3月8日、ジャック・ホワイトの喉がつぶれて延期になっていたホワイト・ストライプスのライブに接する
ことができた。場所はZEPP名古屋。
期待に違わぬ、圧巻のパフォーマンスだった。
開演前の場内には50年代60年代のロックやブルースが流される。
どの曲もシンプルなんだけれど、これが中々いい。
曲が切り替わる…。
「Get behind me Satan」にノン・クレジットで入っている、ゴブリンが飛び跳ねているような曲(ホワイト・
ストライプス版「Wild honey pie」みたいだ)に合せて2人が登場。
ジャックは赤いインナーに黒のロングコート、古ぼけたシルクハットも黒。
メグは白いTシャツに赤のパンツ。
彼らはデビュー以来、赤・白・黒のトリコロールで全てを統一している。
観客に向けてポラロイドをカシャリ、写真を投げるジャック。
単純な演出だが格好いい。(演出らしい演出はこれだけ)
すぐに「Blue orchid」のリフがかき鳴らされ、2時間弱のギグが始まった。
先にステージ配置を説明しておこう。
下手手前に赤いドラムセット。メグは観客に対して半身の姿勢で構える。
中央にマイクスタンド。奥にマリンバ。そこから時計回りに人形が飾られた台、オルガン、ピアノの順。
ホリゾントにリンゴのイラストが描かれたタペストリー。
ちなみに私はメグの側で、舞台から7メートルくらいにいた。
ギターの奏法について語る能力は私にはないが、ジャックのギターは高く評価されているらしい。
非常にエモーショナルであって、それも喜怒哀楽の表層をなぞるようなものではなく、もっと名付けようのない根源的な情動を刺激してくる。
指が動くとかいうこととは違う、コミュニュカティブな演奏である。アコースティックギターにアンプを繋いだだけなのに、放たれる音像は驚異的だ。
喉の奥を震わせるような歌唱法も独特である。
一方、メグのドラムは技術は全くない。
アマチュアのバンドでメグよりも上手いドラマーなど掃いて捨てるほどいるはずだ。
…が力強い。
「演奏が上手い」ということと「人の心を動かす」ということは、勿論イコールではないわけだが、それを
こうして具体的に体験するのは感動的である。
例えば「The nurse」における衝撃音の連打などは、到底譜面には再現できないだろう。
何というか…二人がプレイする度に、新しく曲が生れ直すように生々しい演奏だ。
選曲は近作2枚を中心としたもの。
面白かったのは、オリビア・ニュートン・ジョンの「ジョリーン」のカバー。
また「I just don't know what to do with myself」では、観客に歌わせた。
大好きな曲なのでこれは嬉しかったんだ♪
シメは「Seven nation's army」(これもアコギとボトルネック!)
メグが、最前列のお客にスティックをそっと手渡したのが印象的なエンディング。
ところで…。
彼らは体型的に太めである。
ジャックは途中からコートを脱いで「時計仕掛けのオレンジ」みたいなボディ・スーツ姿になったが、
わき腹とかプヨンと肉がついていた。
メグがあごをやや突き出し、肘を引いてドラムをぶっ叩くたびに、ブラジャーをつけていない雌牛のような乳房はゆさゆさと揺れた。
私は、どちらかというとロックバンドは痩せていないと…みたいな思いがある。
それがこの晩に限っては、少し認識を改める気になった。
あと…立ち見の体力は持ちましたが、頭の振りすぎか首筋が少し痛いです。
付記:彼らの撮り下ろしライブが以下の予定で放映される(公式サイトより)。
・CS放送(フジテレビ721)が4月15日23時から。
・地上波フジテレビが4月下旬。
興味のある方は、是非ともご覧いただきたい。
ことができた。場所はZEPP名古屋。
期待に違わぬ、圧巻のパフォーマンスだった。
開演前の場内には50年代60年代のロックやブルースが流される。
どの曲もシンプルなんだけれど、これが中々いい。
曲が切り替わる…。
「Get behind me Satan」にノン・クレジットで入っている、ゴブリンが飛び跳ねているような曲(ホワイト・
ストライプス版「Wild honey pie」みたいだ)に合せて2人が登場。
ジャックは赤いインナーに黒のロングコート、古ぼけたシルクハットも黒。
メグは白いTシャツに赤のパンツ。
彼らはデビュー以来、赤・白・黒のトリコロールで全てを統一している。
観客に向けてポラロイドをカシャリ、写真を投げるジャック。
単純な演出だが格好いい。(演出らしい演出はこれだけ)
すぐに「Blue orchid」のリフがかき鳴らされ、2時間弱のギグが始まった。
先にステージ配置を説明しておこう。
下手手前に赤いドラムセット。メグは観客に対して半身の姿勢で構える。
中央にマイクスタンド。奥にマリンバ。そこから時計回りに人形が飾られた台、オルガン、ピアノの順。
ホリゾントにリンゴのイラストが描かれたタペストリー。
ちなみに私はメグの側で、舞台から7メートルくらいにいた。
ギターの奏法について語る能力は私にはないが、ジャックのギターは高く評価されているらしい。
非常にエモーショナルであって、それも喜怒哀楽の表層をなぞるようなものではなく、もっと名付けようのない根源的な情動を刺激してくる。
指が動くとかいうこととは違う、コミュニュカティブな演奏である。アコースティックギターにアンプを繋いだだけなのに、放たれる音像は驚異的だ。
喉の奥を震わせるような歌唱法も独特である。
一方、メグのドラムは技術は全くない。
アマチュアのバンドでメグよりも上手いドラマーなど掃いて捨てるほどいるはずだ。
…が力強い。
「演奏が上手い」ということと「人の心を動かす」ということは、勿論イコールではないわけだが、それを
こうして具体的に体験するのは感動的である。
例えば「The nurse」における衝撃音の連打などは、到底譜面には再現できないだろう。
何というか…二人がプレイする度に、新しく曲が生れ直すように生々しい演奏だ。
選曲は近作2枚を中心としたもの。
面白かったのは、オリビア・ニュートン・ジョンの「ジョリーン」のカバー。
また「I just don't know what to do with myself」では、観客に歌わせた。
大好きな曲なのでこれは嬉しかったんだ♪
シメは「Seven nation's army」(これもアコギとボトルネック!)
メグが、最前列のお客にスティックをそっと手渡したのが印象的なエンディング。
ところで…。
彼らは体型的に太めである。
ジャックは途中からコートを脱いで「時計仕掛けのオレンジ」みたいなボディ・スーツ姿になったが、
わき腹とかプヨンと肉がついていた。
メグがあごをやや突き出し、肘を引いてドラムをぶっ叩くたびに、ブラジャーをつけていない雌牛のような乳房はゆさゆさと揺れた。
私は、どちらかというとロックバンドは痩せていないと…みたいな思いがある。
それがこの晩に限っては、少し認識を改める気になった。
あと…立ち見の体力は持ちましたが、頭の振りすぎか首筋が少し痛いです。
付記:彼らの撮り下ろしライブが以下の予定で放映される(公式サイトより)。
・CS放送(フジテレビ721)が4月15日23時から。
・地上波フジテレビが4月下旬。
興味のある方は、是非ともご覧いただきたい。