☆うさぎ“雑”学?☆

うさぎさんの『不思議』を追求していったら・・・・
日々、勉強!わたしなりのうさぎ雑学です(^^

初七日、四十九日、納骨

2006-05-29 | うさにっき~徒然なるままに~
はたして動物の死に、人間のような初七日だとか、四十九日とか、一周忌などを
当てはめていいのか・・・・

迷いつつも、四十九日まではお線香を絶やさないように、、と思い、ケージもそのままにし
ケージの前に即席の祭壇を作り、お花をお線香を供えた。ケージ内には、ゴハンとお水を
置き、趣味で集めた『抜けヒゲ』と、ケージ内に落ちてる毛を拾い集め、箱に納めて祀った。


お骨はお寺さんの霊廟に安置されている。私ではお経は読めないので、心の中でelleの冥福を
祈るばかりだ。朝に夕に、つい、話し掛けてしまう。だけど、コトリとも音もしない。

愛兎を亡くした経験のある友は、皆、口々に

「気配がするときあるよ。楽しそうに家族と話してるとき、ガサガサって音がして
 音のした方向を見ると、ケージがあった場所だったよ。」

「寝てる時、ふと側で気配がするときがあるよ。」

「夢に出てきたよ!」

等と話してくれるのだが、本兎はまったくそんな気配の“ケ”の字も無い。


もしかして、恨んでる・・・・・・?


そんな話をすると、怒られた。

「えるちゃんが恨むなんて、するワケないじゃん!考えすぎだよ!
 わかってるよ、一生懸命、看病してくれたの解ってるって!
 ただ、痛みとかから解放されて、あっちの世界で飛び跳ねてるから、
 こっちに来る暇が無いんだよ。」

と、慰めてくれた。そうだといいけど・・・・・・




elleの御葬式を済ませて、3日が経ち・・・・・・・・
お寺さんから手紙が来て、無事、火葬が済み借りた一室に安置されている、という
お知らせで、部屋番号と場所が載っていた。
ちょうど初七日に当たる日に、お参りに行くことができた。それまでは、会社帰りにと
思うのだが、5時で閉まってしまい休みの日でないと行かれない。


観音様を中心に、周りをグルリと取り囲むように六角の納骨堂が建てられており、入って
右手、真中の列のこれまた真中あたりの、わかりやすい一室だった。霊座と言うのだそうで
ちょうど良い場所で、本兎の運の強さ?を感じた。上の方や下の方では、少し背伸びしたり
しゃがまないといけない高さだけど、真中くらいなのでちょうど胸の辺りに来る。

ポツンと真っ白な骨壷が置かれていた。

すぐさま抱きしめた。ずっしりとした重みと、ひんやりとした冷たさが伝わって来た。
さみしかったね。。ごめんね。一人ぽっちにさせて・・・ごめんね。ごめんね。
寒かったね。こんなに冷たいよ。

しばし抱きしめていたけれど、そうだった。またもや忘れてた。飾り付け。

ナマものは禁止なので、造花が入口で売られており、買ってきたのでそれを飾った。
それと小さな陶器の水入れも買った。プラスチック製の蓋がついていて、絵も色々なお花が
あって迷ったが、牡丹にした。梅や花車など、着物の柄に出てくるような古典的な柄だ。
華がある花、ということで牡丹にした。える女王様は気にいってくれるかな・・・・
ペレットを持ってきたので、持参した小皿に盛った。
これは乾燥してるものだからいいよね?

時期が春のお彼岸だったので、天井のスピーカーから読経が流れてくる。

閉まる10分前に駆け込んだので、他に誰も居ない。ただ、読経の声が静かに流れている。
お線香を上げた後も、ずっと骨壷を撫でていた。

思ったよりも大きい。多分、猫ちゃんと同じ大きさの骨壷だ。規格ものだからかもしれない
けど、周りを見渡すとすぐ左隣は、小鳥さんだった。愛鳥〇〇之霊 と書いてある。
缶コーヒーくらいの大きさだ。真上はワンコ。右隣や下は猫ちゃん。犬は家にもいるから
大丈夫だろうけど、猫はどうかな・・・・

本兎、恐くないだろうか?ああ、でもあっちの世界では、みんないっしょか。。
仲良くできるかな?また、イジメやしないだろうか?女王様ブリを発揮して、周りをビビらせて
いるかしらん?そうだといいけど。。

そんな思いにふけっていると、管理人の人が見回りにやってきた。

慌てて一礼し、外に出た。真っ暗だ。木々が風に揺れてざわめいている。
緑濃い、この霊園で少しは、穏やかに眠れるだろう、いや、眠って欲しい。

それからは毎週、行くようにしているのだが、なかなか仕事の都合やプライベートで
コンスタントに行けない時もある。そんな時はまだ片付けられない、ケージに向かって
話し掛ける。いまだ、涙が止まらないが、いつか笑って話せるときが来るのだろうか。

解放

2006-05-02 | うさにっき~徒然なるままに~
少し眠たげに開けた右目を、閉じようとまぶた押さえたけど、開いてきてしまう。
まだ生きたかったと、言ってる様でそのままにした。

そういえばダッコは嫌いだったけ・・・・ 慌てて、タオルを敷き、そこへ寝かせた。
左側のお顔が痛々しくて、せめて綺麗な右側のお顔を上にして、、出てしまった目はもう
痛くないだろうからと思い、右側のお顔が上になるように静かに寝かせた。

悲しいとか、なぜとかいう感情も思考も働かないのに、涙だけが溢れて来る。


お師匠様達にお知らせしなくちゃ。。昨夜も、電話やメールで、励ましやこれからの
体調管理のことなど相談に乗って頂いていたし、わざわざペレットやサプリメントを
送って下さったのだ。それに口を付けることなく、逝ってしまった。

すでにフェンベンも抗生剤も、拒否してうけつけなくなった本兎。薬を飲むと、お腹が痛く
なると解ってるから飲まなくなったんだよ、、と教えられ、頭がいいからと諭されたばかり。。



気がついたら、頭を下げ謝っていた。




しばらく自分で自分が何をしてるか解らなかった。




そうだ・・・・御葬式、、どうしよう。。。。。。

かかりつけの病院に電話したところ、市内にあるお寺さんで、動物霊園を持ってる所を
紹介してくださり、電話をした。
本当は焼き場に行って、骨を拾いたかったけど、今日も明日も仕事が入っていて、休めない。
なんとか今日は、誤魔化して仕事を休んだけど、焼き場が空いてなければ、明日になる。
仕方が無いので、取りにきて貰って、お骨も部屋を借りて、そこに安置することにした。

自室に置いておきたいが・・・・・・諸事情により、お寺さんで静かにゆっくり休ませてあげたかった。
きっとお友達もいっぱいいるし、心休まるだろうと・・・・・

本当なら、今日、お見舞いに来るはずだったうさ友さんに、連絡を取りelleの訃報を告げた。
同じ膿瘍と闘っている飼い主さんで、病院を紹介してくださった方だ。
ショックを受けたようで、声を詰らせた。

実は、9日に病院に連れて行った時、安楽死も考えて連れて行った。だけど、先生も手を
尽くしてくれて、これからも頑張りましょう!と言って頂いた。
その話を聞いて、急遽、週末に京都の出張先から帰って来て、妹さんとお見舞いに来てくださる
ことなっていた。だけど、ほんの少し遅かった・・・・・・・
最期のお別れとなってしまった。


3月だというのに、この日はとても暖かく、暑いくらいだった。お日様もよく照り、一昨日の
寒さがウソのよう。ケージの前にタオルを敷き、寝かせている。ケージはベランダに出る
窓辺に置いてあるので、その窓を開けて風を入れ、暑くないようにした。

箱はどうしようと部屋を見回し、ちょうどいいダンボールの箱を見つけ、御棺の代わりに
した。タオルを敷き、更に白いバスタオルでelleを包み、静かに横たえた。

まだ暖かい。呼べば飛び起きそう。そっと撫でてみる。また涙が出てきた。

お花を買いに行き、飾り付けをする。

抗生剤はもう飲みたくないよね?でも、駆虫剤は飲まなきゃ。。虫退治しないとね!
大好きだった大葉、真っ先に食べられるように、口元に置いとくね。
それから、セロリ。セリ。春菊。三つ葉。ロメインレタス。
野菜で埋めつくしてしまった。。起きたら全部、食べるんだよ!

そうそう!一番好きだった、ペレット!忘れたら大変!!怒られちゃうよ・・・
両手一杯分をティッシュでくるみ、鼻先に置いた。

お花で体全体を被った。花の良い香りに包まれて、お花畑に居るみたい。
花というと、よく食べちゃったね。。甘いからかな?シロツメ草の花もよく食べたね。。


もう・・・痛くないよね?苦しくないよね?寒くないよね?辛くないよね?



昼近く、うさ友さんが駅に着いた。千葉から来てくれた。
2人でお花を買ってくれて。。。。

いつも私の話と、写メなどでしか見た事が無かったけど、やっと本物の本兎に会える!
お別れの時になっちゃけど・・と、喜んでくれた。

飾り付けを取り、タオルを剥ぎ、elleの亡骸を観てもらった。

案外、大きいのと、何よりも毛艶の良さにびっくりしていた。
うふふ♪そりゃぁ、そうですとも!なんてったって“女王様”だし、ショーでも入賞しました
からねぇ~♪
とはいえ、病気してから毛はバサバサになり、ベストの時よりも毛並みも艶も大分落ちてるのにも
関わらず、それでも毛艶がいいと言われるのは、それだけ本兎がすばらしかったのだと、改めて思う。
それなのに、こんなにも早く逝かせてしまうとは私の不がい無さ、至らなさだ。申し訳ない気持ちで
いっぱいになる。ごめんね・・elle・・・・・・

撫でてくれて、もう一度、綺麗に納めたあと、お花を入れてくれた。またまた、お花が増えて
重いかな?なんて言いながら、飾り付けてくれた。

午後1時半ごろ、お迎えの車が到着。いよいよお別れだ。
車に乗せても、しばらく箱をさすっていた。皆で、さすった。


短い間だったけど、ありがとう。

elle、、愛してるよ。。。



車は静かに走り去った。