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commonplace days

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わさドラ2/24『ドラえもん恐竜スペシャル』

2006-02-24 21:54:21 | わさドラ
今週のわさドラは恐竜SP、1時間の放送。結局こうやってSPやるのなら「ちょっとだけSP」をやる意味合いがよく分からないんですけどね。SPを謳っていないパートも恐竜(あるいは古代生物)な話ばかりなのでコロコロ文庫の恐竜編をそのままアニメ化して毎週流しているような感じですね。映画は楽しみだけど恐竜はもうちょっと・・・な状態。

OP前のミニコント。動物ビスケットならぬ恐竜クッキー登場。ここまではまぁよかったのですが、イグアノドンをイグアノ丼と取り違え(?)、「おいしそう!」の連発はさすがに薄ら寒かったような。SP放送時には何かしらミニコントが入りますが、無しという考えはないのかなぁ。面白いときは面白いのだけど。

燃えろティラノサウルス! 紙工作が大あばれ』(てんコミ17巻)
児童向け雑誌の付録として定番の紙工作。こういうの作るの好きだったなぁ、と懐かしくなる話。アニメ化して何がいいって、紙のお菓子を食べる音。もっと演出を強くしてもよかった気もしますが、バリバリお菓子を食べるシーンは永遠の憧れ。あれをおいしく見せるのがFマジックの成せるわざ。

原作ではパパがマッチのポイ捨てをしますが、ただライターに火をつけるだけに。これはポイ捨てがマズイから変更したというよりも、時代の変遷を考慮してライターに変えただけかな。しかし、この直後 作品が台無しになった! 燃えてない! わざわざ煽り文句にまで「燃えろ」と入ってるのに燃えてない! ただ土の塊が砕けていくかのように壊れていく(紙の)ティラノサウルス・・・。「紙だから火に弱かったんだ」とかのたまっても説得力ゼロですよ・・・。

のび太の街、大パニック!恐竜が出た!?』(てんコミ21巻)
ミニチュア恐竜を「虫」と称してホウキで掃き捨てるパパ。いつもならママの役目っぽいのだけれど。つい先日のミニチュア地球といいムチャクチャな夫婦ですね(笑)。

作品そのものには特にケチをつけるようなところも無かったのですが、やはり煽り文句かなぁ。大パニックだったのは恐竜に追いかけられたカップル(?)くらいなもんで、大ニュース、観光地として大盛況だっただけな気がします。

恐竜おもいっきりスペシャル!恐竜さん日本へどうぞ』(てんコミ31巻)
原作でも国立科学博物館が登場していましたが、アニメでも一目でそれと分かる建物で嬉しいかぎり。博物館前のクジラ模型まで描写されていました。細かいけれど面白い試み。

恐竜解説は長々しくも感じましたが、後半をスムーズに進めるため と思えば苦にはなりませんでした。しかし、自分が幼稚園~小学生くらいの時には図鑑になかった名前ばかりな気がしますね。日々情報は移り変わっていくものですね・・・。

原作では静香を誘いに向かうのび太ですが、アニメでは向こうから野比宅へ。わざわざ断りにやってくるとは礼儀正しいというか のび太の気持ちがまったく分かってないというか。ある意味 残酷。この話で何が可哀想かというと、のび太でもなく、海に沈むハメになりかけた恐竜でもなく、あんな中国の奥地から日本までの距離を延々歩くハメになりかけた恐竜たちじゃないでしょうか。

映画特報は先日放送されたF先生特番と同じ内容。これだけで結構くるんですよね・・・。一通り冒険場面が流れたあとに、ピー助と楽しく遊んだあの日々のシーン・・・。うぅっ・・・。気持ちの高ぶりの続きは劇場で・・・。

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さてさて来週は遂に劇場公開前夜ということで『映画公開前日スペシャル』! 公式サイトを見た感じでは今までほとんど見ることのなかったタイムパトロールの姿も拝めそうですね。

書店でプラスワン・コミックス『のび太の恐竜』を見かけましたが結局購入せず。特製アクションバッジが付録についているのですが うーん・・・買わないかなぁ。ブックフェア開催中ということなので気にはなるのですが。ついでに新刊情報、『ドラえもんプラス』第5巻は2月28日発売とのこと。他にも恐竜関連で何冊か発売されるようですよ。くわしくはドラえもんワールドの本の紹介へ。

━━今日の買い物━━
・『焼きたて!!ジャぱん』第22巻、橋口たかし、小学館
・『ローゼンメイデン』第6巻、PEACH-PIT、幻冬舎

わさドラ2/17『ゆめのチャンネル』『恐竜の足あと発見』

2006-02-18 19:51:53 | わさドラ
『ドラえもん、さよなら!? ゆめのチャンネル』
眠くて眠くてたまらない、そんな表情のドラえもんがよかった。道具取り出しつつも目がトロン・・・うとうと・・・。本当に眠いときってどうしようもないからね。

豚にのって颯爽と(?)現れたのび太。魔物が来たと聞いて逃げようとした先は塔の外・・・。どこへ逃げるつもりだったのか、あまりの恐怖にパニックを起こしたのか。王子様、もっと手早く魔物を倒してくれた方がスッキリしてたかな? 槍から出てた電気ショックかビームか分からないけど、あの辺の表現は余計だったかも。静香ちゃんが気絶したのもどうかなぁ、と。

踏み潰されたドラえもんを見て1人感極まるのび太。ま、自分の身が惜しいから逃げるのですけどね。この辺の間は秀逸! だけども、ドラを踏んだ恐竜が まるで動きを見せなかったあたりは ちょっとなぁ・・・。あと2人が相談してる時間もやけに長かったかも。

『恐竜ちょっとだけSP第3弾! 恐竜の足あと発見』
最近肉食恐竜に追いかけられてばかりですね。映画見る前から すでに食傷気味かも・・・。原作では意外にも短い話なので付けたされた部分が多かったですね。足跡の化石がなぜできるのか、とか。

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えーと。恐竜SPじゃないAパートの方が面白かった、というのもなんですが、やはり原作が面白いだけに・・・。テレビが壊れたことによる意外性や、すっかり用途が分かっている道具による夢オチなど、文法的に分かりやすい作りなギャグストーリーなことが幸いしているのでしょうね。隙も無駄もない展開のためにテンポもいいですし。サブタイトルについては もはや言うまい・・・。メディア化されたときも残るのかなぁ・・・?
さて、次週は恐竜尽くしで1時間SPだそうで・・・。その前に、明日はF先生の特番!忘れないように!

わさドラ2/10『進化退化ビーム』『大むかし漂流記』

2006-02-14 22:17:59 | わさドラ
渋谷のまんだらけを少し覘いてきました。探し物はやはり見つからず。通常版のチンプイなら2セットありましたが・・・。気長に気長に。遅くなりましたが先週放映分のわさドラ感想を。

『出た~ッ、巨大ネズミ! 進化退化ビーム』(てんコミ8巻)
のび太によるパパのモノマネ「ラジオなんて聞こえればそれでいい」。あまり似てないですね(苦笑)。ドラえもんの道具で進化したラジオですが、電話にビデオカメラ、コンピュータ、時計、立体テレビ内蔵とのこと。「もうラジオじゃないよな」は的確なツッコミ。でも今のケータイ電話なんて同じような道を歩んでいるのでしょうね・・・。

電線にとまっている小鳥を急速に退化。エスパー魔美に登場した 屋根の上で"うさぎのダンス"を踊るゴジラを思わせて思わず笑みが。続けてネズミを退化。恐竜強化月間だからかのび太の机には「古代の生物」という らしからぬ図鑑が。後に獰猛さを現す古代生物がやけに大人しいのも不思議なところですね。

うんと進化したパパ。ドラえもんによる進化の過程説明は まあ的確なところかな。でも、あんな進化ならしないでくれた方が嬉しいかも。頭は古いままらしいですしね(笑)。

『恐竜ちょっとだけスペシャル第2弾! 大むかし漂流記』(てんコミ17巻)
時間の倒置法とでもいいますか、ことの顛末を真ん中に持ってきた ドラでは珍しいタイプ? できることならアーケロンの甲羅をもっと それらしく見えないように描いてほしかったかも。どう見てもただの小島ではなさそうですので・・・。甲羅での問答は とても面白いものでした。

こちらの話の原画、スタジオクリエイトとの名前がありましたが外託という分でしょうか・・・? 少し調べた範囲では そのような名前のアニメスタジオは見当たらなかったのですが。Aパートより絵が安定しているように思ったので気になったのですけども。

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今回は2話とも面白かったです。恐竜モノとはいえ、先週とは違ってメインが追いかけられるパターンではなかったですし。どうせなら今週と先週ので混ぜて組み合わせてもらいたかったです。

劇場版公式サイトで結構長めのプロモーション映像が見れるようになりました。動画のクオリティはかなり高いと思います。ただ、大山版のキャラ画が焼き付いてる人には受け入れがたい絵な気もしたり。テレビのわさドラともまた別のものですしね。

でもって各キャストの動画メッセージも徐々に公開。しかし、かかずゆみさん、木村昴さん、関智一さんについては劇場封切り後の公開・・・。うーん・・・映画見に行く前に聞きたいのですが。

わさドラ2/3『ほんもの図鑑』『地球製造法』

2006-02-04 15:04:21 | わさドラ
ぴっかぴかコミックススペシャルカラー版『のび太の恐竜』を購入。単にてんコミの装丁違いが出るのでは、と思っていたのでカラコミの復刻的な内容でうれしい誤算。内容の差異、位置付けについては以下のブログで詳しく解説されております。
ぴかコミスペシャル『のび太の恐竜』発売(藤子不二雄ファンはここにいる/koikesanの日記)
カラコミ版「のび太の恐竜」が復活(はなバルーンblog)
ところで最終ページを見る限りぴっかぴかコミックスの略称は「ぴかコミ」ではなく「ぴっコミ」の模様。当ブログ上で今後表記を変更するかは未定ですが、1年以上にわたって知らなかった事実・・・。

ドラえもんVSマンモス! ほんもの図鑑』(てんコミ6巻)
大きな変更点はなく原作をなぞった感じ。細かなところでは「オバケ図鑑」が「やさしいオバケ図鑑」に。特に必要性も感じず、狙いは読めなかったです。

最後の方で登場したヒーロー、特撮番組よろしく決めゼリフで見栄を切り、それどころではない のび太に急かされるシーンは単純に面白かった。

恐竜ちょっとだけスペシャル、登場! 地球製造法』(てんコミ5巻)
何とも鮮やかな のび太お手製の地球を"粘土"と称するママには苦笑。白黒の原作はともかく、カラー映像では違和感ありますね。「また片付けないで!」くらいで済ませてしまってよかったのでは?

何ともマンガ的で場当たり的、ご都合バンザイなオチは健在。まぁ他に収集の付け方もないでしょう。登場した恐竜が増えていたのはサブ・サブタイトル通り。

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というわけで恐竜スペシャル期間に入ったわけで。結局Bパートにしか適用しないのであれば普段同様にAパートの作品を選出してもらいたいかな。両パート共に追いかけられてワーキャーな部分は被ってしまうので、続けて見ると正直 新鮮味がなかったかと。恐竜攻勢はまだ続き、24日は「ドラえもん恐竜スペシャル(仮)」と称して1時間SPの模様。SPはいいのだけれど映画を見る前に恐竜酔いしそうな気が・・・。

映画絡みで。声優の倉田雅世さんのブログ「ユキクラの パローレ☆ムジカーレ(1/16)」に『のび太の恐竜』のアフレコの旨。役は妊婦さん・・・!?

わさドラ1/27『タタミのたんぼ』『オーバーオーバー』

2006-01-27 23:31:34 | わさドラ
『のび太の部屋が日照り?台風?イナゴの大群? タタミのたんぼ』(てんコミ2巻)
長い・・・今までにも増して長いサブタイトル。

おもちの伸びを見せ合うドラのび。つきたてのおもちなんて久しく食べてないですなあ・・・。で残った一個を巡って争うわけですが、やはりママが悪いかな、と私は思います。おやつで争うエピソードは他でも登場するくらいですからね。いつものことだろうに。この話のドラは保護者的役割よりも友達としての関係が強く出ていて、さながら兄弟の様で羨ましい限りです。ところで、何もつけないで餅を食べるのは・・・という意見を多く見受けますが、自分は何もつけない派です。かなり少数派ぽいなぁ・・・。気が向いたら醤油や黄粉はつけますけども、何もつけないことが圧倒的に多いです。

タイトルよろしく お部屋で田植え。労苦なしに食べ物は得られない、という本来当たり前のことが実感に乏しい時代。こういう経験も必要ですよね。実際のところ食べるに困った経験は有してないわけだし私も本当に意味では理解できていないのでしょうが・・・。主題とは関係が薄いですが、給食費を払ってるから「いただきます」を言わないでいい、という意見はどうにもこうにも納得いかないです(参考:毎日新聞の記事)。ただ、これを読む限りでは言わなくてよいと思ってる飲食店側の人間もいるようなので複雑なところなのでしょうか・・・。

『のび太の街にティラノサウルス現る! オーバーオーバー』(てんコミ13巻)
2月3月は恐竜月間とのことで「恐竜ちょっとだけスペシャル」と銘打たれていますが一足はやく恐竜の登場。このサブタイトル自体が「オーバー」な気がするのですが。

「退屈なんかしてないよ、マンガを読んでるとハラハラドキドキするじゃないか」正に名代弁者のび太。まあ「つまんないから家でゴロゴロしてるのさ」というのは一種の逃避行動ですけどね。自分から行動にでないと そりゃあ平穏な一日でしかないわけで。自戒の意味合いも込めて・・・。

煽り通りティラノサウルス登場。あざといなぁとは思いつつも、恐竜から竿竹の音声が流れる演出には感心。純粋にオーバー世界に浸りたい のび太にとっては雰囲気ぶち壊しであり、逆に現実との変容ぶりを その差異で楽しめている静香にとっては面白い要因になっているのが笑える。今回の話全体にいえることですが、現実世界とオーバー世界との視覚面での切り替えが上手かったと思います。

絶壁をよじ登る2人に けしかけるスネ夫。のび太たちの行為を視聴者の立ち位置から見るキャラを据えたのはよかったと思う。とはいえ、あれだけで のび太らがどんな状況にあるのか察することができるスネ夫はただものじゃないですね。察しがいいというか勘が鋭いというか、実に大したものかと。

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全体的に出来は良かったと思います。作画も大きく崩れることはなく、安心して見ていられました。さて、恐竜月間開始ということで次週は『ドラえもんVSマンモス! ほんもの図鑑』『恐竜ちょっとだけスペシャル、登場! 地球製造法』。いきなり恐竜ではなくマンモス登場・・・ですが。ただ『地球製造法』は10分でやるには惜しいかなぁ。ミニ『創生日記』的な壮大なスケールで語れる話なのでSPにも対応できるとは思うのですが。まぁそれはそれで間延びしてしまうかも知れないですが。映画公開も残すところ1ヶ月ほど。月日が経つのは早いもので。

わさドラ1/20『このかぜうつします』『温泉旅行』

2006-01-21 19:39:04 | わさドラ
センター試験日初日ですがあいにくの雪。そんな寒空の下 渋谷へ。ちょちょっとゲーセンと まんだらけ、アニメイトへ行ったくらいですが。今月25日には現行のアニメイト渋谷店は新店舗へ移動、元あったところはコミック館になるということでコミックエリア拡大に少し期待。まぁあまり渋谷のアニメイトへ行く機会はないのだけれど・・・(渋谷での他の目的地と方向が反対)。

━━今日の買いもの━━
ぴかコミ『ウメ星デンカ』第2巻(藤子・F・不二雄)小学館
ちくま文庫『手塚治虫マンガ文学館』(手塚治虫)筑摩書房

と前置きはその辺で昨日放送のドラえもんの話に。今回も話の内容よりはタイトル云々の方を主題で。先に作品の感想を軽めに数行。

謎のはだかおとこ?このかぜうつします』(てんコミ2巻)
他人に風邪をうつす「かぜうつし機」の話。「お医者さんごっこカバン」や「どんな病気にも効く薬」がある以上 ドラえもんがこんな道具を持ってる必要はないのだが。とはいえ風邪をひいたときは誰かにうつしてでも治したい気持ちは分かるもの。まあ他人の風邪は引き受けたくないものだ。

ドラえもんもお風呂に!?温泉旅行』(てんコミ6巻)
立体映画を映し出す『室内旅行機』。一瞬で豪華なホテルのように(見た目だけ)変貌する道具なわけだが、これがあると掃除しなくなりそうですね。「つづれ屋」のエピソードでも汚いままのホテルで道具使って営業していたわけだし・・・。見た目さえよければ、というのは悪い掃除の見本みたいなもんだけど、見てくれが良ければ安心するのはたしか。

ドラえもんが女将に扮してパパから受け取った宿代は500円。原作では5000円なので大幅な減収。いくら雰囲気に呑まれていても5000円も出すパパは結構なお間抜けさんだと思うので 子供の小遣いには500円くらいでちょうどいい感じ。オチも原作よりキレイにまとまったと思うので概ね満足な内容。

━━━━━
さて本題。前回から付加されることになったサブ・サブタイトルだが、上で挙げた通り今回も健在。『謎のはだかおとこ?』『ドラえもんもお風呂に!?』の部分がそうである。原作を知っていればなんてことはないが、知らない人でも別に心躍るような魅力ある煽り文句にはなっていないと思われる。ちなみに次回の2タイトルは『のび太の部屋が…日照り?台風?イナゴの大群?タタミのたんぼ』『のび太の街にティラノサウルス現る!オーバーオーバー』である。シンプルに的を射た本来のサブタイトルが霞むくらいに煽り文句が長いのは一目瞭然だろう。

サブ・サブタイトルを付けることに反対だ、というのは前回も書いたので特に繰り返さない。自分の知る得る限りブログ、ホームページ、掲示板のあらゆる場所で猛反発を受けているし、賛成意見は見受けられなかった。スタッフ側に我々の意見が全く届いていないということはないと思う。ここまで反対意見を受けて尚続行させなければならない確固たる理由は無いのではないだろうか。遅くとも映画の番宣が必要なくなる頃には元のタイトル形式に戻るものと信じている。

今まで私は基本的に賛成側(時に盲目的に擁護側)のスタンスにあり、書く機会を失っていたが、正直当初から『わさドラ』のあり方に疑問を抱いていた点がある。それは、意識的にネタバレを避けていないのではないか、ということである。上で取り上げたサブ・サブタイトルもそのひとつ。今回放送された『このかぜうつします』に登場する「はだかおとこ」はオチにつながる大切なキーマンになる。そのような人物をタイトルの時点で登場させてしまうことには反対したい。また次回放送の『タタミのタンボ』にしても、才能のある人なら それだけで作品をひとつ仕上げてしまうのでは、と思うほどに内容を露呈した煽り文句になっている。

さらにリニューアル放送開始当時に戻ると、毎回の次回予告で「しずかちゃんの好物は・・・」「ジャイアンの趣味は・・・」と何かしらのエピソードで登場した各キャラクターの(一般には認知度が低そうな)一面を堂々と紹介してのけている。ここで公にされたことは彼らの素行からはイメージし難い意外な一面であるべきで、該当する話においては非常に重要なキーとなり、話の上で登場してこそ その意味がある。読む前あるいは見る前に単なるプロフィールとして知ってしまうべきものではない。仮にこれらの話を放送する予定がないというスケジュールの上で公開されたものとしても賛成しかねる。

「そんなもの知っている」「今さらネタバレもないだろう」という意見もあろうが、やはりメインの視聴者層は幼稚園~小学生くらいに据えるべきだろう。これは以前も記したが、ファンが喜ぶつくりであるのはありがたいが、それ以上に本来あるべき視聴者層を意識してもらいたい。実際の視聴率の分布は私の知るところではないが、往年のファンに偏ることなく新しい視聴者に支えられるような番組であってもらいたい。

『のび太の恐竜2006』吹き替え収録

2006-01-15 23:31:03 | わさドラ
ドラえもん新作映画アフレコ(日刊スポーツ)
船越英一郎さん声優デビュー 神木隆之介さん「“ピー”しか…」(日テレNEWS24)

本日『のび太の恐竜2006』のアフレコが実施されたとのこと。どんな風に仕上がったか非常に気になるところだが公開を楽しみに待ちたい。現段階では分からないことが多いが、上で取り上げられている船越英一郎さん、神木隆之介さん、劇団ひとりさんに対してそれぞれ記事を参考に一言二言。

まず黒い男役の船越英一郎さん(45)。以前公開された予告編でも少しお声を拝聴できたが、声優としても遜色なく かつ役に溶け込んだ声色であり、その時以来期待を持っている。「幅広い世代にアピールできる原作になってます」との発言が記事に見られるので、彼自身としても納得のいく演技が出来たのではないだろうか。非常に楽しみである。

次いでピー助役の神木隆之介さん(12)。予告編では多くの方が違和感を覚えたようで 正直自分としても適役では無いのでは、との印象がまだ強い。コメントでは「(セリフが)“ピー”しか言えないので難しいですが、気持ちで表現している」とあるが、彼の言う気持ちが伝わる演技であればよいのだが。予告とはよい意味で違うものになっていれば個人的には嬉しい。

そして劇団ひとりさん(28)。5役を務めるという情報から黒い男の仲間やタイムパトロールあたりかと思いきや、今回の記事で明らかになった配役は“オヤジ”“主婦A”“レポーター”の3つ。“オヤジ”はおそらく崖の下の家主なのだろうが、主婦Aとはいかに。男性役を女性声優が演じることはあれど逆はそうそうないと思うのだが・・・これも一種の話題集めだろうか。リップサービスの面もあろうが、彼自身「結局こなせなかった」と言う以上、5役重任というのはどうなのだろう。

マスコミとしての注目の的は主役の5人ではなく芸能人で固められた脇役の方に行ってしまうのだろうか。今回の記事に限ってはこのような感想を持った。明日あたりテレビ朝日のニュースでも多少取り上げられると思うが、そこでも同じような扱いであれば自分としては残念に思う。

アフレコと同時にスキマスイッチによる主題歌のタイトルは『ボクノート』であることも明らかに。ちょっとピンとこないタイトルですが、金曜の放送で流れた旋律からすれば心配しなくとも大丈夫でしょうか。発売は映画公開より一足早い3月1日とのことで。詳細はスキマスイッチOfficialWebSiteのInformationを参考に。

New Maxi Single「ボクノート」
M1.ボクノート -『映画ドラえもんのび太の恐竜2006 』主題歌-
M2.猫になれ
M3.若葉 <instrumental >
M4.ボクノート <backing track >
■限定盤[CD+DVD ]:AUCK-19914/5 1,575 (tax incl.)
■通常盤[CD ]:AUCK-19010 1,260 (tax incl.)
【初回特典】(初回生産限定盤)
1 )「ボクノート」ビデオ・クリップ
2 )2005-2006 ドキュメンタリー映像(タイトル未定)を収録した特典DVD 付


映画つながりでもうひとつ。
サークルKサンクスで、前売券のコンビニ独占販売スタート(のび太の恐竜2006公式)
15日付けで全国のサークルKサンクスで特製ステッカーつき前売券を発売開始。なおステッカーは各店舗先着10名様とのことで何とも微妙な数字・・・。ドラ映画のキャンペーンといえば例年セブンイレブンだった気がするのだが今年はどういう経緯でこうなったのだろう。

わさドラ新年初回『ランプのけむりオバケ』『かべ紙の中で新年会』

2006-01-13 01:46:08 | わさドラ
2006年初となる放送。本編の感想は後回しにして他の部分から。

映画速報&スキマスイッチのドラえもんスーパーむずかしいクイズ!!
スキマスイッチによる映画主題歌製作中とのことでメロディを一部放送。ごくわずかな時間な上に水田ボイスが被ってるので大して聞き取れませんでしたが、とりあえず悪い気はしませんでした。正式発表待ちですね。

『緊急企画スーパーむずかしいクイズ』は案の定『スーパー定番クイズ』。ちなみに「ドラえもんの身長は?」ということで。速報や企画は映画公開週まで続くのでしょうかね。『謎のタマゴ』やスペシャル放送で長い間『ミニシアター』が無くなっているのが気がかり。

各話タイトルに煽り文句追加?
新聞のラテ欄には「新年だジャイアン新曲発表!新年会ほか」の文字。てっきり紙面だけでの煽りだと思っていたのですが、サブタイトルそのものに煽り文章が付け足されることに。もちろん今回だけでなく次週からもその様子。

正直言ってくどい。ラテ欄で人目を引くような文面を採用するのは百歩譲るとしても、番組本編でサブタイトルを長くする理由は解せない。そもそもサブタイトルを読み上げる時間は当然ながら長くないのに 倍近くの長さの文面を捲くし立てるもんだから始末が悪い。4月のリニューアル以降ほとんどの点を許容してきたが、これだけは一刻でも早く元通りになることを願いたい。制作側としてはテコ入れのつもりなのかもしれないが、今回ばかりは勘弁していただきたく思う。


では気を取り直して本編の方へ
『新年だ!アラビアンナイトだ! ランプのけむりオバケ』(てんコミ1巻)
というわけで煽り文句つき(全然気を取り直してない)。アラビアンナイトに出てくるランプに似た道具ではあるけれど大してアラブアンナイトに関係ないし。センスとしては微妙なところかと。そしてとってつけたかのような"新年だ!"。たしかに視聴者側のみならず お話自体もお正月なので嘘ではないのだが、"新年"と"アラビアンナイト"ではあまりにもミスマッチ・・・。

本編は良かったと思う。ケムリロボット、無機質なロボット然とした抑揚のない演技が秀逸。目的を遂行するために自分の力ではなく他人に完全に任せてるロボットに振り回されるドラえもん。話が通じるようで全く通じない この不条理さが何とも言えず笑える。特に「チラカシタものハ カタヅケロ」が一番うけた。

のび太が探していたマンガは『ライオン仮面』の1巻。少し前に『ライオン仮面あやうし!』の放送があったのでコアなファンでなくともこの細かな演出は分かったことだろう。以前『休日のガンマン』らしき劇中テレビ番組があったが、ファンが喜ぶ演出を巧みに狙っているのは心憎い。と、ファン心理が分かっていそうなのに例の長いサブタイトルは・・・。繰り返しになるので次の話題へ。


『ジャイアン新曲発表!? かべ紙の中で新年会』(てんコミ9巻)
別段"新曲発表"が主題にあるわけでもなく、もしかしたら誤解を生みそうな煽り。まあいいや。薄っぺらな壁紙の中に広い空間、というのは宇宙小戦争での「かべ紙格納庫」や「かべ紙秘密基地」が印象深いところ。『モジャ公』などで見られる圧縮空間を利用した建造物の発展形といった感じか。これも夢ですよねぇ・・・。

トイレに行きたいスネ夫のためにトイレのかべ紙ハウスを取り出すドラえもん。この話のドラえもんは道具を出すのがワンテンポ遅いような・・・。さっさと出してやれよ・・・。そして思わぬ危機によりトイレの水を被るスネ夫。関さんの「便器がー!」との叫びが面白かった。やはりこういうシーンは普段いい格好しぃのスネ夫だからこそ生きてきますね。同じシーンでもジャイアンだとこうはいくまい。

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次週は『謎のはだかおとこ このかぜうつします』と『ドラえもんもお風呂!? 温泉旅行』。原作はてんコミの2巻と6巻参照。

わさドラの再放送スタート

2006-01-08 22:39:28 | わさドラ
1月7日(土)より「アニメdeおめざめ」枠で水田わさび版『ドラえもん』の再放送が開始された。この枠は早朝4:55~5:23という放送時間で 時刻表示に加えて天気予報まで表示されるという録画保存には向かない形態を取っているが、なかなか見逃せないラインナップが魅力である。ビデオショップでのレンタルすらままならない『チンプイ』を一部とはいえ視聴できたのもこの枠のおかげである。この年末までは『21エモン』が再放送されていたが前述のように『わさドラ』にとって変えられた。

昨日付けの放送話は「勉強べやの釣り堀」「思い出せ!あの日の感動」の2本である。いうまでもなくわさドラ初回放送の2話である。おそらくは話数の順を追って放送されていくのだろう。スペシャル放送時の中編扱い作品については分からないが。わさドラは元々エンディング曲というものが存在しないが、再放送ではオープニング曲までもが割愛。映画の宣伝に特化した感じがし、どことなくせわしない。ところで提供クレジットの裏でかかっている聞き覚えの無いBGMは何なのだろう。急いている感じをさらに助長するかのようで個人的には不快なものであったのだが・・・。

何のための再放送かといえば十中八九間違いなく映画の宣伝であるが その効果のほどはどうにも疑わしい。こんな放送時間の番組を見ている あるいは録画している以上 関心が薄いなどということは考えにくい。そんな人なら少なくとも映画が公開されることくらいは最低限 把握しているだろうし、今さら お馴染みのCMを見たくらいで触発されるとも思えない。それはさておき、今まで「アニメ」としか書かれていなかった新聞のラテ欄が「ドラえもん」になっていたことからも宣伝として活用しようという気は見て取れるのだが。とはいえ宣伝目的なら この再放送も3月一杯、よくて4月まで・・・なのだろう。その後に入る番組が気になるところ。

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まだ大晦日SPが見れていない。3時間録画はPCの負担になるからとVHSで録画したがために見れないのだ(親が怒る)。年始はバイトに明け暮れて ほとんど家にいなかったし(どうせ母はずっと家にいたし)、もう明後日から大学が始まるのでいつ見れるか分かったもんじゃない・・・。何は無くともスネ吉の勇姿だけは拝んでおきたかったのだが・・・。

『のび太の恐竜2006』の主題歌にスキマスイッチ

2005-12-19 09:54:14 | わさドラ
スキマスイッチがドラえもん歌う!(WebHochi)
とり急ぎ記事へのリンクのみ。(9:54)

追記(20:00):
『のび太の恐竜2006』公式サイトでも"速報!!「のび太の恐竜2006」主題歌に、スキマスイッチが決定!"として記事が公開。曲名などについては記述されていないが作品の中の友情だったり、愛情だったりをイメージ。壮大さを感じさせるもの に仕上がったということなので現段階では素直に期待している。

さて、WebHochiの記事では2人は、同作品で声優にも初挑戦する とある。先日の発表で 劇団ひとり が5役をこなすことが発表されていたわけだが、そんなに登場人物がいただろうか・・・? すでに配役が明らかな登場人物を除外すると 崖の下のおじさん、黒い男の仲間、タイムパトロールくらいなもので、これだけで7人分を補えるとは思えないのだが。