※病気に伴う症状は、その状況により人それぞれです。ここに書かせて頂く病状は、我が家の事ですから、同じ病気を発症したからと言って、全てが同じではありません。
あの突然の出来事から、とうとう36ヵ月が経ちました…。
一年間の入院生活から二年間の介護生活で、もう三年になります。
日々、介護と家事と仕事をしていると、本当にあっと言う間に時だけが過ぎてしまいます…。
昨年から新型コロナウィルスが流行ってしまい大変でしたけど、秋の娘の結婚式に向け、準備等で娘夫婦と奥さんと一緒に出掛ける機会も多く、結婚式当日までは痴呆も少なく、動かない右半身の痙縮も少なくて、良い状態が続いていました…。
でも…。
結婚式当日が良い状態のピークだったようで、結婚式から帰宅して、昼寝から目覚めて以降、突然痴呆が酷くなってしまいました…。
当日は「疲れたからかな?」って思っていましたけど、そうでは無かったです…。
同じ話を何度も何度も言って…。
同じ事を何度も何度も聞いて…。
数分でトイレに行きたがり…。
挙句に今となっては、出てもいないのに「出ちゃった」って…。
家族や知人のことは分かってくれているので、まだマシな痴呆かもしれませんが…。
仕事と家事が思ったように進まない日々です…。
ショートステイで数日間施設で過ごすと、日中にする事が無いようで、痴呆が酷くなって帰ってきます…。
車椅子に座っている時も猫背になって帰ってきたりして…。
現状維持を目的にショートステイやデイサービスのリハビリをやっていますが、現状維持よりかなり右肩下がりって言う感じです…。
50代半ばの奥さんですが、実際のところは身体は健康だけど、頭の中は痴呆症が始まった90歳越えのおばあちゃんのようです…。
最近ではテレビのドラマの内容すら理解出来ない感じです…。
先日、ディズニー映画の実写版アラジン(吹替版)を見ていたのですが…。
突然「コレって日本語?」って言われました…。
コレには驚くより悲しくなりました…。
先日も短期集中リハビリを受ける為に老健施設にしばらく入所していました…。
入所期間中、毎日リハビリをしていたはずなのですが…。
帰宅当日から数日間、車椅子から立てないし、前屈みにもなれない…。
話もちぐはぐ…。
何のための短期集中リハビリだったのか?って後悔しちゃいました…。
施設に対して、短期集中リハビリでの入所中のリハビリ内容を知りたいと申し出ましたけど、いまだに何も連絡(報告)がありません…。
結局、民間のマッサージとリハビリの先生を週2回手配し、週3回のデイサービスのリハビリをし、先生方に頑張って頂き、運動機能を入所前に近い状態に戻すことができました…。
それでも10日間以上かかりました…。
運動機能はなんとかなりましたけど、痴呆はどうにもなりません…。
挙句に…。
ショートステイ先の老健施設の看護師から…。
「トイレの訴えが多くて、もう施設では対応しきれないので、他の施設に行って欲しい」って…。
「特養に行け」って言われました…。
この看護師は、2年前から事あるごとに文句的な言い方を私にしてくる人で、コッチも預けている立場だったので、ずっと我慢してきました…。
奥さんの年齢も若いので、今の運動機能を保っていたい…。
だからこそ、まだ特養に入れたくなくて、在宅で介護しながら仕事をして、ショートステイ中に本社に行ったりしているのに…。
このままリハビリのほぼ無い特養に入れたら、奥さんは二度と家での生活は出来なくなると思います…。
まさかの老健施設から「受入れ拒否」を宣告されました…。
さすがに「自宅での生活をする為にリハビリ等をするのが老健では?」、「約束事を守れていないのは老健施設では?」って文句を言ったら…。
「威圧された」って言われました…。
もう「はあぁ〜?!」でした…。
ケアマネージャーとも相談して、別の施設に変えた方が良いと言われて、アプローチをし始めました…。
同じ話を往診の先生や訪問看護師さんに話したら…。
「天下の○○老健施設さんってそんな事言うの?」って驚いていました…。
そう言えば、その入所中の3月に胆石で緊急入院となり、大変でした…。
胆管に石が詰まり胆管が炎症をし、その炎症が肝臓に悪さをしていました…。
胆石があると、めちゃくちゃ痛いはずですが、ドクターの話では、胆管等は身体の右側にあり、右半身不随の奥さんは、痛みを感じなかったそうです…。
胆石になって石を取る為に内視鏡手術になったのはかわいそうでしたけど、痛みを感じなかったのは、不幸中の幸いだったかもしれません…。
実家の親や知り合いと久しぶりに話しをする時には痴呆も少ないのですが…。
やっぱり夫婦二人での生活が単調なのがいけないのかもしれません…。
とは言え、今の家庭環境を変えることは出来ませんから、日々の生活で私が頑張るしかないですね…。
とは言え何をすれば良いのか?
仕事もあるし…。
若しくは…。
自宅での介護生活が、もう限界なのかもしれません…。
奥さんは家に居たいと言いますが、痴呆症を考えると特養に行った方が奥さん自身のためになるのか…。
トイレの訴えさえ少なければ、以前のように生活出来るのですが…。
奥さんの視床部脳出血に伴う「障害」は、予想を遥かに上回るスピードで悪い方向へと進み始めています…。
ではまた…。