おそらく90年代初頭に撮影されたものだと思われます。
東京の下宿を取りまくったこの作品には、一切ヒトは登場しませんが、そこに在るモノが主のことを語ってくれるという面白さがあります。番地が存在しないから税金を払わなくてよい都会のエアポケットや文京区に残る巨大な木製の長屋などミステリアスでちょっとレトロ、ものすごく汚い部屋だけど確実に主人の生活している息吹を感じる部屋、よくある「私の素敵なお部屋」的なものの対極をいくスタンスですが、これが私のような人間には何とも面白いんですねぇ。そして数年後には、ほとんどの住人が入れ替わってしまい、もうこの小宇宙は存在しないという無常観、秋の夜長にベッドで眺めてみたいそんな一冊。→
東京の下宿を取りまくったこの作品には、一切ヒトは登場しませんが、そこに在るモノが主のことを語ってくれるという面白さがあります。番地が存在しないから税金を払わなくてよい都会のエアポケットや文京区に残る巨大な木製の長屋などミステリアスでちょっとレトロ、ものすごく汚い部屋だけど確実に主人の生活している息吹を感じる部屋、よくある「私の素敵なお部屋」的なものの対極をいくスタンスですが、これが私のような人間には何とも面白いんですねぇ。そして数年後には、ほとんどの住人が入れ替わってしまい、もうこの小宇宙は存在しないという無常観、秋の夜長にベッドで眺めてみたいそんな一冊。→
この本、好きなんですよね。当時、重くて立ち読みするのが辛いことといったらありませんでした。
よくは覚えていないですが、たしか友達つながりで撮影されていたような。そのせいか、妙にマックがたくさん写ってましたね。そこらへんでいっそう親しみを増したのであります。
わたしのお気に入りは、本郷の木造の下宿屋ですね。畳の部屋に、小物がちょっと置いているだけ。うちで使っている時計も、隅っこにありましたっけ。出来れば、今もそんな生活に憧れがあります。
こんばんはー。
確かに「Classic」や「2ci」などの名機が出てましたね。見てるとこが一緒ですな~(^^
あの本郷の下宿いいですよね。たしか東大生の部屋だったと思うんですが、アンテーィクの扇風機やらブタの蚊取り線香入やらおーっと思わせるセレクトでした。