実をいうと、森下さんの出演作を、通しで観るのは初めてなのである。
そしてAVに限らず、セックスメディアというか射精誘導メディアに対する興味が、私には
すっかり薄れてきている。
それなのに、敢えて勝手な決めつけをするならば、彼女はハードコアな作品にしろアブノーマルドラマ
にしろ、演じている自分をどこか客観的に見つめているところがあるように思う。
「余し」の感覚というか…。
本作は、監督であるカンパニー松尾さんのカメラと自身のカメラとで構成されており、セックスシーンは
監督との「ハメ撮り」が2シークエンスだけだ。
射精誘導機能としては弱いもので、ファンには森下さんの素顔や暮らしぶりを見てもらおうという趣向
なのであるが、散漫な仕上がりになっている。
理由は簡単で、彼女自身が企画にノッていないからだ。
京都に着いた辺りで、歩きながら監督の質問に答える森下さんは、少し感じが悪い。
(後になって、恋人と別れたばかりだと明かされるが本当だろうか。)
そしてセックスシーンも、どこか白々しい雰囲気が流れている。
きっちりと台本が用意されている方が演りやすいからなのか、理由はわからない。
ドグマ全体の流れとしては、星月まゆらさんが専属となったし、毎月送られてくる案内を見ても、
森下くるみという大看板への依存を減らそうという意図が感じられる。
本作でも「辞めないでくれ」というメッセージが送られているから、引退が近いのだろう。
夜の河原で、「商業主義でない映画がやってみたい」と彼女は語るが、作品を通じて迷いが感じられ、
そしてそれは26歳の女性としての、ごく普通の悩みを悩んでいるということが分る。
彼女の自室も、殺風景なほどに飾り気のないものだった。
彼女に本気で恋愛感情を抱くような若い男性ファンは、本作をどう見るのであろうか。
今年、あるイベントでご本人を拝見する機会を得た。
画面に映る姿よりも、実物の方が数段美しい方なのでお伝えしておきます。
そしてAVに限らず、セックスメディアというか射精誘導メディアに対する興味が、私には
すっかり薄れてきている。
それなのに、敢えて勝手な決めつけをするならば、彼女はハードコアな作品にしろアブノーマルドラマ
にしろ、演じている自分をどこか客観的に見つめているところがあるように思う。
「余し」の感覚というか…。
本作は、監督であるカンパニー松尾さんのカメラと自身のカメラとで構成されており、セックスシーンは
監督との「ハメ撮り」が2シークエンスだけだ。
射精誘導機能としては弱いもので、ファンには森下さんの素顔や暮らしぶりを見てもらおうという趣向
なのであるが、散漫な仕上がりになっている。
理由は簡単で、彼女自身が企画にノッていないからだ。
京都に着いた辺りで、歩きながら監督の質問に答える森下さんは、少し感じが悪い。
(後になって、恋人と別れたばかりだと明かされるが本当だろうか。)
そしてセックスシーンも、どこか白々しい雰囲気が流れている。
きっちりと台本が用意されている方が演りやすいからなのか、理由はわからない。
ドグマ全体の流れとしては、星月まゆらさんが専属となったし、毎月送られてくる案内を見ても、
森下くるみという大看板への依存を減らそうという意図が感じられる。
本作でも「辞めないでくれ」というメッセージが送られているから、引退が近いのだろう。
夜の河原で、「商業主義でない映画がやってみたい」と彼女は語るが、作品を通じて迷いが感じられ、
そしてそれは26歳の女性としての、ごく普通の悩みを悩んでいるということが分る。
彼女の自室も、殺風景なほどに飾り気のないものだった。
彼女に本気で恋愛感情を抱くような若い男性ファンは、本作をどう見るのであろうか。
今年、あるイベントでご本人を拝見する機会を得た。
画面に映る姿よりも、実物の方が数段美しい方なのでお伝えしておきます。