散策日記・早稲田駅〜高田馬場
前回は、穴八幡宮→高田馬場跡→水稲荷神社の散策しました。
その続きです。
水稲荷神社参拝のあと、神田川を目指しました。
ここで都電荒川線の車両と出会いました。
都電荒川線

荒川線(あらかわせん)は、東京都荒川区の三ノ輪橋停留場から新宿区の早稲田停留場までを結ぶ、東京都交通局を事業主体とする東京都電車(都電)の軌道路線(路面電車)です。
鉄子ではありませんが、路面電車を見るとテンションが上がります。路面電車って何だか可愛いですよね。
神田川に到着した後は、「いきいきウォーク新宿」を散策してみました。
いきいきウォーク新宿

神田川沿いにある菖蒲橋から瀧澤橋までの約3㎞と高戸橋から豊橋までの約1㎞の水と緑に彩られたウオーキングコースです。
説明してなんですが、私の目的地は、「いきいきウォーク新宿」の逆なんですがね。
まずは、三島橋の辺りから下流に向けてひたすらテクテク。
撮影し忘れましたが、遊歩道は舗装してあり、歩き易いです。
辺りには桜の木が植えてあり、春の桜のシーズンにはさぞかし美しい景色が楽しめるのではないかと思います。
神田川の辺りに、立派な公園を発見。
江戸川公園遊具広場

立派な石垣。遊具も充実していました。
時間があったら上に登り、眺望を楽しむのですが、今回はパスしました。
江戸川公園の辺りからUターンし、神田川を上流に向けてテクテクと歩きました。
公園のそばには、ホテル椿山荘東京庭園や山縣有朋邸跡があるのですが、今回は時間がないので見学せずスルーしました。
途中、駒塚橋、芭蕉庵が見える辺りで写真を撮影。
神田川

この辺りは、名所江戸百景で描かれています。
第40景 「せき口上水端はせを庵椿やま」に関しましては、別ブログにて詳しく記事にしております。興味の方は是非ご覧ください。
撮影後は、再び神田川を遡りました。
芭蕉庵

関口芭蕉庵この地は、江戸前期の俳人松尾芭蕉が、延宝5年(1677)から延宝8年(1680)まで、神田川改修工事に参画し、「龍隠庵」と呼ばれる庵に住んだと伝えられている。後に世人は「関口芭蕉庵」と呼んだ。享保11年(1726)、芭蕉の33回忌に当たり、芭蕉の木像を祀る芭蕉堂が建てられた。その後、去来・其角・嵐雪・丈草の像も堂に安置された。芭蕉は、早稲田田んぼを琵琶湖に見立て、その風光を愛したと言われている。そこで、寛延3年(1750)宗瑞・馬光らの俳人が、芭蕉の真筆「五月雨にかくれぬものや瀬田の橋」の短冊を埋めて墓とした。この墓を「さみだれ塚」と称した。塚は芭蕉堂の近くにある。芭蕉庵の建物は、昭和12年(1937)3月、近火で類焼したが、同年8月に再建された。しかし、昭和20年(1945)5月の戦災で焼失した。敷地内には、芭蕉堂・さみだれ塚・朱楽菅江歌碑・伊藤松宇の句碑などがあり、往時をしのぶことができる。-郷土愛をはぐくむ文化財-文京区教育委員会 平成10年3月
関口芭蕉庵、見学してみたかったのですが、コロナ禍のため泣く泣く諦めました。
名所江戸百景巡りをしてみると、所々で芭蕉とご縁のあった土地に出会います。
前回、住んで居た場所も美しかったですが、今回の場所も趣きがありました。
しかし、芭蕉が神田川改修工事の携わっていたとは、驚きです。
芭蕉、マルチな人だなぁ。
唯ならぬ体力、知識が豊富で。
やはり、芭蕉=服部半蔵説は本当か?
気になる。今度、調べてみよう。
さて、写真を撮影した後は、再び神田川を遡りました。
途中、大きな木に誘われて、小さな社の関口水神社を参拝させていただきました。
水神社

東京都文京区にある神社です。
神田上水の関口水門の守護神として祀られたといいます。
主祭神
速秋津彦命
速秋津姫命
応神天皇
無人の神社ですが、手入れが行き届いていて、いい神社でした。
水神社といえば、水の神・罔象女が祀られている神社が多いのですが、こちらの主祭神は速秋津彦命、速秋津姫命、応神天皇と、珍しいです。
速秋津彦命、速秋津姫命が祀られている神社は、あまりないのでちょっとラッキーと思いましたよ。
水神社に関しましては、別ブログにて詳しく記事にしております。興味の方は是非ご覧ください。
関口水神社を参拝した後は、隣接する胸突坂を見かけて思わず挑戦。
胸突坂


胸突坂(むなつき)文京区関口2-11と目白台1-1の間目白通りから蕉雨園(もと田中光顕旧邸)と永青文庫(旧細川下屋敷跡)の間を神田川の駒塚橋に下る急な坂である。坂下の西には水神社(神田上水の守護神)があるので、別名「水神坂」ともいわれる。東は関口芭蕉庵である。坂がけわしく、自分の胸を突くようにしなければ上れないことから、急な坂には江戸の人がよくつけた名前である。ぬかるんだ雨の日や凍りついた冬の日に上り下りした往時の人々の苦労がしのばれる。
息を切らしながら坂道を登ってみました。この先には、講談社野間記念館や永青文庫などがあります。
一番高いところから、下を見下ろし満足した後は、再び神田川散策に戻りました。

この後は、関口水神社のすぐお隣にある、肥後細川庭園を見学しました。

肥後細川庭園

細川家下屋敷の庭園の跡地をそのまま公園にした池泉回遊式庭園です。
所在地:文京区目白台1-1
- Bーぐる:目白台運動公園下車(徒歩5分)
- 東京メトロ有楽町線:江戸川橋駅下車(徒歩15分)
- 都バス:早稲田下車(徒歩5分)
- 都電荒川線:早稲田駅下車(徒歩7分)




緑が豊かで、東京にいるとは思えませんでした。四季折々の花や木々が楽しめそうです。何より、無料なのが嬉しいです。オススメの庭園です。
肥後細川庭園を見学した後は、再び神田川を遡りました。
明日に続きます。
読んでいただき
ありがとうございました。
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