みじんこのつの

雪の降る町に生まれ、
雷の多い町で育ち、
花の名前の町に住み、
山の上の小さな病院の、
小さな存在の日記です。

ふー

2010-09-29 21:43:55 | Weblog
この3日間、ばたばたのNICUです。

朝から晩まで、走るようにお仕事しています

重症の超ちびちゃんもいて、
心臓が不調で、やっと病名がわかったところ。
治せないものだとわかりました。

せっかくわかったのに、どうにも手が出せないなんて。


今日は当直です。
みんな良い子にしていてね。

実家にて

2010-09-26 10:29:18 | Weblog
昨日、今日は夏休み以来のお休みです

2連休です感激!

というわけで、実家に帰ってきました!
実家に帰ったのは久しぶりですもういつぶりだか忘れた。

近くに住んでいるおばあちゃんも家に泊まりに来ていました

久しぶりにおばあちゃんと会えました

おばあちゃんはほんと可愛くて優しい、素敵なおばあちゃんです

昼ご飯は、ちたけうどんと切り干し大根の煮付けです

明日は仕事なので、午後には戻ります。

言ってきた

2010-09-24 22:11:08 | Weblog
今日は医局長にお話してきました。

波風立てるのは嫌だったので、

Nは忙しすぎて家庭との両立に限界を感じている、

というのを一番の理由にしました。

でも、私が何も言わなくても、

言いたいことはわかってくれているように感じました。

もう同じ所から何人か辞めてるから。

ほっとしました。


どうなるかな?
でももうどうなってもいいです。

辞めよう、辞めてもいいや、と思ったら楽になって冷静になれました。

たんこぶ

2010-09-22 22:14:16 | Weblog
昨日、母性病棟でひどいことがあり、
滅入っています。

もう、ほんと、疲れた。

2週間前、教授に窮状を話してきました。
今度は医局長にもお話する予定。

移動か休職かをお願いしようと思っています。
もう、頑張れない。


今日は当直です。
さっき巨大児が、頭に大きなたんこぶ作って生まれました。

こんなに大きくても生まれたばかりの赤ちゃんなのが不思議。

血だらけになった産婦人科の同期が、
一生懸命会陰を縫っていました。

昨日と今日

2010-09-19 22:44:39 | Weblog
昨日は地方会でした。

午前中仕事して、地方会で発表して、
デパートで敬老の日のプレゼントを送り、
同期のひさぽんとご飯を食べました

ひさぽんは、夏休みは神経セミナーに行ったそうな。
着実に専門を勉強してる。
偉いなあ。

今日は当直、
入院さんと緊急c/sがあったけれど、
その後は穏やかです。

どうしようもない

2010-09-15 21:34:56 | Weblog
日曜日は、赤ちゃんの出棺があり、
治療拒否の御家族とちょっといろいろあり、

その後、家に帰って用事を済ませると、

なんだかもうぐったりでした。

旦那さんが、「お風呂に行こう!」と温泉に連れて行ってくれました

お風呂に入ってさっぱりして、
ヘッドスパというアロマの香りに包まれて肩・首・頭をほぐしてもらえるマッサージをうけました。

明るい旦那さんが居てくれて良かったな。
どうにもどんよりな今日この頃の私です。

温泉の帰りに泣き、次の日病院に行く途中で泣き、仕事中もこっそり泣き、
どうしようもなくなっています。

もうちょっとビジネスライクにいきたいんだけど、
担当の患者さんって、会った瞬間から自分の子なんだな。

だからこんなにも可愛い、大事、そして辛い。

治療拒否の御家族のことも重くのしかかっています。

赤ちゃんにも、家族にも、
愛情を注いでもどんなに誠実に向き合っても、
全く感謝もされず、辛い思いをし、
ブラックホールにように吸い取られていく。

やりきれない思いで、本日当直しています。

天使

2010-09-11 21:42:39 | Weblog
近くの産院から新生児搬送されてきた赤ちゃん。

生まれた時は少しだけ泣いたらしい。

来院時はもう心マされてた。

蘇生しても戻らなかった。

抱っこしてもらって、ママの腕の中で死亡確認した。

ママもパパも泣きながら、赤ちゃんを優しく抱っこしていた。
赤ちゃんは、可愛い、穏やかな顔してた。

天使のような寝顔で、天使になった。

ふっかーつ!

2010-09-10 23:40:07 | Weblog
10月からの人事は何も変わらなかった。
N継続です。

私自身のキャリア、勉強のためには、
望まない人事でした


最近いろんなことが重なって、
ぽきっと折れていました。

人事のこともそう。

家庭のこともそう。

Nの赤ちゃんはわが子のようだから、
自分の子が、両親の治療拒否で命の危機にあるのは、
本当に辛いことです。

そこに眠れない当直が後押しして、
(入院やら痙攣やらルートキープやらtubeが詰まって再挿管やら)

初めて「やめる」、と思いました。

やめよう、もうやめる。 ぐるぐるぐる。


今日は早く家に帰ってきて、

ロールキャベツ作って、食べて、テレビ見たらなんだか元気が出てきた。

明日はまだ頑張れないと思うけれど、
普通に暮らすことはできると思います。


生きるために生まれたのに

2010-09-07 22:40:25 | Weblog
両親の治療拒否によりずっと必要な治療が受けられない赤ちゃん。

両親の承諾を得られず、赤ちゃんはずっと苦しんでいます。

赤ちゃんももう限界かも。

治療で楽にしてあげられるのに、必要な治療ができなくて苦しい。悔しい。

赤ちゃんは何にも悪くない。
なのにどうして、こんな状態のまま必要な治療を受けさせてあげられないのか。

私ももう限界かも。