名所江戸百景を訪ねて
名所江戸百景を訪ねて
第104景 「千住の大はし」
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/99/7931ec67d42c5e99c03c147006b9ef1e.jpg)
画面に描かれている川は隅田川です。
その川に架けられている橋は、千住大橋。江戸の北の玄関で、奥州街道を旅する人々が利用してきた橋です。
作品でも多くの旅人が橋を渡る姿が描かれています。
この作品は、南側(荒川区側)の岸から北西の上流側を望んで描かれています。
遠景の山は、秩父連山の武甲山との説があります。
千住大橋
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/80/fbda85d606d24bf3cc1079d8f3f3d55a.jpg)
千住大橋(せんじゅおおはし)は、隅田川に架かる橋です。北岸は足立区千住橋戸町、南岸は荒川区南千住六丁目です。
徳川家康が江戸に入府して間もない文禄3年(1594年)11月、隅田川に架けられた最初の橋です。当初の橋は現在より上流200mほどのところにありました。
現在の橋は、昭和2年に架橋されたもので、タイドアーチ橋としては日本最古のものです。
奥州街道
奥州街道(おうしゅうかいどう)とは、江戸時代の五街道のひとつです。江戸日本橋または江戸城大手門を起点とし、白河へと至る街道です。
描かれた場所は
現在どのようになっているのでしょうか?
訪ねてみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/16/99/7931ec67d42c5e99c03c147006b9ef1e.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/49/14/4ce11ba62e0e53844d6953eb6944c404.jpg)
千住大橋のたもとより撮影してみました。
最後に
作品と同じような構図になるなるように、橋を一望できる場所を探したのですが、見つからず、たもとでの撮影となりました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/62/94be4bab574353a453b67383b8b55d28.jpg)
千住大橋を高いところから俯瞰して描いているこの作品。
当時は高い建物などなかったと思うのですが、広重はどのようにして描いたのでしょうか?
参考
Wikipedia
荒川区HP
太陽の地図帖 広重「名所江戸百景」の旅