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わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

英才教育より複数競技

2015-03-21 | スポーツ
朝日新聞の「子どもとスポ-ツ」シリーズ第11部では、けがをなくそうというテーマで「英才教育より複数競技」ということを取り上げています。

小さいうちから一つの競技に特化することはよくないということはすでに広く知られていることですが、子どものスポーツのレベルがあがっている昨今。なかなか、余裕をもって、色々なスポーツをやるということは難しいのかもしれません。

サッカーが好きな子は、やっぱりサッカーで活躍したい。しかも今!5年先を見据えて、今はサッカーはあんまりやらないなんてことはなかなかできないですよね。

この記事にも書かれていますが、二つの習い事をするとしたら、サッカーチームに所属しつつ、別のサッカー教室に通うなどのケースが目立つとのこと。また、試合などの拘束があるので、様々なスポーツに手を出すのは難しいという現実も。なかなか日本のスポーツ事情では難しいですね。

スポーツ教室そのものが、週替わりや月替わりで様々な運動を取り入れてくれるといいですね。じつは、そういう趣旨で行われている子どもスポーツクラブがあり、そこの出身者はすごいのです!小規模であるにも関わらず、陸上やスキーで全国に行ったりしています。そのうち、世界に行く人も出るかもしすきれません。

また、足がそれほど速かったわけではないのに、気づけば、瞬足になっていたというお子さんもいたりして…。このクラブのやり方と結果を見ると、やはり、子どもの頃には様々な動きが必要なのだなあと思います。

札幌のスポーツエリートキッズの方法論も二つあり、一種目かせいぜいそれに関連する二種目に専念するタイプと様々なスポーツを体験するタイプがあります。後者の場合、一つの種目に拘らず、ある程度楽しんだらどんどん辞めていかないと続きませんが、日本人には一度始めたものを辞めるということがどうも大きなハードルになるようですので、やはり、一つのクラブで色々スポーツを体験できる形式が一番なじむのではないでしょうか。

一流スポーツキッズの怪我は今や社会現象。一つのスポーツに真面目に取り組んできたのに、疲労骨折でお休みを余儀なくされというお子さんがいる反面、様々なスポーツを気軽に楽しんでいて、それほど練習していないのに好成績を出してしまうお子さんも。後者は別に努力をしていないわけではないのですが、様々なスポーツをすることで、怪我に結びつきにくく、それほど一つの種目を練習せずとも体が自由に対応できるようになるようです。

まずは指導者が、新たな認識で、キッズたちの体を守り、柔軟なトップアスリートを育てていってほしいなあと思います。