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☆うさぎ“雑”学?☆

うさぎさんの『不思議』を追求していったら・・・・
日々、勉強!わたしなりのうさぎ雑学です(^^

うさぎを飼う前に⑦

2006-07-05 | 飼い方
今までは、ウサギを中心に見てきましたが、迎え入れる私達にも、大変、重要な問題があります。

それはアレルギーです。ウサギを飼い初めて、だるい、目が痒い、クシャミが出る、等の
諸症状が出て、病院で検査したらアレルギー反応が出た、という人が大変多いのです。
また、自分ばかりでは無く、家族にもアレルギー反応が出てしまい、アパート等ではどうしても
飼えなくなってしまい、泣く泣く手放すことを余儀なくされるケースもあります。

最近では、お子さんが激しいアレルギーを起こし、1日でも早く生活空間からウサギを切り
離すよう、医師から指示が出されて、里親探しもままならず捨ててしまうケースもあります。

案外、猫アレルギーは広く知られているのですが、ウサギにも同じようにアレルギーを引き
起こす「アレルゲン」になる事を知って下さい。事前にアレルゲンテストを受けるのも、一つの
手です。特に小さなお子さんは、折角かわいいウサギを飼ったのに、苦しむことになってしまい
お子さんも、そしてウサギも悲しいことになってしまいます。
大人でも突発的にアレルギーを起こすこともあるので、心配なら調べたほうがいいでしょう。

主にウサギの毛がアレルゲンになるようで、換毛をきっかけにとか、飼い始めてから2年してとか
発症する時期は、様々でいつどうしたらと言うことは解りません。
もしかしたら、飼う前にアレルゲン反応が陰性だったとしても、ある日突然、発症するかもしれません。


例えアレルギーが出ても、飼いつづけていらっしゃる方もいます。
空気清浄機をつけっぱなしにし、常に換気を心がけ、気休めですが花粉症用のマスクを
したり、薬を飲みながらお世話をしたり、幸い、ご実家で引き取ってくれると言うので
ご両親にお世話をお願いしたり、色々、工夫したり試行錯誤しながら飼い続けてる方々も
います。

もし自分に、または家族にアレルギーが出たらどうするかも、頭の片隅に置いておいて下さい。
本来なら途中で手放すことは辛いことですし、ウサギも飼い主が変ったり環境が変る事は
ストレスになります。特に、年齢が行けば行くほど、ウサギも順応性が低くなりますから
ストレスから思わぬ病気になったりするかもしれません。

どうしてもの場合は、手放すことも仕方ないとしても、最後の選択が「捨てる」事だけは
どうかしないで下さい。

うさぎを飼う前に⑥

2006-06-30 | 飼い方
一目ぼれ、が殆どだと思いますが、「この子!」って決める前に大切なことがあります。

お店では信用が大切ですし、つい最近改正された動物愛護法により、ショップやブリーダーの生体
売買については、その管理義務が以前に比べ厳しくなりました。それと同時に、飼い主への管理
責任も厳しくなりました。

とは言え、ペットの中心は飼育頭数も多い、犬、猫に集中してます。確か、犬、猫に関しては
はっきりと「生後3ヶ月までは、親とともに生活していること」と明示されていたと記憶しています。
違っていたら訂正いたしますので、コメントを下さい。

しかし、その他のペットに関して言えば、「成体と同じ給餌で生活できるまで」となっています。
これだけですと、ウサギは約1ヶ月で乳離れするので、その後も母親といる必要があるのに
引き離されて、展示販売されることになってしまいます。乳離れしたばかりの次期は、体も
不安定です。食べ物が一気に変るので、お腹の腸内細菌のバランスが崩れ、下痢しやすくなって
います。また、母親や兄弟と行動を共にすることで、社会化へも結びつきます。
離乳したとしても、すぐに親と引き離すことは、子ウサギにとっては心身共に負担がかかります。

今までもそういった事を、まったく無視して「小さければ小さい程、かわいく人目につく」ことだけに
重点を置いて販売されていました。良心的なショップやブリーダーは、元々がそういった事を配慮
していますから、それ程問題ではありませんが、未だに乳離れするかしないかの、小さい固体を
見かけます。こういった子は、不安から異常に神経質だったり、人に慣れにくかったり、普通の
習性として持ってるもの、例えばトイレの習慣や体内時計が狂うなどして、偏食や奇行が見られる
個体になってしまっているかもしれません。

個人的な考えですが、よく「トイレの躾をどうしたらいいですか?覚えてくれません。」と相談されます。
個体差がありますから絶対とは言いませんが、これは母親から早くに引き離されてしまった事に
起因するように思えて仕方ありません。他にも、問題行動、1日中でもケージを齧っている、
スノコのある1ヶ所だけを齧るなど、性格なのか、ストレスの転化行動なのか、見極めが難しい
ですが、母親からいきなり離された環境の変化に、精神的について行けなくて普通のことが
出来ないウサギになってしまったのではと思います。

母親がきちんとトイレの習慣があれば、子供達も母親と同じようにトイレの習慣が付きます。
しかもウサギが本能的に持ってる習性ですから、これが出来ないと野生下では死活問題です。
いくら人間に飼いならされたとはいえ、基本的な本能は変らないのですから、単に覚えが悪いとか
性格だ、という問題だけでは無いように思います。


それまでのウサギ飼育は、ペットではなく実験用や毛皮、肉用が主でした。そいうった現場からは
聞いたことがありません。もっとも、ペットと違いますから、人とこれほど密接にかかわることが
ありませんし、飼育方法も違いますから、解らなかっただけかもしれません。しかし、これだけ
多くの飼い主が同じ事を言うのであれば、実験や畜産でも聞かれてもいいはずです。

それとも、飼い主が神経質になりすぎているのでしょうか・・・・?
トイレを覚えなくても、それはその子の個性と割り切って、衛生面に心がける方が健康的に
過ごせます。


体内時計を司るのは日照だ、と言います。いくらウサギが夜行性とはいえ、時々はお日様を浴びて
います。日光浴をすることで、体内時計を調節しているようです。
ところが、ショップでありがちなのが、夜遅くまで電気を煌々とつけ展示しています。これでは、
ずっと昼間がある状態になってしまい、体内・脳内ホルモンも崩れてしまいます。
そうするとイライラしたり、ストレスを感じやすい、またストレスに弱い体質になってしまうかも
しれません。展示販売されている時間が長ければ長いほど、そういう傾向があるように思えます。

愛兎は小学校飼育のウサギでした。外飼いです。我が家に来てからは、部屋でケージ飼いでした。
外の小屋にいますから、当然、日光も感じています。部屋にいる時も、窓辺に近い所にケージを置き
冬は日向ぼっこできるようにしてました。
確かにケージ齧りもしましたが、人が側にいる時だけのアピールでしてました。おやつ頂戴!
ケージから出して!遊んで!と。。こういう場合は無視していれば、いずれ諦めます。
トイレでもケージ齧りでも、困ったということは、ありませんでした。

そうでは無くて無心にかじりつき、自分の歯まで壊してしまう程、というのはちょっと異常です。
ストレスからかもしれませんが、齧るほうがストレスになるんではと、思うのですが。。
だって食べる為に齧るのではないし、齧ってもステンレス製の網は硬いし、噛み切れるものじゃありません。
それに飽きが来ますし、歯が壊れるまで執着するというのは、どう考えてもおかしいです。
結構、ウサギは好奇心も強いですが、飽きっぽいのも特徴です。執着するのは、生殖にかかわる
ことと、食べることくらいでしょうか・・・・?

飼育書などにも、ケージを噛むことはよく無い、と書かれていますが、自分で自分を痛めてしまう
ほど齧るのは異常事態であり、このような事態は好ましくないので手を打ちましょう、と理解した
方がいいのでは無いかと考えています。

性格か、ストレスか、異常なのかはわかりませんが、こういったリスクを少なくする為には、
生後1ヶ月半~2ヶ月くらいまでは、親元で生活を共にしている事。親も健康であり、本兎も
健康である事。目に輝きがあり、全体にハリとオーラといいますか、気が溢れている事。
展示期間が短い事。ケージが清潔である事。ウンチがコロコロウンチである事。
多数いる場合は、どのウサギも具合悪そうな子が、いない事。1頭でも、鼻水が出ていたり
目やにが出ていたり、健康的に見えない個体がいれば、そのショップ、あるいはブースの子は
例えケージが別々であっても、全体に感染してる可能性が高いです。

ショップでは、鳥と隣合わせてケージが並んでいる場合がありますが、鳥の近くに展示している
場合は、鳥からの病気や寄生虫の感染の危険があります。鳥には、サルモネラ菌やパスツレラ菌
目に見えない寄生虫を媒介する恐れがあります。自宅で飼う場合も、同じ部屋には置かないことが
お互いの為です。動物から人に感染するものは“人畜共通感染症”と言いますが、当然、動物間でも
感染しあいます。鳥インフルエンザに代表されるように、鳥から、他の動物を介して、人に
うつる可能性もあります。鳥以外でも、モルモットはウサギに移り易い菌を持っています。

だからと言って、鳥が非常に危険だ!というのでは無く、きちんと住み分けをすれば、安全であり
皆が快適に過ごせる、ということです。

ちょっと話がそれましたが、生後1ヶ月半くらいでショップに来て(それまでは親元に居た)、せめて
展示期間は1ヶ月~2ヶ月の間の子が、ベストだと思います。これ以上、大きくなると今度は
自分だけの世界を作ってしまい、人との距離が遠いものになってしまうおそれがあります。
元々、人懐っこい子や積極的な子は、それでもある程度は懐くでしょうが、警戒心の強い子や
臆病な子、ヘソマガリな子などは、自分の世界を作ってしまいます。ナデて貰うのが嫌いとか
構われるのが嫌い、とか、とにかく人に触れられるのが嫌い!なんて子になってしまうかもしれません。
それともう一つ、多数で一つのケージに長く入れられていると、ウサギ達だけの世界を作って
しまって、ひどい場合は人間にまったくよりつかない子に、なってしまうかもしれません。


心身共に健康であれば、大概のことは受け入れてくれます。
ぱっとみて、インスピレーションで選ぶのもいいですが、ちょっとだけ、その子の過去を
考えてみて下さい。本当に心身共に健康なのか、これから共同生活を送る上で、お互いに過ごし
やすい関係が築けるか、何が安全で何が危険か・・・・・・

出会いが素晴らしいものに、そしていっしょに暮らして沢山の幸せを感じて下さい。

うさぎを飼う前に⑤

2006-06-23 | 飼い方
ウサギにどんな生活空間を提供するか、色々とあります。ペット飼いを中心に考えると、
もっとも一般的なのは、部屋の中にケージを置く“ケージ飼い”です。

ホームセンターやうさぎ専門店、ペットショップなどでも専用ケージがありますし、ウサギの大きさに
よっては犬用ケージやサークルを代用した方がいい場合もあります。小型種~中型種のウサギでは、
ウサギ専用ケージで十分、間に合います。専用ケージも大きさや製造会社別に、タイプが
色々あります。出入口も扉がハシゴの代用になっているもの、観音扉のように開くもの、上から開ける
タイプなど。ケージの素材もアルミ製、スチール製、ステンレス製などがあります。

衛生的であり手入れが簡単、更にプロも使用!なんて“肩書き”がついてる、ステンレス製で
鳥かごのようなトレーが付いていて、トレーが引き出し式になっているものもあります。

もし、複数で飼う場合は、1頭に一つのケージが必要になります。大きめのケージで2頭いっしょに
した場合、相性が悪ければ激しいケンカが起こります。ひどいと、ケージを置く部屋すらも別々に
しないといけない場合も出てきます。自分専用の場所=ケージがあり隣同士でも気にならないというので
あれば、団地の様なケージ(一例です)もあります。

次にケージの中だけでも飼えますが、やはり1日の中でいくらかはケージの外に出して、より
親密なコミュニケーションを取りたいと思うでしょう。
そんな時に、時間を決めて一部屋を開放するのか、家の中全てを解放するのか、ケージの回りを
サークルで囲い、ある程度の広さを確保して、その中での放し飼い、等、色々と出来ます。

ここで気をつけたいのは、最初から何のルールも無く家の中を自由に解放するのは、お互いの
ためになりません。時間を決めて一部屋だけを解放する、とか、サークルで囲った所だけを解放する、
などきちんとルールを決めないと、大変なことになります。1日中、部屋に放し飼いにしておくと
そのうち、ケージに戻らなくなったり、自分の気にいった場所に巣を作ってしまうこともあります。

ウサギは自分のテリトリー意識が強いです。個体差もありますから、全てのウサギがそうだとは
言い切れませんが、あるお宅では、ウサギの自由に家の中をさせていたら、だんだんとウサギが
家族を攻撃するようになり、特に彼がお気に入りの部屋には誰も入れなくなってしまったのです。
部屋の入口にくるとスタンピングで威嚇し、部屋に入ろうものなら足元に噛み付いてきます。
掃除も何も出来ません。家具は齧られ、絨毯は齧られ・・・・・毛だらけ、排泄物だらけに
なり、そのお気に入りの部屋をウサギに明渡すしか、なくなってしまったのです。
当然、ケージのある部屋には行くものの、ケージになんか入りません。家中、スプレーしまくり
家族に対しても、自分がリーダーであることを誇示します。

最悪なケースになってしまいましたが、ここまでひどくなくても、性格によってはこのように
なってしまうこともあります。最初から、この一部屋をウサギの為に提供しよう!というので
あれば、他の部屋には行かせない、解放した部屋に人間が入っても攻撃しないような関係を
築く等、対策をたてなくてはなりません。

また、反対のケースもあります。その子はとっても甘えん坊な子で、飼い主さんの姿が見えないと
不安でしょうがありません。いわゆる“ベッタリ”タイプで、お家の中を飼い主さんの後に付いてまわり、
トイレやお風呂までも付いてきてしまうのです。寝るのもいっしょのお布団に入り、朝は起こして
くれて、目覚ましがいらないという飼い主さんもいます。
こういうタイプの子は、逆に長い間ひとりぽっちにしたり、人から構われないとストレスを感じるので
さみしくて死んでしまうことは無くても、神経質になったりするかもしれません。
どちらにしても、1日中、時間を共にして過ごそうと思うなら、上記のような攻撃性があるのか
甘えん坊なのか、よく見極める必要があります。

いずれにしても、もともとの素因があるにしても、環境でいくらでも共存できます。
攻撃性のある子でも、時間を決めて放し飼いにしていれば、こんなことにはならなかったかも
しれません。甘えん坊の子でも、昼間は留守にする飼い主では飼えないか、と言えばそんな
ことはありません。いない時に遊べるオモチャを入れたり、もう一頭、ウサギを飼う等して
気を紛らわすことができるようにします。そして帰ってきたら、タップリと甘えさせてあげます。
但し、甘えん坊タイプの子に仲間を与えると、人とは一歩距離を置いてしまうこともあります。


家の中での生活を中心に考えてきましたが、庭にウサギ小屋を作って、時々はお庭でも遊ばせて
あげたい、と考える方もいるかもしれません。また、どこかの動物園のように、庭全体を解放して
穴ウサギならではの、穴を掘ってウサギ自身にマイホームを作って貰おう!と考える方も
いるかもしれません。そうなると、多分、多頭飼いするケースが多いと思います。

外で飼うメリットは、ウサギ自身の意志が存分に発揮され、それこそ野生の本能のままに
生活できることであり、野生のアナウサギの生活を疑似体験できます。飼い主も、そんな姿に
満足を覚えるでしょう。実際に、自分の愛兎の為に都内の土地家屋を売り、田舎に土地を買い
広い庭と自分達が住む家を建て、広い庭はウサギだけのスペースにした方もいらっしゃいます。

屋外飼育での注意点は、病気や怪我の早期発見が遅れることと、ペアで野放し状態だとすぐに
繁殖してしまい、ねずみ算式に増えていってしまいます。
逃げ出したり、肉食獣に捕られたりする危険があります。都内でも、庭で遊ばせていた時に、気が
付いたら庭に姿は無く慌てて探したら、数日後、ご近所で野良猫に食べられた死体で発見されたり
カラスに襲われて逃げ回っていた、などのお話を聞きます。

日本在来種のノウサギがいる地域では、野兎病の感染にも気をつけなければなりません。
また、ウサギツメダニもノウサギの通り道にはいるので、そこからダニが寄生してしまいます。
ネコノミもウサギにたかる蚤です。他にも、鳥でもなんでも野生動物が持っている、様々な
病原体も感染する危険もあり、持ってる動物では発症しなくても、移ったウサギで発症するかも
しれません。これも実話で、東北地方にお住まいのある方のウサギは、週に何日かはお庭でウサンポ
させていたら、周りにウサギがいないのに、ウサギズツキダニに寄生されてしまいました。

他にもウサギツメダニもウサギに寄生しますし、ツメダニはウサギにも、猫にも犬にも、人間にも
寄生します。このウサギの飼い主さんは、部屋で飼っていたので、すぐに発見できましたが、小屋の
ようなずっと外にいるウサギだと、気が付くのが遅れたり、全てのウサギに移ってしまいます。

屋外飼育では、同じ家の中で過ごすよりももっと衛生面に、体調に、気を配らなくてはなりません。
多頭飼いしているなら、更に注意が必要です。いじめにあってるウサギがいないか、皆、それぞれ
きちんとゴハンが食べられているか、排泄物は異常が無いか、等、個体で見分けるには限界が
あります。それもよくよく、注意が必要です。個別の部屋が分かれていてるならば、もっと
簡単でしょう。屋外飼育でも、個別の部屋を設けて飼育するほがいいと思います。



一番最初、飼い始めが肝心です。1日を、1週間を、1ヶ月を、季節をどのように過ごすか、
計画と工夫が必要です。私は規則正しい生活と、季節事の過ごしかたを心がけていました。
ゴハンの時間も、夏時間、冬時間を作っていました。食材も、秋は枯葉を少し与えたり
夏はおやつに野菜を大目に与え、夏ばてを防ぐようにしていました。
換毛期にはエネルギーが必要なのと、お腹の具合が悪くなるので、特に気を付けていました。
ウサギと2人6脚で、心地よい生活を作っていきましょう。

うさぎを飼う前に④

2006-06-15 | 飼い方
ウサギの生活環境を整えるには、具体的に予算や世話をする時間、ウサギの一生をお世話する
メリット、デメリットを考えなくてはなりません。

ウサギと共同生活をして行く上で、非常に大切なのはどれだけ物質的(金銭、空間、病院、等)
時間、精神的なものを共有できるかにかかっています。ウサギの寿命は個体差もありますが
健康体であり適切な環境を整えていれば、7~8年は生きます。10年を越すご長寿ウサギも
います。これだけの長い間にわたり、何一つ途切れることなく続けられるでしょうか?

初期投資は、部屋でケージ飼いならケージ、エサ入れ、給水ボトル、トイレ、トイレ砂(ペットシーツ)、
等で、死ぬまでかかる費用は、エサ代、電気代、水道代、病院代、等があります。
ケージの大きさもウサギの大人のサイズを考慮しなくてはなりません。遊び場の広さ、サークルで
ある程度の広さを確保するのか、部屋に放すのか、家中どこでも好き放題にさせるのか、等でも
使用面積が変ってきますし、イタズラされないように工夫も必要です。
また、オヤツやサプリメント、コームやブラシ、爪切り等、買い求めたらキリがありません。
そして、もしウサギが具合が悪くなった時、看病する時間や病院にかかる費用など、きちんと
責任を持ってお世話する必要があります。


私も最初、「アパートの一人暮らしに、ウサギはぴったりなペットね」なんて、大きな勘違いを
していました。実際にウサギと生活をしてみて、まったく反対であり一人暮らしのアパートでの
生活ほど、大変なものは無いと思うようになりました。

留守にしている間、何か起こったらどうするのでしょうか?もし、自分が事故に合ったら?
災害に遭ったら?帰りが遅くなったらゴハンはどうするの?春夏秋冬ある日本では、夏
冬の間、誰もいない部屋でどう、暑さ寒さ換気の調節をするのでしょうか?
一日中、エアコンをつけていてもいいでしょうが、もし漏電でもしたらどうしますか?
何かの拍子に電気が止まり、締めっきりの部屋でどうなるでしょうか?

ご家族がいても、留守がちだったりすれば同じことですが、自分以外に世話を代行できる人が
居ればいいですが、そうでない場合はウサギにも負担になります。

例えば、朝はほぼ同じ時間にゴハンを与えることができるとしても、夜、残業でとか
同僚に誘われてちょっと一杯とか、お取引様との商談でなどと、帰宅時間が一定で無く
ウサギのゴハンの時間が8時になったり、12時になったりしたのでは非常にストレスになります。
それならばエサを沢山いれておけばいい、と考えがちですが、夜までとっておこうなんて
ウサギは考えません。結局は、夜遅くまで空腹をかかえることになります。
そうするとウサギの体内時計が狂いますし、不規則な生活はストレスになります。

これとは別の例で、あるうさ飼いさんの相談に乗った時に解った例です。


ご夫婦で可愛がっていて、お二人とも共働きで昼間は居ません。奥様が夕方には帰ってこられ、
休日はお2人でいる時もありますし、ご主人か奥様か、一人が1日家にいるという生活パターンでした。
ある日、幸い、お2人が休日で家に居て、早くに気がついたのがよかったのですが、ウサギが
具合が悪くなり慌てて病院に連れて行き、大事にならずにすみました。
それからしばらくしたある休日に、奥様が居る時にまた、具合が悪くなりました。
当初、運良く家族がいる時に具合が悪くなる、と考えていました。

相談されたのは、こんなに頻繁に具合が悪くなるのはどうしてか?病院が悪いのか?という
内容でしたが、症状を聞いたり病院の処置を聞いても特に問題は見つからず、体質なのかとか
季節や気候ではと色々と理由を話し合いました。そして話しているうちに、ある事に気がつき
ました。それは連休中に具合が悪くなる、ということです。ご主人でも奥様でも休みで1日中
家にいる時、大掃除や部屋の模様替えなど、何か普段やらないことは無いか、それが
引き金になってストレスになっているのではないか?と考え、お2人に話した所、そういえば
出勤日は自分達が出かける頃になると、ウトウトとしているけれども休日で部屋に居るときは、
常に起きていてソワソワしている、落ち着かない様子だ、というのに気がつきました。

そこで次の連休中は、わざと部屋を出てウサギだけになれる時間を作ったら、具合が悪くは
ならなかったし、お昼ねもたっぷりしているようで機嫌が良いというのです。
このウサギの場合は、かえって人が居ると自分の時間が無くてストレスを感じてしまう、という
性格の仔でした。このように何が“不規則”に感じるかは、ウサギの性格、個性に左右されます。
しかし、ゴハンの時間や遊びの時間などは、どのウサギも敏感に感じるはずです。
なるべく規則正しい生活を送ることは、ストレスの無い生活であり、長生きの秘訣です。


1頭飼いなら、鳴かないし散歩も必要ないですし、臭いもきつくないですし、その容姿から
おとなしいしかわいいから、子供でも簡単に世話ができると考え、飼い始めると
思いますが、長い目で見るとそうとも限りません。

ウサギを飼った経験のある人は、一度は子供の為の飼育動物に、なんでウサギが選ばれるのだろうと
疑問を持ちます。相手は意思があり感情もあり、時には人に怪我を負わせることもできる動物です。
お子さんの年齢にもよりますが、それほど簡単に飼育できるものでもありません。
それに前にも書きましたが「好きなことを、好きなだけしていたい」ウサギは、犬ほど
従順でもなければ、こちらの立場を理解して我慢もしてくれません。
まったく我慢をしない訳ではありませんが、犬と比べたら我慢の仕方がまったく違いますし、
いくら慣れさせようとしても、自分が嫌だと感じたら断固、拒否する強さもあります。

あくまでもウサギはウサギであって、犬や猫でもありません。また、かわいい容姿に騙されて
しまう動物でもあります。お子さんが小さければ小さいほど、ウサギとのかかわりは
大人がしっかりと側に付いていなければなりません。

子供のほうも手加減を知りませんし、ウサギも相手が子供だからと我慢してくれず、子供嫌いな
ウサギは逃げたり、逆に攻撃してくるかもしれません。ちゃんと子供だとわかって
おとなしくしてくれるウサギの方が、めずらしいのです。

知人の方の所では、お子さんがウサギと遊ぶ時間をきちんと決め、そのときは親御さんが
つききりでいっしょに居て、子供が無理をしないように、ウサギが攻撃しないように
見ています。子供と遊ぶ時間が終わると、ウサギだけの遊び時間を作り子供には触れさせ
ないようにしていたら、だんだんウサギも理解して最初は、子供が側にくるとおびえたような
表情をしていたけれど、今では子供が何をしてもじっとしているようになり、子供も
無理をせずなでたりブラッシングをしたりしているといいます。
お子さんはまだ、2歳ですが最初は毛をむしってしまったそうです。

ここのウサギはもともとがやさしい性格だったのでしょう。elleだったら、うさパンチの連打や
噛み付いていたかもしれません。
子供と接するときは、相性=ウサギの性格もよく見極めたほうが、安全です。

うさぎを飼う前に③

2006-06-14 | 飼い方
どんな方法でウサギを手に入れるか、迷うと思います。

ウサギの品種には、ARBA(アメリカンラビットブリーダーズ協会)で認めている品種
46種以外にも、雑種ウサギの総称「ミニウサギ、スーパーラビット」等があります。
純血種では、それぞれの品種による「性格の傾向」がありますが、実際に飼ってみれば
その個性のバラエティーに驚かされます。

自分と気の合いそうなコを、あらかじめ品種で探してもいいでしょう。こういう場合は、
ブリーダーさんや、ブリーダーさんが持っている専門店などで入手できます。
他にはペットショップやホームセンター等での一目ぼれ、友人知人から貰う、里親探しで
引き取るなど、色々、入手方法があります。


一番よくない入手方法は、ネット販売やきちんと生体管理をしていないショップから、入手
することです。一口に『ネット販売』といっても、個人のウサギ飼いのHPで、ご自宅で
生まれた子の里親募集をする場合や、生体一般を扱うペットショップのネット販売部門、
にわかブリーダー、と私は呼んでいますが、気づかぬうちに悪徳ブリーダーの手先にされて、
純血種をブリードして小遣い稼ぎにしている人のネット販売、当の悪徳ブリーダー等、
沢山あります。

勿論、きちんとしたブリーダーさんでも、ご自分のHPなどでウサギを分けて下さることを
書いていらっしゃる方もいます。いわば、ピンキリですが「信用できない」所が多いのが
ネット販売なのです。
それに「生体」を実際に見ることも出来ないですし、載せている写真の仔と多少違っても
解らないですし、飼育環境も見ることが出来ません。安いだけで安易に入手するのは、その後の
病気を持ってるかもしれない危険もあり怖いです。


話が前後しますが、「ブリーダー」と一言で言いますが、ブリード=繁殖させる人を指す
言葉です。ですから、例えば自分の飼ってるウサギの子供が見たい、といってペアにして
繁殖させたり、友人のウサギと掛け合わせて繁殖させれば、ブリーダーと言えます。
但し、日本では「動物、植物を交配、繁殖させることを生業とする」ことの意味の方が強くて
ブリーダーというと、特にペットでは「金」にまみれた強欲のようなイメージや、動物本来の
好みに反して、無理やり交配させて子供を産ませ虐待している、と言われるきらいがあります。

犬でも猫でもそうですが、ブリーダーとは、正しい知識と経験を積んだプロに徹するべく
日々勉強、研究をし、広く一般に知識を広める役目を担う、という「理想」があります。
正しい知識とは、扱う品種の特徴、性格、体型、等、いわゆる「スタンダード」を指針に
繁殖させることです。スタンダードで「失格」となるものは、即ち、遺伝させてはいけない
ものなのです。遺伝させてはいけない、というのは多くは奇形です。骨格異常や内臓疾患
遺伝病や内分泌異常など、なんらかの障害になるおそれがあるものを、排除する為に
「失格」という規定があるのです。

これらを『管理繁殖』といいますが、同じ品種の純血種のペアを交配させればいい、という
ものではありません。誤解して欲しくないのは、失格だから生かしてはいけない、とか、
絶対に生まれてはいけない、というものではありません。
ただ、ブリードするには産まれて来る頭数を極々、少数にする責任と義務があります。

ウサギの場合、不正咬合は遺伝疾患として、よく見られるケースです。また、アメリカの
研究では、パスツレラ菌、日本ではエンセファリトゾーンという寄生虫が、母子感染で
子々孫々、感染していくことが解ってきました。パスツレラ菌は殆どの動物が持っている
菌ですし、エンセファリトゾーンにしても駆虫剤を飲ませて駆虫しますが、どちらもいまだ
根絶するような有効な手立てはありません。よりよい環境づくりと、生まれもった健康体
そして、健康を維持する食事、これが何よりの予防になります。

管理繁殖しながら飼育環境を広める啓蒙活動をしている方が殆どでしょうが、中には少数
そうでないブリーダーさんもいます。それこそ、「金の亡者」になり、あらゆる手を使って
販売しています。こういうブリーダーさんからの購入はやめたほうがいいです。

それからミニウサギですが、全てではないですが農家の方が繁殖させている場合があります。
ウサギは繁殖力旺盛ですから、オス、メスいっしょにすれば、途端に子供が出来ます。
また、親子、兄弟、関係なく大人になれば交尾をし、それこそねずみ算式に、増えていきます。
有名な新宿の露天のウサギは、多分、こうやって産まれてきたウサギ達です。
(注;この方々が農家という訳ではありません。実際、本職は私も知りません)

このように「管理繁殖されていない個体」には、どんな病気や遺伝異常があるか、皆目
見当もつきません。また、手元に来るまでにどのような環境にいたかも、解りません。

どのような経路で入手するにも、少なくとも生年月日がわかる、清潔である、ウサギ自身が
綺麗で元気であることが理想です。そうでない場合は、どこで生まれ、どうやって育ったか
解らないし信用できません。
また、直接、飼い主さんから譲っていただく時に、あれこれと質問されたり、色々と注文を付け
事細かに約束させられたりして、買い手とトラブルになるケースがありますが、我が子のように
思っているほうからすれば、とても心配なのです。お嫁に出す親御さんのような気分なのです。
時に「うるさいなぁ」と感じても、悪気があっての申し入れではないのです。
あなたなりの沢山の愛を、ウサギに注いであげて下さい。