京浜急行の花月園前駅から山のほうへ行ったところにある東福寺に行ってきました。
ここは鶴見で一番古いお寺で、真言宗。1087(寛治1)年創建。
ご本尊は如意論観音。
掘川天皇の皇子誕生祈願の子育観音霊場として古くから信仰を集めていました。
毘沙門天は昭和初期の浜七福神のひとつで、
2011年に制定された鶴見七福神の一つにもなっています。
境内に花月園遊園地の名残の石塔などもあるそうです。
總持寺から手枕坂を上ってくると
下の地図の丸が付いてる場所で 子生坂に出ます。
最寄の駅は京急花月園前です。 駅はこの辺
右の坂が 子生(こいけ)坂で、
この左の道が東福寺へと続いています。
正面に見えるのが東福寺、
その少し手前の右側に小さな祠があります。
この辺りに子育て饅頭を売るお店があって、繁盛してたようですよ。
子育て饅頭はよね饅頭と違って小麦粉を使っていたそうです。
道の右手にはいくつもの石碑が鍵がかけられた柵の中にありました。
芭蕉の句碑もあるのですが、
庚申塔のようです。
左側には大きな木がありました。
目、耳、鼻、口の病に効力があるそうです。
その奥は墓地になっていました。
由緒
東福寺は1087年3月18日理源大師の法孫勝覚僧正霊夢により
生麦浦より本尊如意輪観音の得てこの地に創建された鶴見で一番古いお寺です。
堀河天皇が願をかけ、3年後に
跡継ぎの皇子(後の鳥羽天皇)が誕生したため
「子生山東福寺」の号と、宸筆の額を賜ったそうです。
山門に掛けられていた「子生山」の額は、
現在は保存のために外されています。
この仁王像は運慶の作と伝えられていると思いました。
仁王門を潜り、石段をあがって行くと
左側にいぼとり地蔵があります。
いぼとり地蔵
疣を取りたい人は
お祈りしてからお足許の小石を一つお借りして持ち帰り
毎日自分のイボを撫でて
疣が取れたら石を二個にして御返しします~とありました。
本堂に向かって右手には慈悲観音
そして、その奥に
子育て観音
大師堂
心経塔
ここから見える建物は何かと思ったら、
花月園の競輪場の建物だそうです。
工事が始まっているので中に入れないのですが、
ここから建物の外観を見ることができました。
花月園の土地は元は東福寺の境内だったそうです。
花月園に入れる最後の日は
2017年11月23日 10:00~15:00
『さようなら花月園競輪場』というイベントが開催されます。
帰路は別の道を通って山門へと戻りました。
こちらも、かなり急な坂道でした。
境内には犬を散歩させる人の姿もあり、
山門には子犬が繋がれていて
悲しそうな声で鳴いて近づいてきていました。
花月園競輪場の跡地の整備が始まっています。
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