしね。