みじんこのつの

雪の降る町に生まれ、
雷の多い町で育ち、
花の名前の町に住み、
山の上の小さな病院の、
小さな存在の日記です。

たんけんたからじま

2006-03-12 11:22:17 | Weblog
昨日から実家の押入れの中を整理しています。
弟にお嫁さんが来た時、家にお姉ちゃん達の物がいっぱい残っていたら困るべなと思い、
思い出の品々は最小限にしようとせっせと捨てています。
いろんなものが出てきました。

一番面白かったのは、
幼稚園の年中さんの時に、初めて作った絵本「たんけんたからじま」です。
ねずみのようなうさぎのような生き物の、ちゃちゃくくのお話。
幼い絵がいっぱい描いてあって、その下にかろうじて文章が書いてあります。
やっと平仮名が書けるくらいの頃です。
まちがいもそのままにして、文章だけ載せます。


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「たんけんたからじま」

あるひ くくが おしいれをあけたら ちづがでてきました。

「ちゃちゃ みてよ ちづがあるよ」
「ほんと たからじまのちづ」
「このたからじまにいこう」
「そうだね」

でわしゅぱつしんこーう
「はじめはふねにのっていかなきゃね」 
ついたよ

「やったね」
じゃあたからおみつけよう
ちいさいね。
ほんとちいさいの こんなしまみたことない

「くく みつかった」
「ぜんぜん。」
「あっ」
「ちゃちゃ どうしたの」
「たからのはこー」

「えっほんと。」
「あけよう 
からで、なにもはいってないや
そんした
ぼくおなかすいちゃった」

おわり
********

そんした、ぼくおなかすいちゃった

あの頃から私は、こんな性格だったのね

自分の成り立ちを垣間見ました。

この絵本は捨てない方の箱にしまいます

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