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☆うさぎ“雑”学?☆

うさぎさんの『不思議』を追求していったら・・・・
日々、勉強!わたしなりのうさぎ雑学です(^^

うさぎの病気①

2006-11-09 | 飼い方
うさぎの病気には、実に様々なものがあります。
最もポピュラーなものは、どの飼育書にもネット情報にも、また個人のHPにも1度は
目にしたことがあると思います。

パスツレラ症

おおよそ、パスツレラ菌(パスツレラマルトシダ)が原因菌となり、スナッフルや膿瘍
などの症状を引き起こす。この病気はストレスが主な原因である。
パスツレラ菌は主に、鼻腔内や肺に好んで住み着く。

以上のようなものです。

パスツレラ菌、と一口に言っても、沢山の種類があり“パスツレラ〇〇”と名前があり
生物兵器にも使われる細菌です。パスツレラ菌の中には、まったく抗生剤が効かないものも
あり、そいういった菌はまれで、人畜共通感染症(ズーノーシス)ではありますが、正しい
知識を持って対処すれば、怖いことはありません。過度なスキンシップ、パスツレラ症を
発症した個体や、膿瘍などに触れない、手洗いやうがいをする、等です。

犬猫からの感染例は毎年いくつかあがりますが、いずれもお年よりやお子さん、病気療養中
など、人の免疫力が低下していた場合が多いようです。



うさぎにおいては殆どが母子感染であり、どんなウサギも体内に保菌しています。
保菌していないウサギは、実験用ウサギだけと言っても過言ではありません。
実験用ウサギは、無菌系統を守りブリードされたウサギ達です。
一度、戸外から連れてこられたウサギを1頭でも放せば、たちまち感染症に冒されて
しまいます。


さて、一般のカイウサギでは保菌していても、全てが発症するわけではありません。
不運にも若くして発症し、命を落とす仔もいるでしょう。また、老齢になり発症する
子もいるでしょう。先にも書いたように、ストレスが原因であり、何がストレスに
なったかは、そのウサギのみにしか解りません。

パスツレラ症とは、パスツレラ菌が原因菌になって発症した症状の総称です。
大抵、膿瘍や内臓疾患はこのパスツレラ症に分類されます。
スナッフルの症状を真っ先に発症し、その後、膿瘍や腎臓、子宮などの臓器に、なんらかの
疾患が認められます。しかし、スナッフルを発症せず、いきなり膿瘍や内臓疾患を発症する
ケースもあります。以前、elleの治療で相談させていただいたアメリカの獣医師は、これらを

スナッフルズ・コンプレックス

と称しています。こういった症状は、主に母子感染で保菌していたものであり、その菌も
より強い菌である場合が多い、としています。母子感染を垂直感染、多頭飼いなどで仲間
からの感染を平行感染と言いますが、平行感染での発症はスナッフルの場合が多いようです。

元々、親が劇症性の強いパスツレラ菌を持っていると、その子ども達も将来、膿瘍や内臓
疾患に陥ります。どうして体内でも発症の部位が変わるかといえば、そのうさぎにとって
一番、弱いところに出るからです。ですから、よく聞かれる避妊・去勢をしましょう!の
説明に、子宮疾患を予防する為の処置です、は、確かにその臓器が無くなれば発症はしま
せんが、他の臓器での発症する危険があり、根本の原因を取り除くことにはなりません。

親や兄弟の中で、パスツレラ症を発症した個体があれば、発症する確率はあがるでしょう。
うさぎ自身が内在している菌なので、根絶は難しいものです。まずは、発症させない丈夫な
体を作ること、ストレスを軽減する、他の感染ウサギとの接触を避ける、といった予防に
専念することです。

健康管理

2006-09-06 | 飼い方
人間でもそうですが、病気にならないようにするには、健康管理も重要なポイントです。
多少のストレスや病気に負けない丈夫な体づくり、維持をするにはシンプルが一番です。

人間には健康維持に様々なサプリメントがあります。うさぎにもありますが、あくまでも
サポートであり、それに頼りすぎればまた弊害もあります。
毎日の中でできることをすれば、それほどサプリに頼らなくても大丈夫です。


健康なうさぎであれば、-23℃~32℃まで耐えることが出来ます。但し、湿度や風を
考慮してはいません。温度だけの場合です。品種によっては、若干の暑さ寒さの抵抗に、差が
ありますが概ねこれくらいは耐えられるのです。ですから、特に室内飼いで1頭飼いであれば
温度よりは、湿度や風に気を付けるべきでしょう。夏は特にクーラーをかけっぱなしが多いと
思いますが、かえって乾燥して気管支を痛めます。凍らせたペットボトルと、首フリ扇風機で
適度に風を送り、空気が循環するようにすれば十分です。扇風機の風は、必ず首をふること。
一方向だけとか、うさぎに直接当てたりせず、ケージの半分くらいにかかるような、首フリに
設定します。高湿度もうさぎは嫌いますが、乾燥しすぎても体によくないです。

飼育書に書かれている、温度18℃~24℃、湿度40~60%というのは、あくまでも
実験をすることを前提としたウサギ達の“快適さ”をデータ化したものです。
この気温と湿度で過ごさせると、ウサギの個体のバラツキが少なく、安定して実験結果が
得られるものと、思われます。室内にいればある程度は可能でしょうが、外での環境は
もっと過酷でしょう。実験用のウサギは、実験用に特別に品種改良されたウサギ達です。
ニュージーランドホワイト、日本白色種はアルビノがいます。アルビノは性格も大人しいので
どの実験動物でも殆どがアルビノを使用します。ラット、モルモットなど、みなアルビノです。

また、実験動物は個体のバラツキのない遺伝管理をし、体内に持っている病原菌も家畜や
ペットのように、常に持っているものではありません。代々に渡って、徐々に薬や駆虫剤を
使って無くしている品種であり、個体です。また、施設内で生まれ施設内で育てられています。
ペットのウサギはこのようなより画一化された個体でも、品種でもありませんから、この数値に
捕らわれず、また、品種も考慮しましょう。

飲み水は季節を通して、必ず与えます。最近では、お水はいらないとは聞きませんが、田舎の
おじいちゃん、おばあちゃんくらいの年代だと、まだお水はいらない、死んでしまう等と
言いますが、これは日本の気候と野菜で育てていた「農家での飼育法」だからと、旧軍の
誤った飼育指導があったからではないかと、思っています。

日本は他の地域に比べると雨量が多いです。それに、今は室内で飼うのが普通ですが、当時は
外のウサギ小屋で飼うのが普通でした。もしかしたら、梅雨時に死んでしまうウサギが続出
したのかもしれません。台風の雨風にあたって死んでしまったのかもしれません。
夏に放置していた水にあたり、すべてのウサギが全滅してしまったのかもしれません。

明治初期、文明開化と共に一般にウサギが広まった時代には、きちんと「水を与える」と
飼育書にあたるような文献には、載っていました。どこでどう、変ったのか解りませんが
いつの間にか水を与えなくても大丈夫、いや、死んでしまう、と言った飼い方が流布して
しまいました。戦中は、旧軍が農家にウサギ飼育を推奨しました。その時に、あやまった
飼育法が広まったとも考えられます。当時、どう軍部がウサギの飼育を指導したか資料が無い
ので、あくまでも私の想像ですが、うさぎの成長の速さと、日本白色種という品種事態が
日本の気候風土に適するように改良された品種である為に、水が無くてもよかったのかも
しれません。しかし、今、私達が飼っているウサギには、お水が必要なんです。
だからといって、ミネラルウォーターや、何か特別なお水を与えることはありません。

都市部では塩素が気になるかもしれません。が、夏場はカルキー抜きをしたお水は
腐りやすいことも、頭に入れておいて下さい。人間用のミネラルウォーターは、与えない方が
いいです。人間とはまるで違う消化吸収で栄養を取っているので、例え水でも人間用のものは
与えない方が無難です。

人間用といえば、人間用に加工してあるものは、決してウサギにいいものではありません。
人間とウサギは、何度も書きますが、必要な栄養分も量も、消化吸収も違います。
我が家でも先代ウサギには野菜を与えていましたが、野菜も決して安全な食べ物ではありません。
農薬の危険があります。なにも植物に直接振りまくのではなく、土から吸収させるもの
あります。人間には害が無く、動物実験で農薬の危険性をはかってあっても、決して安全
ではありません。

どんな動物でも、人間用に加工された食べ物は毒になると思います。
ウサギ用のおやつと称して、クッキーや乾燥野菜、乾燥果物などが販売されていますが
ほとんどが、人間が食べてもとても美味しい味付けになっています。

本当にかわいいウサギの健康を考えるなら、絶対に、人間用に加工された食品や、無駄に
味付けされたウサギの嗜好だけを追及し、売上げを上げる為だけの製品は与えないで下さい。

毎日、規則正しい生活を送り、必要な栄養を摂取していれば、他に特別なことをしなくても
健康は保てます。時々、ウサギに日光浴は必要か?という質問がありますが、私は必要だと
思っています。体内時計やホルモンの分泌を促す為にも、日光は大変重要な役割があると
考えています。いくら半夜行性で、夜に活発に動き回り昼間は穴で大人しくしている、とは
言え、一生をまったく日の光を浴びずに生活するなんてことは、ありませんしナンセンスです。
モグラですら、時々は日光浴します。ただ、臆病で慎重な性格なため、人目につか無いと
いうだけです。実際、イギリスでアナウサギを撮り続けているある写真家の写真を見ると
真昼間に兄弟達と遊んでいたり、親子で草を食べたりしている写真が撮られています。

真夏の炎天下などは論外にしても、先代ウサギにも今いるウサギにも朝夕や、冬の昼間は
ひなたぼっこ程度はさせています。
ただし、人間と違って日光浴によるビタミンDの生成は、ウサギの生理機能にはありませんので、
あくまでも体内サイクルのために日光浴をさせます。

衛生管理

2006-08-23 | 飼い方
環境の中に、衛生管理も含まれます。

室内飼育には室内飼育の、屋外飼育なら屋外飼育なりの衛生管理が必要です。
どうして必要かといえば、勿論、飼育されているウサギの健康を守ることが第一ですが
『人畜共通感染症』の予防、伝染病の伝播の予防にも繋がるからです。

飼育されてる方も、飼育する方も、双方、健康であれば問題は起こりません。
しかし、免疫力が落ちた、あるいは何か病原菌が発生したと、五感で確認することが
容易で無いものに対向するには、衛生管理が何よりも重要なのです。
後に病気について書きますので、詳しくは病原菌などには触れませんが、ごく一般的に
問題になる事柄について、書いていきます。


室内で飼育する場合にはケージ飼育が多いと思いますが、日本製のケージは床材にスノコ製が
圧倒的に多いと思います。我が家のケージもスノコです。このスノコが使用されるには
一つには、木製ということで足にやさしい、負担がかからない、齧っても大丈夫、など
様々な理由があるでしょう。それに、木材ならどこからでも手に入りますし、作る方も
簡単です。元々、木と密接に関係ある日本文化の一つの象徴のような床材です。
諸外国では、スノコは見られません。ただ、日本製品を手本としてる所では、あるかも
しれませんが・・・・・・

しかし木は腐ります。乾かすにも木が水を吸って、天気が悪ければ、中々、乾きません。
また、日本はいわずとしれたカビ大国です。空気清浄機をつけていても、カビの胞子は
どこにでも飛んでいます。無菌室でない限り、どこにでもカビははびこってきます。
当然、すのこにもカビの胞子が付着します。とくに洗いにくい所、乾きにくいところが
黒く変色したり、青く変色したり、赤く変色したりします。

スノコは一見、よさそうですが金属製のものよりは、より衛生管理が必要な床材なのです。
我が家では、対策に替えのスノコを3組以上、用意してあります。常にローテーションを
組んで、熱湯消毒、日光消毒を心がけています。

スノコと同じように、日本独特のムシムシした夏に適さない床材が、牧草です。
産室に敷く以外は、なるべくなら使用しない方がいいでしょう。もし、使用するなら
毎日、取り替える必要があります。冬に限って使用する場合もあるでしょうが、室内で飼育
しているなら、今の住宅ではあまり必要性は感じられません。

それと同時に、冬季、ケージの周りを毛布で被ったりして、寒さ対策をするようなことが
飼育書やネットの情報の中でも見受けられますが、過剰にする必要は無いです。
換気が出来なくて空気がこもってしまい、かえって不衛生です。また、冬の寒さ、夏の暑さも
ホルモンを促すには必要なものです。換毛を促し、正常な季節にあったホルモンを分泌させるには
かわいそうと感じるかもしれませんが、晒した方がいいのです。
以前にも書きましたが、体内時計を持っていて時間や季節で体のサイクルを作っている彼らに
ストレスをなるべく軽減し、本来持っている力を十分発揮できるようにするには必要なのです。


ストレスにも関係してくるものに、排泄物、トイレがあります。
尿は排泄されたばかりの時点では、アンモニアは発生しません。排泄され空気(細菌)と触れ合い
時間が経つとアンモニアが発生し、揮発することで独特の臭いになり、皆さんも顔を歪める
でしょう。ウサギも同じです。アンモニアには毒性もありますし、何よりも強い臭いがストレスになります。

以前『ストレスは免疫力を低下させる』と書きましたが、排泄物の管理も衛生管理だけで
なくストレスの軽減にもなります。

最近では、かなり改良されウサギ専用のトイレ用品も出ていますが、科学物質、合成材が
使われているので、ウサギが口にしないように、口にしても危険が無いものを選びましょう。

便は比較的、尿に比べれば安全性が高いものです。また、便には腸内細菌のバクテリアが
入っており、肥料や抗菌剤にも使用できます。抗菌剤というと不思議に思われるかもしれませんが、
ナキウサギは越冬に向けて、秋に草を巣穴に貯蔵します。この時、必ず自分のコロコロうんちを
草の間に入れ込んで行きます。

我が家でも実験しました。ウンチだけを放っておいても、カビが生えてきません。
但し、尿といっしょにしておくと、より悪臭を放つように感じます。尿と便をなるべく
離し、貯めないようにします。



室外では、寄生虫や伝染病に特に注意が必要です。ARBAの勉強会の項に詳しく書いて
ありますが、ウサギは生まれながらにして体内に悪玉菌を持っています。その多くは、母子感染で
あり、最も多いものに「パスツレラ菌」があります。1頭飼いなら心配はいりませんが、多頭飼いし
一部屋でいっしょの場合は、特に気をつけなければなりません。相互にパスツレラ菌を交換
することになり、そこから発症することもあります。出来る限り、清潔に保ちストレスを
軽減する努力が必要です。

また、寄生虫ですがノミ、ダニがつき、1頭にたかると全てのウサギに広がります。
痒みはストレスの原因にもなりますし、もし耳ダニがたかり、掻きくじって傷をつけて
いまし、そこからばい菌が入り斜頚を引き起こすかもしれません。
犬のフィラリアのような蚊が媒介する寄生虫は聞いた事がありませんが、痒みはうさぎに
とっても辛いものなのです。

野生のノウサギがいる地域では、野兎病に気をつけなければなりません。野兎病は人畜
共通感染症でもあります。ノウサギの排泄物に触れないよう気を付けます。



屋内、屋外に関係なくエサ入れや水入れの容器にも、十分、注意が必要です。
食べ残しは廃棄します。夏場は特に、生野菜や生野草などを与えている場合は、痛みが早いですし
腐ったものを食べれば下痢もします。夏には夏の、冬には冬のカビやウィルスは得意とする
季節があります。夏だけが食中毒の季節かといったら、そうではありません。
冬でも食中毒はあります。人間に害をもたらす病原菌は、うさぎにも害を与えます。

毎日、消毒したり除菌をするなど、そこまで神経質になる必要はありません。逆に、菌を
無くす方が弊害がある場合もあります。
また、自分の臭いが無くなるのを動物は、嫌がります。毎日、ケージを洗ったり消臭などしては
かえってストレスを与えます。何事も限度があるので、過剰にする必要はありません。
1週間に一度、1ヶ月に1度、などに分けて行います。

生活環境~屋外飼育~

2006-08-10 | 飼い方
屋外飼育では、どんな季節があり、春夏秋冬を通して気温差がどれほどあるかでも、工夫が
必要です。また、屋外と一口にいっても、ペランダで飼育する、庭にウサギ小屋を作って
飼育する、ウサギに自由に穴を掘らせて完全な放し飼い、など様々です。

まずは、ベランダのケースです。
ベランダにケージを置いて、または小屋を置いてなどがありますが、特に気をつけたいのは
コンクリートは反射熱があり、夏場は陽射しばかりでなく、下からの暑さ対策も必要です。
冬には、吹き込む風が角でウズを巻き、埃を舞い上げることも考えられ、そのゴミが目に
入り、思わぬ怪我や病気になる危険もあります。
よく場所を選び、植木を置いて風や埃からウサギも守るなど、工夫しましょう。

庭に小学校などで飼育されているような、ウサギ小屋で飼育する場合は、多分、多頭飼いに
する目的があると思います。1頭だけでも勿論構いませんが、野生動物が庭に容易に入り
やすい環境であれば、防止しなければなりません。野生動物でなくても、野良犬、野良猫も
人の手から離れていれば、ハンターになります。また、元々、猟犬の血筋を引いている犬種は
家庭犬として猟犬の訓練を受けていなくても、本能で追う場合がありますから、十分、気を
つけましょう。

野生動物では、イタチ、ヘビ、キツネ、アナグマもウサギの大きさによって、腹の空き具合に
よって、襲うかもしれません。そういった、ハンターの侵入も防止するようネットや金網で周りを
囲ったり、またはウサギ小屋を高床式にするなど、小屋自体にも工夫します。
アメリカでよく見られるウサギ小屋は、高床式のものが多いです。
国内の飼い主さんのHP等を見てみると、犬小屋に50cmくらいの足をつけたり、手作りで
小屋を作ったりなど、様々です。高床式にするメリットは、床が宙に浮いている状態なので、
外敵の侵入を防ぐと共に、ウサギが穴を掘って逃げ出すことも防げます。
夏場は、風通しがよく涼しく過ごすことが出来ます。


小屋は使わず、地面に穴を掘って自由にさせる方法は、一般家庭ではあまり見られ無い
飼育方法かもしれませんが、時々、見かけます。
まずは外敵の遮断に気を付けます。巣穴を中心にすっぽりと上空も覆う金網をはります。
穴を掘ると囲いの外に穴の出口を作り逃げ出す可能性もあるので、逃走しないような工夫も
必要です。地面に四方を囲むように何か板を埋め込むとか、コンクリートを流し込んで
しまうとか、方法がいくつかありますが費用がかかるためポピュラーではありません。


屋外飼育は、とかく体調の変化に気付きにくく、人間と距離を置いてしまうので室内で
飼うよりは、人懐こさは薄れ、警戒心に富んだ野性味の強いウサギになるでしょう。
ただ、ここで誤解して欲しくないのは、あくまでも人間の保護・管理下にあるという点です。

本来の野生種のアナウサギではありません。野生で暮らすには、あらゆる自然現象をのり
切る知恵、力が必要です。穴を掘るにしても、どこが一番最適か、捕食者に狙われたら
どうやって逃げるのか、どうやって隠れるのか、など生き抜く術を持っている訳ではあり
ません。
まったくの野生で生きていくには、本能のほかにも磨かれた運動能力や、感覚器官が必要
です。
食料も本能だけでは、どれが毒草かどれが必要かなど、限界があり知恵が必要です。
けっして素の野生でないことを理解して下さい。

それから、外で飼育する場合、健康管理も難しくなります。同じ室内に居れば、ほんの
ちょっとした変化でもすぐに見つけられますが、外ではそうもいきません。
とくに多頭飼いしていると、さらに難しくなります。健康チェックはこまめにしましょう。

生活環境~ケージ飼育~

2006-07-14 | 飼い方
飼育書では、よく野生下のウサギの生活の紹介がありますが、どうしてウサギにこういった
記事が掲載されているのかとても不思議です。
犬の祖先は狼と言われていますが、狼の習性や生活など、つぶさに紹介されている飼育書が
あるでしょうか?猫にしてもそうです。また、豚や牛といった畜産においても、野生の生活を
参考にしているのでしょうか・・・・・・とても疑問に思います。
私が知らないだけなのかもしれませんが、今、私達が飼っているウサギは家畜であり、人間が
改良し、長い時間をかけて「変化」させてきたウサギであり、野生のウサギでは無いことを、
十分理解して飼育して欲しいと思います。


さて、ケージ飼育ですが、まず、ケージをどこに置くか?です。
日の光が適当に入って、風通しがいい場所を選びます。床に直接置いてもいいですし、ラックに
乗せてもいいです。気を付けることは、ラックに載せた場合、振動でケージが動かないように
することです。
気流ですが、床に近い所と床から離れた所では若干ですが違いがあり、それにより温度や
湿度が違います。ウサギの品種により、好みの温度や湿度がありますから、工夫が必要です。

一般に飼育書に出ているデーターは、実験用ウサギのデーターであり、フランスの研究者が
実験して出した数値です。必ずしも全てのウサギに当てはまるとは限らないので、一応の目安
程度にとどめておいたほうがいいでしょう。実験用ウサギというと、ニュージーランドホワイトが
真っ先に思い浮かびます。しかし、実験ウサギは家畜とは別に、また実験用に改良されて
います。その好例に、体内に保菌してる菌が限定されていること、寄生虫を一切、持って
いないこと、などがありその体質での「快適」とされる温度・湿度ですから、一般のウサギとは
切り離して考えた方がいいと、個人的には考えています。

つい最近知ったのですが、ネザーランドドワーフは実は寒がりで、暑さには風通しがよく湿気が
飛べば30℃くらいはガマンできるのだそうで、冬の寒さの方に気を使うのだそうです。
ヒマラヤンは、逆に日光が苦手です。というのは、アルビノの赤目の為、目の色素が無い分、
普通のウサギよりも眩しがりやなのと、体の末端部分に出ているカラーがあせてしまうのだ
そうです。レースのカーテン越しか、木陰程度の日光にとどめます。
ヒマラヤンに限らず、アルビノの目の赤い子は、日光には気をつけた方がいいでしょう。

どの品種のウサギでも、風通しがいい環境を好むようです。
ただ、冬の隙間風は命を落とす危険もありますし、夏場の扇風機をずっと当てっぱなしにするのも
危険です。また、最近の空調機器は湿度にしても調節してくれるようになりましたが、エアコンを
かけっぱなしにしていると、湿度不足を起こすこともあるので注意が必要です。

ちょっと話がそれますが、競争馬の運搬に飛行機が使われることがありますが、この運搬の空調に
かんして実験を行ったところ、長時間のフライトでは乾燥しすぎてかえって鼻腔や気管で
炎症を起こすことが確認されました。これと同じで、鼻呼吸しかできないウサギには、乾燥も
怖いものなのです。昔ながらの首振り扇風機と、凍らせたペットボトルの併用がいいようです。


ケージの大きさは、大人のウサギがトイレ、食器を置いてもウサギが横になって、体を十分伸ばせる
スペースが必要です。高さは、タッチできるくらいが調度良いです。あっという間に大きく
なるので、大人のサイズがどれくらいか、よく確認してから大きさを決めます。

私のケージ内のレイアウトは、角にトイレを置き、反対側に食器を置きます。トイレと食事は
なるべく離して、衛生的にも保てるように心がけています。
トイレ、食器類は全て、100均で揃えました。トイレはウサギの大きさにあわせて、水切り
トレイを使用。食器は、ペレットを入れるものと、牧草やおやつを入れる容器、水飲み容器を
それぞれ瀬戸物で揃えました。ショップで売っているものでもいいですが、気にいった柄や
調度良いものが無かったのです。

水飲み容器は、給水ボトルを使う方が一般的ですが、お皿から飲んだほうがウサギ自身、
おいしそうに見えてお皿で与えています。ただ、お皿だとゴミが入ったり、うっかりウサギが
蹴飛ばしたりしてこぼしてしまったりするので、給水ボトルも併用してます。
本兎は、ほとんどをお皿から飲んでいます。好みもあると思うので、お皿からは飲まない子も
いるでしょう。

牧草入れは、先代は平皿に入れていましたが、殆ど食べなかったですし、入れると撒き散らして
遊んでいました。それで気がまぎれるならと、オモチャ代わりに入れていました。今の子は
深皿に入れていますが、行儀よく1本、1本、引き抜いて食べています。
ペレットも、小皿のもう少し大きめの容器を使っています。お水入れは、底が大きくて、
縁の高さがそれ程ないものにしています。体高が無いので、あまり深いと飲めなくなるので
浅めにしてます。どの食器にしても、底が広く安定感のあるものにしています。どんぶりタイプの
容器は安定性が悪いので、さけます。

先代のウサギがよくやったのが、容器をひっくり返して遊ぶことです。こういう時は、底に
ガムテをつけてスノコに貼り付けて、動かないようにしました。他にも、マルカンをつけて
ケージにくくりつけるとか、色々工夫が出来ます。


ウサギの気持ちを理解しながら、レイアウトをすると、ウサギもご機嫌です。
よく見ながら、工夫しながら、検討してみて下さい。