16劇団目。桐龍座恋川劇団 於 神戸新開地劇場。
恋川純座長の迫力と、
心哉さんの色っぽさと・・2015/8/28
知り合いからおススメされていた【桐龍座恋川劇団】、
やっと観に行ってきました。
イケメンが目立つ劇団! という印象でしたよ。
ほんと、お美しい、特に風馬さん、心哉さん、千弥さんの長身トリオ!
心哉さん
風馬さん
千弥さん
若い女性ファンが多いのだろうなあ、と思ったのですけど、
金曜日昼の部は結構かなりな年配の方が多く、桟敷席までお客さんが入ってました。
去年座長襲名された恋川純さんは24歳、
しかし、7歳も年上の恋川心哉さんの父上?などと送り出しで言われたりするらしいです。
年齢と身長には憤慨することも多いような(笑)
イケメンのひとり、風馬さん、右手の具合が悪く、腕が上がらないとのことでした。
それでもお芝居も舞踊ショーもたくさんお出になって、見ているこっちがハラハラ^^
お着物とか帯とかファンからプレゼントされて、
この劇団は戴かれたご本人が着物を肩にかけたり、帯を手にしたりとご披露されるんですよ。
ファンは嬉しいでしょうね。(風馬さんも座長と同じ24歳!)
あ、座長も戴かれた黒地に金の扇を手に華麗に舞われていました。
初見の私には、お芝居も舞踊ショーも恋川心哉さんの印象が強烈でした。
座長は3枚目の岡っぴき役で、親分に挨拶が先だ、と言われると、
いきなりお芝居の外側に立って口上挨拶を始めちゃうような楽しさがあったんですが、
心哉さんがお芝居の中でも美しい芸者姿の女形になったり、
歌舞伎寄りの長文のセリフ回しがあったり見得を切ったりと、かっこいいことこの上なし!でした。
お芝居は【変化街道(へんげかいどう)】というもの。
大店の手代が大金を持って帰る途中、やくざに声をかけられ、賭場に連れて行かれ、
いかさま賭博で50両を巻き上げられ、さらに恋仲の芸者も拉致されてしまいます。
自分の愚かさに大川に身を投げようとしたところを駒太郎(心哉さん)に助けられます。
袖擦れ合うも他生の縁とばかり、駒太郎は話を聞いてやり、
いかさま賭博とわかると、まず50両を持たせてやり、自分が恋人を助けてやると言います。
芸者の姿になってやくざの一家に乗り込み、女形姿で親分を魅了するのですが・・・
恋川純座長が3枚目の岡っぴき姿になると、いとこの大川良太郎さんにすごく似てる(笑)
悪役の手下ではあるのですけど、どこか憎めない役柄。笑いを一人で担って、さすが座長でした!
舞踊ショーでは純座長の【田原坂】と
【飢餓海峡】が圧巻。
とにかく座長がよく踊られます。今、はけたばかりなのに、って感じ。
ある舞踊ではその迫力に圧倒されました。
画像はありませんが、【田原坂】では人馬をあらわすような、騎乗のようすを表現。
西南戦争の最大の戦いの場所ですもんね。
【雨は降る降る 人馬はぬれる・・】
でも、人馬を表現されるのを見たのは初めてで、その迫力に圧倒されました!
少し他の方の画像を貼ります。
鈴川かれんさん。
そしてそして圧巻だったのが心哉さんの舞踊。
他の舞も端正で美しかったのですけど、
1曲の舞踊は扇情的というか、色気だだもれというか、
挑発的で色っぽかったですー。
ここまで色気のある思い切った舞踊は他で見たことがありません。
人気があるはずですよー。(劇場内で花看板?の多かったこと!)
では、その舞踊、アトランダムに貼ります。
↓この心哉さんとはもはや別人(笑)
雰囲気的には劇団美山の里美たかし座長とよく似てるなー、と思ったのですけど、
里美座長にはもう少しダークな、押しの強さがあったという感じで、
心哉さんは気品があって貴公子、というか(ただし妖艶な舞踊時を除く:笑)
なんかわけもなくお得感のある舞踊ショーなのでありました←
ユーモアある口上などのMCは座長がひとりで引き受けていらっしゃる感じで、
もうひとりつっこんだり、あるいはぼけたりする人がいるとさらに面白くなるんだろうなあと思いました。
いや、今日がたまたま、純さんひとりで引き受けてられたのかもしれませんが。
送り出しの時、後ろからぐいぐい押されてびびりまくり。
そんな思い、ホーム劇団(笑)では決してしたことがないのでびっくりしました。
早く座長と話したいんだろうけどね、押すのはやめていただきたい!
そういうのにうんざりしたので、列から離れて帰りました。
他のひとにはトイレの順番も抜かされたりね、ちいさなことだけど、印象悪くなりますよね。
でもね、たまたま、たまたまです(笑)
若い勢いのある劇団、と聞いて行ったのですが、なるほど!と思いました。
体調万全の風馬さんの舞踊も次回は期待していますー。
半月ぶりに行った大衆演劇、やっぱり癒されるし、贅沢な時間だなあと思いました!