2/25(木)、近藤ガイドのロッジ雪山教室で、比良山αルンゼに行って来ました。
暖かく晴天の続く日々で比良山系にもほとんど雪はないであろう・・・という予測通りJR志賀駅に到着するも全く雪の気配はなし。
空は真っ青で太陽が輝き最早春の様相。
ただ、前日に雪が降った、ということで山の上部辺りは粉砂糖をまぶしたような感じで、「雪山！」に一縷の望みをたくし、いざ出発。
JR志賀駅より1時間ほどのアプローチ。
それにしても例年ならここらの道路わきにも白いものが目立ち始めるのだけれど「異常！」なほどに雪が無い。
取り付き付近でクライミング準備。
ここらもいつもは雪の原なのだけれど、取り付き部辺りには水がじゃんじゃか流れていた。
ハーネス、アイゼン、ピッケル装備して直ちにクライミングオン。
昨晩に降った雪だけ残っている感じで、濡れたり凍ったりしている岩の上をガリガリ。
ここαルンゼにはこの時期に4年連続できているけれど例年なら普通に二本足で歩ける部分なのだけれど四足になる頻度が圧倒的に多かった。
「爪が効かへんから滑るぅー。」
いつもならここらは雪で埋まっているから、手を使わずに歩けるのですが・・・
「アイゼンの爪が効かないなぁ」
「プロテクションの取れる場所もないぞ、これ！」
「あのぉ、手のホールドが無いんですけどぉ・・・」
近藤ガイドがリードで登った後に終了点を取り一人ずつ確保しながらのクライミング。
上部もグローブ履いた手が「かかる」ホールドが無く上手に「押して」少しず登り上がる。
でかい岩の屋根。
普段はこの穴も雪に埋もれて見えないのだけれど、今日はくぐり抜けて行くのだぁー！
「そんなんわし、初めて来たからわからへんですわぁ！？」
「簡単なとこやて聞いてルンルンてきてたのに話が違う～…手ごたえ倍増でおもしろいけど。」
「ふんぬっ！どうじゃ、ヘラクレスみたい？」
ルンゼが狭くなりガラガラした様相になってきたので尾根に向かって左上に登り上がっていく。
「おぉ、なんかクライミング終了点が見えてきたんかなぁ。」
尾根に取り付くと、そこはαルンゼ終了点の「クロトノハゲ」辺りより割りと下の登山道にいきなり出た。
そこで休憩をとりたっぷりお腹を満たした後、雪のちらつき始めた登山道を一目散にくだり下りていったのだった。
ここにかぎったことではないけれど、αルンゼは毎年違う顔を見せてくれてとても楽しいコースなのだけれど、「はてさて来年はどんな顔を見せてくれるのか？」楽しみがまた増えたようなそんな山行になったなあ。
投稿者:大阪店 織田
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