煙草と珈琲とお月様

趣向品は煙草と珈琲。
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20/05/19 視床(ししょう)脳内出血…。アレから24ヶ月が経ちました…。

2020-05-19 19:26:00 | 闘病記

病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。


奥さんの闘病記は、17ヶ月目を最後に中断していました。


正直、今だからあえて書きますが、17ヶ月目の頃、奥さんは薬の副作用で「精神障害」を引き起こしていました。


温厚だった性格が、終日にわたってキレまくる


見えていない物が見え


電話もかかってきていないのに、一人でぶつぶつ喋り


誰も来ていないのに玄関を開けさせ


食べ終わった食事を食べていないと騒ぎ


ご近所に「何事?」って思われるような大声で叫ぶ


その間に「精神科病院」にも2箇所行きました


キツイ数ヶ月を過ごしていました


二箇所目の病院で「薬の副作用が原因」だと分かり、昨年の201912月には元の奥さんに戻り、ホッとしました。


週二回のデイサービスでの入浴と簡単なリハビリをし、それ以外にも週二回、在宅マッサージでのリハビリをしてきましたが、やはり「進化」はありませんでした。


左視床出血に伴い「右半身付随」と「痴呆」は、何をやっても「改善」されることはありませんでした。


今は「関節の硬直」を防ぐのが精一杯


とは言え、右肘や右膝を真っ直ぐに伸ばすとめちゃくちゃ痛がって、少しくの字のままになってきました


「左視床出血」の為、右目も見えていても認識出来ないので、視野も狭いです


口の中も、食べ物を右側に入れてしまうと味を感じない


奥さんも花粉症なのですが、どうゆう訳か右鼻だけが出る


耳も右側の方が聞こえづらいみたいです


多分「五感の機能の右側全てが麻痺」しているんだと思います。


「痴呆」も酷くなってきて、私が食事の支度で台所へ行くと、5分おき、酷い時は数分おきに「何作ってるの?」って


クイズ形式で「さっきなんて言ったけ?」って聞き返しても、全く思い出せないし、ヒントで頭文字を言っても出てこない状況


郵便物をメールコーナーに取りに行く際も、何度「行くよ」って言っても、数分で帰ってくると「何処行ってたの?」って


食材や調味料が急に無くなると大騒ぎ


排泄も、相変わらず短時間で行きたがりますね。


紙にトイレに行った時間を書いていても「行きたい」って訴え、行っても出ない


一日で何度もトイレに行く状況


それは寝ていても同じですね。


なので、奥さんが家に居る間は、私の熟睡は無いです


隔週のショートステイが、最初の頃は「かわいそう」って思っていましたが、今は「寝れるぅ〜」って少し、いやかなりホッとします


運動機能や記憶力の進化は、全くありませんでしたが


体型だけは、立派に育ってしまいました


めちゃくちゃ重いです


トイレ介護や寝る時の介助だけでなく、車椅子を押すのもちょっと大変に


とは言え、発病から11ヶ月間の入院生活を経て、自宅に戻り、私の介護生活が13ヶ月間経った今日ですが、奥さんも私もとりあえず「病気」にかからず、何とか元気に生活しています。


私達夫婦は、まだ五十代前半で、これから何年、いや何十年と、この介護生活が続いて行きますが、奥さんの「進化」を望むのでは無く「現状維持」に心掛けて、頑張っていきます。


新たに書くことも無いので、しばらく「闘病記」はお休みします。


何か良い事があれば、もちろんご報告させていただきまする。


しかし


視床部脳出血に伴う「障害」は、予想を遥かに上回る状態でした


なので


この「闘病記」も私の記憶が薄れない「忘備録」程度にしておきます。


では。

コメント (8)
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