これは酷い!【十和田市長】
小山田久が議会を無視し独断で”新渡戸記念館”の
廃館・解体を要求!さらには恫喝「電気を止める」
先日、新渡戸稲造博士の『武士道』の要約を掲載させていただきましたが、
その新渡戸稲造博士の遺徳を讃え、博士所蔵の文庫や新渡戸家に代々伝わる武具などを展示した記念館が青森県十和田市にあります。
それが「十和田市立新渡戸記念館」です。
この記念館には、かつて高松宮殿下、三笠宮殿下をはじめとして、佐藤春夫氏、稲造博士の教え子である南原繁氏、田中耕太郎氏などが閲覧におとずれてもいます。
そしていま、この記念館は新渡戸家8代目の新渡戸常憲さんが、館長をしておいでに なります。
ところが、この「十和田市立・新渡戸記念館」、十和田市長の小山田久が突然、「新渡戸記念館の耐震性に問題がある」といいがかりをつけ、今月末までの廃館と、今年度中の解体撤去を要求してきたのだそうです。
新渡戸家では、突然のことに驚き、著名な専門家の方々に市から提出された報告書を
見てもらったところ、おかしな点がいくつもあり、この報告書は信頼性に乏しいということでした。
記念館側では、市の耐震調査について疑義を抱き、市に話し合いを求めましたが、 市長はまったく話し合いの機会すら持とうとしません。
ようやく28日に会えたものの、まるでヤクザのような恫喝があっただけです。
これまたありえないことです。
そのテクチは、まるで昨日の当ブログの記事そのものです。
この記念館は、建物は市の所有ですが、土地と資料のほとんどは新渡戸家の所有財産 です。
ねずさんのひとりごと 6月6日付け
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2661.html#more
引用元:http://uni.open2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1433678879/
ところがこれについても市は、「建物の所有権は市にあり、記念館内の資料(約8千点)は市民共有の財産である」と主張しています。
そして「資料の保存については話し合いに応じる」「市の所有のものは保存するが、新渡戸家のものは市の文化財に指定となっているにもかかわらず、市に寄贈すれば大切に扱い、寄贈しなければ勝手にしろ」というのだそうです。
これまた行政の主張としては、きわめて不思議な話です。
建物の所有権は、建物内の動産に及ぶものではありません。
加えて、この建物が「記念館」である以上、本来、値打ちのあるのは所蔵資料の方で
あって、建物ではありません。
しかし、その建物も稲造の後輩でもある生田勉の意匠設計、日本建築学会会長を務め
た佐藤武夫のコンビによる国内に現存する唯一の建物です。
ところが、なるほど法的財産としては、建物に不動産としての売却価値があり、動産
にはほとんど価値がない。
さらに「記念館を取り壊し」てしまえば、その建物不動産もこの世から消えるわけで、
そうなると歴史的記念物である記念館所蔵品は、果たしてどうなるのか。
所蔵品に関する動産の所有権は、新渡戸家が保有しているはずなのですが、これさえ
も建物取り壊しに際して市が摂取するというのか、それをどのように保管するというのは、そのあたりも極めて曖昧です。
要するに、「記念館」の建物が市の所有であることを理由に、ただ「取り壊し」だけ を市長は一方的に記念館側に通告しているわけで、我々からしますと不思議なのは、
「では、記念館保有の資料はどうなるの?」ということです。
そのあたりについて、まったく具体案が示されないということは、市長は、ただ新渡戸稲造博士の記念館を取り壊してこの世から抹殺することだけを目的にしているとしか言いようがありません。
記念館は、現状、今年4月に強制的に休館とさせられていますが、市は、7月以降、記念館の電気を止めると言っているのだそうです。
理由は、市の観光商工部の横道彰部長いわく、
「市では、記念館を廃館にすると決まっている。廃館になれば電気代を払う財源はない。市の所有でない物に税金を使うことはできない」と主張しているのだそうです。
どういうことかというと、市は、「市長命令で廃館を決めた」というのです。
だから「廃館なら電気代は払えない」というわけです。
けれど、少し考えたらわかりますが、これは矛盾です。
市は、もともとは市の所有物である建物について、あくまで「耐震性に問題がある」から「建物を取り壊したい」と主張していただけです。
廃館と言っていたわけではありません。
しかも建物を取り壊しても、そこには新渡戸稲造博士の愛用品や、新渡戸家伝来の
甲冑(かっちゅう)が並び、室町時代の物などの遺産があるのです。
それら約8000点の資料をどうするのか。
そもそも耐震性に問題があるというならば、建物の補強工事をするなり、建替をすれば良いだけの話です。
それがいつの間にか「今月末廃館」が前提となり、来月からは電気も停められるという。
しかも、廃館後、館内の資料をどのようにするかについて、まるで考えがありません。「これから考える」のだそうです。
この記念館の電気を停めるというのは、行政にあるまじき、極めて無責任な行為です。
というのは、漆製品の変形や文書にカビが生じる恐れがあるからです。
いったい市は、歴史的記念品について、どう考えているのでしょうか。
新渡戸家といえば、十和田の地を開拓した大功労者です。
また、新渡戸稲造博士は、名著『武士道』を世界にしらしめた、日本が誇る偉人です。
そして、今回の記念館の取り壊しは、これまでの経緯を見れば、耐震性云々が問題な
のではなく、どうみても「記念館取潰しありき」です。
つまり、十和田の歴史と、名家、そして『武士道』をこの世から抹殺しようとする
何らかの意図が裏で働いているとしか思えません。
そういえば、武士も武士道も、「ウリ達の国で生まれたものニダ」と主張している国
や団体があるそうです。
日本に武士がいて、日本に武士道があったことの証明が気に入らない勢力が、暗躍しているのかもしれません。
私は、一刻も早く、十和田市政が、本来の日本人としての自覚と誇りを取り戻し、記念館の保全に動いてくれることを望んでやみません。
実はこの問題については、今年3月19日に十和田市議会が「新渡戸記念館の展示資料等の継続的展示に関する決議」を全会一致て?可決しています。
それが下の決議書です。
にも関わらず、市は、取り壊しを既成事実として押し切ろうとしているわけです。これまた、ありえないことです。議会軽視も甚だしい。
十和田市議会における「新渡戸記念館の展示資料等の継続的展示に関する決議」案
(3 月 19 日全会一致て?可決)
>>4
>実はこの問題については、今年3月19日に十和田市議会が「新渡戸記念館の展示資料等の継続的展示に関する決議」を全会一致て?可決しています。
にも関わらず、市は、取り壊しを既成事実として押し切ろうとしているわけです。これまた、ありえないことです。議会軽視も甚だしい。
議会無視してこんなこと出来るんだ
十和田市民のみなさん、十和田市議のみなさん、十和田の教育委員会のみなさん。
そして青森県議のみなさん、青森選出の国会議員のみなさん、どうか、みなさんのお力で、なんとかして新渡戸稲造記念館の保全を進めていただきたいと思います。
新渡戸記念館を護りましょう!!
■新渡戸記念館HP
http://www.towada.or.jp/nitobe/index.html
■関連報道
1 十和田新渡戸記念館 存廃協議は平行線(2015年05月29日)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201505/20150529_43046.html
2 新渡戸記念館 収蔵資料8000点ピンチ(2015年06月03日)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201506/20150603_25008.html
■記念館を守ろうとする有志たちのFacebookページ
https://www.facebook.com/pages/Save-The-Towada/354981788022090?sk=timeline
■関連記事
『武士道』新渡戸稲造を読む
http://nezu621.blog7.fc2.com/blog-entry-2658.html
【休館の経緯の詳細説明】
以下の文は、調査に基いて記した新渡戸記念館の休館までの経緯です。
時点は6月3日までの時点です。
===========
2015年2月26日、十和田市は、十和田市議会全員協議会の耐震診断の一環として行った「コンクリート強度診断」て?新渡戸記念館の建物のコンクリートか?極低強度と判明したと発表した。
診断数値は7.6N/mm2と、1964年の開館以前、1950年当時の最低強度9.0N/mm2もクリアしていないというものであった。
報告書には「技術的に補修は不可能て?ある」と記載された。
この結果を受けて、市は市民や観光客の安全確保のためにと、記念館の4月1日からの
休館、および建物取壊しを決定した。
ところがこの時点で、休館後の資料展示保存のための代替施設については、
「耐震強度不足の市内全施設の建設計画を今後2年間て?一体的に策定するのて?、その中て?市民と共に検討していく」とした。
つまり、建物を取り壊しても、向こう年間は施設内の資料の保全はされず、また、
その2年間はあくまで「検討する」ための期間であって、資料を保全するための措置 について、何の決定もなされていない。
これに対して十和田市議会は危機感を強め、3月19日当館資料を4月1日以降も展示閲覧て?きるように善処するよう市に求める決議案を提出し、全会一致て?可決した。(本文の決議文)
ブログの最後の説明看板をみると、契約違反になるんじゃないの?
契約を変更したいんだったらもっと別のやりかたがあるはず。
どうやら市長の独断らしいから、これは法的手段で市長個人の責任を
追求すべき。
新渡戸稲造に関する資料を抹殺したいとなると、
彼の国の関与すら疑われるな。
記念館みたいに恒久的に保存するための施設が
こんな曖昧な基準で廃館になるなんて、意味が分からない
市長はスキャンダルまみれじゃないのかw
一方の側の見方かもしれんので、断定はできないけども
ちとこれはもっと情報ほしいかも
7.9と関係でもあるのかな。 市役所ごと通報されたりしてw
これ市長の身辺洗ったほうがいいぞ
知ってるのか知らんが市民と公安頑張れ
=竹島(Takeshima/dokdo)=
【English Version】
【日本語版】
この関係団体はぜ~んぶ共産党
でも、東大の野球部OB会に伝えても良いのかもしれません。東大の哲学科や倫理には素晴らしい人もいます。前総長はアメラグのOBだったのでは。東大の運動部のOB会にお願いすると道が開けるかもしれません。
新渡戸稲造を消したいのか、またはその偉業を横取りし、観光の箱物を作りたいか、正しく教えてくれるかもしれません。
下から言っても限界があります。上からも行ってみたら如何でしょうか。そういえば上野の芸大も新渡戸先生の業績をよく理解しているはずです。上野にもお願いするのが良いのかも。博物館もあるし、所蔵の財産は豊富ですから、色々な方策を考えてくれるかもしれません。