はたして動物の死に、人間のような初七日だとか、四十九日とか、一周忌などを
当てはめていいのか・・・・
迷いつつも、四十九日まではお線香を絶やさないように、、と思い、ケージもそのままにし
ケージの前に即席の祭壇を作り、お花をお線香を供えた。ケージ内には、ゴハンとお水を
置き、趣味で集めた『抜けヒゲ』と、ケージ内に落ちてる毛を拾い集め、箱に納めて祀った。
お骨はお寺さんの霊廟に安置されている。私ではお経は読めないので、心の中でelleの冥福を
祈るばかりだ。朝に夕に、つい、話し掛けてしまう。だけど、コトリとも音もしない。
愛兎を亡くした経験のある友は、皆、口々に
「気配がするときあるよ。楽しそうに家族と話してるとき、ガサガサって音がして
音のした方向を見ると、ケージがあった場所だったよ。」
「寝てる時、ふと側で気配がするときがあるよ。」
「夢に出てきたよ!」
等と話してくれるのだが、本兎はまったくそんな気配の“ケ”の字も無い。
もしかして、恨んでる・・・・・・?
そんな話をすると、怒られた。
「えるちゃんが恨むなんて、するワケないじゃん!考えすぎだよ!
わかってるよ、一生懸命、看病してくれたの解ってるって!
ただ、痛みとかから解放されて、あっちの世界で飛び跳ねてるから、
こっちに来る暇が無いんだよ。」
と、慰めてくれた。そうだといいけど・・・・・・
elleの御葬式を済ませて、3日が経ち・・・・・・・・
お寺さんから手紙が来て、無事、火葬が済み借りた一室に安置されている、という
お知らせで、部屋番号と場所が載っていた。
ちょうど初七日に当たる日に、お参りに行くことができた。それまでは、会社帰りにと
思うのだが、5時で閉まってしまい休みの日でないと行かれない。
観音様を中心に、周りをグルリと取り囲むように六角の納骨堂が建てられており、入って
右手、真中の列のこれまた真中あたりの、わかりやすい一室だった。霊座と言うのだそうで
ちょうど良い場所で、本兎の運の強さ?を感じた。上の方や下の方では、少し背伸びしたり
しゃがまないといけない高さだけど、真中くらいなのでちょうど胸の辺りに来る。
ポツンと真っ白な骨壷が置かれていた。
すぐさま抱きしめた。ずっしりとした重みと、ひんやりとした冷たさが伝わって来た。
さみしかったね。。ごめんね。一人ぽっちにさせて・・・ごめんね。ごめんね。
寒かったね。こんなに冷たいよ。
しばし抱きしめていたけれど、そうだった。またもや忘れてた。飾り付け。
ナマものは禁止なので、造花が入口で売られており、買ってきたのでそれを飾った。
それと小さな陶器の水入れも買った。プラスチック製の蓋がついていて、絵も色々なお花が
あって迷ったが、牡丹にした。梅や花車など、着物の柄に出てくるような古典的な柄だ。
華がある花、ということで牡丹にした。える女王様は気にいってくれるかな・・・・
ペレットを持ってきたので、持参した小皿に盛った。
これは乾燥してるものだからいいよね?
時期が春のお彼岸だったので、天井のスピーカーから読経が流れてくる。
閉まる10分前に駆け込んだので、他に誰も居ない。ただ、読経の声が静かに流れている。
お線香を上げた後も、ずっと骨壷を撫でていた。
思ったよりも大きい。多分、猫ちゃんと同じ大きさの骨壷だ。規格ものだからかもしれない
けど、周りを見渡すとすぐ左隣は、小鳥さんだった。愛鳥〇〇之霊 と書いてある。
缶コーヒーくらいの大きさだ。真上はワンコ。右隣や下は猫ちゃん。犬は家にもいるから
大丈夫だろうけど、猫はどうかな・・・・
本兎、恐くないだろうか?ああ、でもあっちの世界では、みんないっしょか。。
仲良くできるかな?また、イジメやしないだろうか?女王様ブリを発揮して、周りをビビらせて
いるかしらん?そうだといいけど。。
そんな思いにふけっていると、管理人の人が見回りにやってきた。
慌てて一礼し、外に出た。真っ暗だ。木々が風に揺れてざわめいている。
緑濃い、この霊園で少しは、穏やかに眠れるだろう、いや、眠って欲しい。
それからは毎週、行くようにしているのだが、なかなか仕事の都合やプライベートで
コンスタントに行けない時もある。そんな時はまだ片付けられない、ケージに向かって
話し掛ける。いまだ、涙が止まらないが、いつか笑って話せるときが来るのだろうか。
当てはめていいのか・・・・
迷いつつも、四十九日まではお線香を絶やさないように、、と思い、ケージもそのままにし
ケージの前に即席の祭壇を作り、お花をお線香を供えた。ケージ内には、ゴハンとお水を
置き、趣味で集めた『抜けヒゲ』と、ケージ内に落ちてる毛を拾い集め、箱に納めて祀った。
お骨はお寺さんの霊廟に安置されている。私ではお経は読めないので、心の中でelleの冥福を
祈るばかりだ。朝に夕に、つい、話し掛けてしまう。だけど、コトリとも音もしない。
愛兎を亡くした経験のある友は、皆、口々に
「気配がするときあるよ。楽しそうに家族と話してるとき、ガサガサって音がして
音のした方向を見ると、ケージがあった場所だったよ。」
「寝てる時、ふと側で気配がするときがあるよ。」
「夢に出てきたよ!」
等と話してくれるのだが、本兎はまったくそんな気配の“ケ”の字も無い。
もしかして、恨んでる・・・・・・?
そんな話をすると、怒られた。
「えるちゃんが恨むなんて、するワケないじゃん!考えすぎだよ!
わかってるよ、一生懸命、看病してくれたの解ってるって!
ただ、痛みとかから解放されて、あっちの世界で飛び跳ねてるから、
こっちに来る暇が無いんだよ。」
と、慰めてくれた。そうだといいけど・・・・・・
elleの御葬式を済ませて、3日が経ち・・・・・・・・
お寺さんから手紙が来て、無事、火葬が済み借りた一室に安置されている、という
お知らせで、部屋番号と場所が載っていた。
ちょうど初七日に当たる日に、お参りに行くことができた。それまでは、会社帰りにと
思うのだが、5時で閉まってしまい休みの日でないと行かれない。
観音様を中心に、周りをグルリと取り囲むように六角の納骨堂が建てられており、入って
右手、真中の列のこれまた真中あたりの、わかりやすい一室だった。霊座と言うのだそうで
ちょうど良い場所で、本兎の運の強さ?を感じた。上の方や下の方では、少し背伸びしたり
しゃがまないといけない高さだけど、真中くらいなのでちょうど胸の辺りに来る。
ポツンと真っ白な骨壷が置かれていた。
すぐさま抱きしめた。ずっしりとした重みと、ひんやりとした冷たさが伝わって来た。
さみしかったね。。ごめんね。一人ぽっちにさせて・・・ごめんね。ごめんね。
寒かったね。こんなに冷たいよ。
しばし抱きしめていたけれど、そうだった。またもや忘れてた。飾り付け。
ナマものは禁止なので、造花が入口で売られており、買ってきたのでそれを飾った。
それと小さな陶器の水入れも買った。プラスチック製の蓋がついていて、絵も色々なお花が
あって迷ったが、牡丹にした。梅や花車など、着物の柄に出てくるような古典的な柄だ。
華がある花、ということで牡丹にした。える女王様は気にいってくれるかな・・・・
ペレットを持ってきたので、持参した小皿に盛った。
これは乾燥してるものだからいいよね?
時期が春のお彼岸だったので、天井のスピーカーから読経が流れてくる。
閉まる10分前に駆け込んだので、他に誰も居ない。ただ、読経の声が静かに流れている。
お線香を上げた後も、ずっと骨壷を撫でていた。
思ったよりも大きい。多分、猫ちゃんと同じ大きさの骨壷だ。規格ものだからかもしれない
けど、周りを見渡すとすぐ左隣は、小鳥さんだった。愛鳥〇〇之霊 と書いてある。
缶コーヒーくらいの大きさだ。真上はワンコ。右隣や下は猫ちゃん。犬は家にもいるから
大丈夫だろうけど、猫はどうかな・・・・
本兎、恐くないだろうか?ああ、でもあっちの世界では、みんないっしょか。。
仲良くできるかな?また、イジメやしないだろうか?女王様ブリを発揮して、周りをビビらせて
いるかしらん?そうだといいけど。。
そんな思いにふけっていると、管理人の人が見回りにやってきた。
慌てて一礼し、外に出た。真っ暗だ。木々が風に揺れてざわめいている。
緑濃い、この霊園で少しは、穏やかに眠れるだろう、いや、眠って欲しい。
それからは毎週、行くようにしているのだが、なかなか仕事の都合やプライベートで
コンスタントに行けない時もある。そんな時はまだ片付けられない、ケージに向かって
話し掛ける。いまだ、涙が止まらないが、いつか笑って話せるときが来るのだろうか。