水星からやって来たリロイ・ブラウン~Leroy Brown from Mercury~

埼玉県民サラリーマンの徒然なブログです。

小泉進次郎環境相、COP25での化石賞受賞に持論

2019-12-17 23:14:05 | 日記
gooニュースhttps://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-191217-201912170000410

今回スペインマドリッドで行なわれたCOP25はいろいろな報道が流れていて、環境問題に対してだいぶ関心が高まったんじゃないかなぁと思う。

日本政府を代表して小泉さんがCOP25で行った演説について賛否両論が飛び交っています。

「日本の石炭火力に関する政策に変更がないこと」に言及したことに、私は良かったんじゃないかなと思っています。

報道ステーションのご意見番・後藤謙次氏は
「小泉さんは政治家なんだから、決断をしなければならなかった。
『石炭火力発電はゼロにする』って言ってしまうべきでしたね」
って言ってた。

なんでもかんでも政府のことを批判する後藤氏。
もし仮にCOP25で小泉さんが本当にそんなことを言ったら、
「日本のエネルギー事情からしてそんなに無責任な発言はするべきじゃなかったですね」
って言うんだと思う。

そんな後藤謙次自体が無責任だと思うのだが。

確かに今回のCOP25あたりでは温暖化に対する抜本的な取り組み、石炭火力発電ゼロ化を目指す雰囲気があった。
その場の雰囲気に流されて発言してしまう政治家もいるが、それって得てして炎上してしまうのが昨今の流れ。

そもそも日本は資源が乏しい島国。

単位発電量あたりの燃料費用は原子力が1とすると。
石炭は4倍。
ガスが12倍
石油が16倍程度。

東日本大震災後、原子力発電をゼロにして現時点再稼動が9基。安全性を確認したり、設置変更したりで、まだまだ火力発電に頼らなければならない。

そんな中エネルギーコストが安い石炭に頼らざるを得ないのが日本の状況。

輸送の安全性だって高いし。ホルムズ海峡は不安定だし。

そう簡単に石炭なくしますなんて言えないと思う。

経済制裁で石油の禁輸は最後の手になるわけだし、エネルギー資源の重要性をどれだけ理解しているのだろう。

なんかさ、少女をヨットで大西洋横断させたりして、まるでCOP25の取り組みの1つに思われるような報道がされてるけど
あれって再生エネルギへの投資で儲かる非政府組織のコマーシャル感が強い。
見栄えの良いその綺麗なヨット作るのにどれだけ二酸化炭素出してるんだよ。イカダで行けっんだ。プンスカプンスカ。

…話が横道にそれた…

そりゃ日本は石炭をたくさん使う国として「化石賞」を貰うけど、決して環境問題に対して何もやってないわけではない。

日本の石炭火力発電は世界一環境に優しい石炭火力発電技術であること。
窒素酸化物や硫黄酸化物も出ないし、燃焼効率も高いため同量の発電エネルギに対しては二酸化炭素発生量は少ない。
他国の石炭火力発電を日本の発電所に変えることで二酸化炭素量を減らせるわけで、

売り込んで環境貢献する手もあるはず。しかしながら今は石炭火力発電ゼロ化の雰囲気。
再生エネルギを利用することが正しい道の雰囲気。

よって、あえて具体的な話には触れず、「日本の石炭火力に関する政策に変更がないこと」だけでおさめたのだと思う。

そもそも二酸化炭素の排出量削減の活動は20年以上前から取り組んでいるわけだし、二酸化炭素を排出させない水素社会にもチカラを入れている点とか今後期待すべき手段にスポットライトが当たって欲しい。

欧州では木は自然で作られた有機物だから燃料としては良いと言って暖炉に使っているけど、効率の良い石炭火力発電はダメってなんだか50歩100歩のところもあると思う。

温暖化が進みもう待ったなしの地域もあるのだけど、まずは1人1人の関心が高まり、環境に対する意識が上がることからが重要。

小泉さんはあえて批判を受けて、問題提起しているのだと思いたい。

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