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わたし、教育ママ in Sapporo

自称○○ほど怪しいものはない。札幌在住、自称教育ママが綴る教育の真髄とは!

2チャンネル用語?

2015-08-09 | 言葉
夏休み、息子と接する時間がぐーんと長くなった娘。兄妹で喧嘩をしつつも仲良く遊んではいるのですが、息子の悪影響で、娘が2チャンネル用語を使うようになってしまいました…。

息子曰く、「みんな普通に使っているよ」とのこと。中学生たちは、日常的に2チャンネル用語を使っているようです。もちろん、息子は私たちに指摘されて使っている言葉が2チャンネル用語だと知ったのですが…。

小3の娘が、「来た~」とか「神」とか言っている様子には我慢がならず、「それは2チャンネル用語といって、とても推奨できる言葉ではないから使わないように」と説明。夫ははっきりと「下品だからやめろ」と叱責。

そういえば、幼稚園の頃にテレビの悪影響で、子どもたちが「死ね」とか悪い言葉を使っていて問題になったことを思い出しました。こういうことはまだまだ続くのですね~。


書かさる

2015-06-09 | 言葉
札幌の人は、「書かさる」とか「押ささる」という表現を使いますよね。これは東北や北海道の方言のようで、意味としては、自分の意図しない状態になっているとか、自分の意志とは関係なしにその状態になっていることを表しているみたいです。

わざとではないけれど、押しちゃったという状況の時、息子は、北海道の人の言い方で言うと、押ささちゃったってことだと説明していました。

最初、とても違和感があったのですが、最近は慣れてしまい、結構便利な言葉だなあと、ちょっと使ってみたりしています。

先日、娘にもそれは北海道の方言なので、私たちの実家のある首都圏では使わないよと教えたのですが、方言の意味がよくわからなかったようです。私が標準語とかあれこれ余計な説明もしてしまったため、「間違った言葉」と思ったらしく、「担任の先生、書かさるって言ってたよ」と娘から報告が入りました。

母「そりゃそうよ。先生、北海道出身だもの」
娘「間違った言い方じゃないの?」
母「間違っているんじゃなくて、その地域の言葉なのよ。だから、日本中どこでも通じるわけじゃないってことよ」
娘「ふうん。そうなんだ。じゃ、札幌にいる時は使ってOKなんだね」
母「そうそう。便利だから使うといいよ」

テストで間違えた時、「あれっ、おかしいなあ。書かさっている~」などというようにとても便利です。

帰国子女の頭の中

2015-02-16 | 言葉
帰国子女の頭の中ってどうなっているんだろう?日本語だけでも怪しい私は、多言語を操る人々を尊敬のまなざしで見つめています。

友人のお子さんが、帰国子女ということで、聞いてみました。彼はフランス語の現地校に通っていたそうです。

英語を読む時、英語→日本語にすると混乱するから、英語→フランス語にしているそうなんです。すでに、帰国から四年くらい経っているので、フランス語をはっきりは覚えていないらしいのですが、日本語で考える必要はないのだそうです。

帰国後、英会話教室など行っていないのに、中学で英語をある程度学び始めたら、ヨーロッパ人の英語ならば問題なく聞き取れるのだそうです。恐るべし…。

ただ、学校の英語のテストなどでは、フランス語の影響で、間違えてしまうことはあるそうです。

お母様の話では、私たちがきれいにフランス語を発音しているつもりでも、聞き返されることは多数あるのに、子どもたちの方は現地人に問題なく通じるのだそうです。ヨーロッパ語圏独特の音域があり、子どものうちにその音域に接することで、英語も聞き取り易くなるみたいです。

ということで、小学校時代英語などやったことがないというのに、英語ができてしまうとのことでした。

いいことばかりだったわけではなく、帰国後、漢字で死んだと言っていました。日本語の回復にも苦労したそうですが、回復後、国語は学年一位になるくらいよくできるそうです。

多言語がどれも中途半端で終わる場合もありますが、どれか一つ優勢な言語をもった場合、多言語で育ったことで、言葉が奥深くなるとも言われているそうで、彼の場合、まさにそうなんでしょうね。


彼は、帰国直後は孤独だったといいます。渡航後、すぐにフランスになじんでしまった分、帰国後は、フランスに心残したまま、日本になじめなかったそうです。そういう体験も含め、今では日本のことを深く愛しているとか。様々な思いを抱えているからか、彼の文章はとても美しいのです。