TBA

(仮)

サケフライの幻想

2020-08-04 | ブログ

 

覚えているかぎりの一番古い記憶は、

3歳くらいのときに、兄に「UFO食べよう」って言われて、

母親と3人で買いに行こうとして玄関で思ったこと。

UFOって空飛んでるやつをどうやって食べるんだろう。

カップ焼きそばよりも、空飛ぶ円盤のほうを先に知ってたらしい。

そのとき食べてどう思ったかの記憶はない。

 

まあ、記憶は簡単にうわ書きできるみたいだけど。

 

はっきり覚えてておいしかったものは、

兄が通ってた小学校で、給食の試食会っていうのがあったらしくて、

4歳くらいのときに母親に連れていかれて食べたサケフライ。

そのときの印象があまりにも強くて、

おそうざいとかで見つけるたんびに買うのに、

いまだにそのサケフライよりおいしいものにあたったことがない。

それもすっごく美化されてるんだろうとは思うけど。

 

ちなみにその学校には1年しか通わなかったのだけれど、

残念ながらその間にサケフライはいちども給食に出なかった。

そう、給食で食べてたらたぶん印象違ってるんだろうな。

まあ、試食会だったはずだから、評判が悪かったりコストが合わなかったら、

本番の給食には出ないってこともあるんだろうかな。

 

おなかすいてきた。

 

 

夕方のセミはすっかりヒグラシになった。

いまごろはまだ夏真っ盛りのはずなんだけどなあ。

 

 

ひさしぶりに本の注文をしてしまった。

なかなか見つからない本がいっぺんに2冊出てきたら、ねえ。

お盆あたりに届くことになりそうなのがちょっとめんどくさいのはしかたない。

 

 

今月の「100分de名著」は『モモ』

それこそ指南役の先生のおとうさまの影響で、

こどもの本を読みまくってたころに読んだはず。

でも、覚えてるのは甲羅でおしゃべりをする亀のカシオペイアくらい。

今週ではまだ出てこなかったので、もうはてなしかない。

あとで、少年文庫のを古本屋さんで見つけて買ったはずで、

どっかにあると思うんだけど、

真夏にエアコンのないところに行く気はしないから、

8月中には間に合わないだろうな。

図書館にも行けそうにないし。

 

ジムボタンというのは読んだことないはずだけど、

「はてしない物語」と「モモ」はそう遠くないような。

「スノーグース」と「ジェニイ」と、

「ポセイドン・アドベンチャー」と「ハリスおばさん」を書いた、

ポール・ギャリコをくらえ。

そうだ「100分」で「ジェニイ」やってくれないかな。

 

伊集院さんのたとえは、たいてい「へー」って思うのだけど、

ラジオの話はよくわからんかった。

あえて午前中って言ったのもなんか意味あるんだろうかな。

阿川佐和子さんもちょっと違う感じ。

こないだまで新聞に載ってた阿川さんの小説も、

思ってたのちがう感じで進んでふしぎな感じでおもしろかった。

 

SNSが流行るのはみんなが語りたがっているからっていうのはよくわかる。

話したい人が増えてるというよりは、

話したい人が手段を持ったということだと思うけれど。

井戸端会議の輪が無限に広がったという意味で。

 

ベッポの、目の前のことをしっかり、みたいなのは、

やっぱり禅の修行とかそっちに近いものがあるんだろうな。

 

あと、のんさんの透明感というか、変わらない感じがすごい。

モモになりきって台詞を言うところはどきっとした。

「消費」されなかったから、そのままなのか、

「消費」されたくなかったから、そうしたのか。

どっちかわからないけど、

いまの時代、天然記念物クラスに貴重な存在のように思う。

 


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