一頭抜けた馬がいる。
その馬が強い勝ち方をする。
これが競馬の醍醐味である。
勝って不思議の無い馬が何頭もいる。
馬の調子や、展開によって、勝ち馬が変わりそうなレース。
その中から勝ち馬を探す。
これも、競馬の醍醐味である。
そんなレースに、自分の好きな馬が出走する。
その馬がなかなか勝ちきれない馬でも、こういうレースだとチャンスに思えてくる。
その馬は一昨年、昨年と2年連続で1番人気だった。
そして、前哨戦を勝ち、ここへ臨んできた。
その戦跡だけを聞くと、このレースの主役かと思える。
だが、今年はおそらく1番人気になることは無いだろう。
この馬は一昨年が一番チャンスだった。
明け4歳にして重賞初制覇。
次のレースはレコード勝ちで重賞2連勝。
いよいよ、未完の大器が本格化したかに思えた。
レースでは天性のスピードを生かし先行するいつもの競馬。
直線入り口で先頭に立ち、府中の長い直線を粘りに粘った。
だが、ゴール直前に後ろから差されて小差の3着。
負けてなお強しの内容で、G1を勝つのは時間の問題のように見えた。
事実、その後にヨーロッパへ遠征し、本場のG1で小差の2着に入り、世界的評価も高かった。
そんな馬が、G1どころか2年間も勝利から見放されてしまうとは思いもよらなかった。
スピードはあるのに、その力を制御しきれない。
前へ前へと気持ちばかりが空回りする。
しかし、負けても負けても走り続ける。
その姿は強かった頃よりも、いとおしく思えてくる。
そして、この馬の強さが忘れられた頃に、2年ぶりの勝利をあげる。
今年こそはと・・
今度こそはと・・
そう思わせてくれる馬である。
応援せずにいられない馬である。
その馬が強い勝ち方をする。
これが競馬の醍醐味である。
勝って不思議の無い馬が何頭もいる。
馬の調子や、展開によって、勝ち馬が変わりそうなレース。
その中から勝ち馬を探す。
これも、競馬の醍醐味である。
そんなレースに、自分の好きな馬が出走する。
その馬がなかなか勝ちきれない馬でも、こういうレースだとチャンスに思えてくる。
その馬は一昨年、昨年と2年連続で1番人気だった。
そして、前哨戦を勝ち、ここへ臨んできた。
その戦跡だけを聞くと、このレースの主役かと思える。
だが、今年はおそらく1番人気になることは無いだろう。
この馬は一昨年が一番チャンスだった。
明け4歳にして重賞初制覇。
次のレースはレコード勝ちで重賞2連勝。
いよいよ、未完の大器が本格化したかに思えた。
レースでは天性のスピードを生かし先行するいつもの競馬。
直線入り口で先頭に立ち、府中の長い直線を粘りに粘った。
だが、ゴール直前に後ろから差されて小差の3着。
負けてなお強しの内容で、G1を勝つのは時間の問題のように見えた。
事実、その後にヨーロッパへ遠征し、本場のG1で小差の2着に入り、世界的評価も高かった。
そんな馬が、G1どころか2年間も勝利から見放されてしまうとは思いもよらなかった。
スピードはあるのに、その力を制御しきれない。
前へ前へと気持ちばかりが空回りする。
しかし、負けても負けても走り続ける。
その姿は強かった頃よりも、いとおしく思えてくる。
そして、この馬の強さが忘れられた頃に、2年ぶりの勝利をあげる。
今年こそはと・・
今度こそはと・・
そう思わせてくれる馬である。
応援せずにいられない馬である。