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都若丸劇団 於 朝日劇場。 7/13&7/15 若ちゃん、脱水症状たびたび、らしい。(追記あり)

2015-07-18 | 都若丸劇団

画像は13日の送り出しのとき。
15日は時間が押して写真撮影、サインもなしでした。
朝日劇場は撮影禁止なので、送り出しでは写真撮らせてもらう(笑)



都若丸劇団 於 朝日劇場。7/13&7/15  
若ちゃん、脱水症状たびたび、らしい。


撮影禁止なので、しょんぼり。

かと言って、若ちゃんが大阪にいるのに、

撮影OKな、ほかの劇団を観に行くなんてこと、不可能^^

てなわけで、メモ程度に振り返っておきます。

若ちゃん関係で印象に残ったこと。


《7月13日》


ミニショーのトリを飾る、若丸座長。

なんとミニショーであの《山河》ですよ。

びっくりしました。

初日からこの日まで日があいていたので、

久しぶりに見た若ちゃんが、紋付はかま姿で、山河を踊るから、

もうねー、いきなり、涙腺が決壊しましたよ。

若ちゃんが踊ると、その舞踊にひきつけられるのに、

なのに、歌の歌詞が立ち上がってくるのです。

(《山河》は当然ですけどもね)

なんだろう、

舞踊の曲、というのではなくて、

若ちゃんが歌詞を自分の言葉として差し出す、というか。

だから、感謝の言葉とか、決意表明とか、

舞台の役者として生きる覚悟とか、人生しんどくても頑張ろうとか、

その曲をその日に踊ることにすごく意味づけがあるんですよね。

そのチョイスがさすが、といつも思います。


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お芝居は《瞼に母》

おこも暮らしのごろやん(若丸座長}が大工のまさきち(剛さん)が落としたお守りを持っていたせいで、
大店の旦那に自分の生き別れた息子と勘違いされます。
ごろやんは大店に迎え入れられてしまうけど、暮らしが窮屈でたまらない。
まさきちがあるとき、家の修理を頼まれて、大店に行きます。
そこで、ごろやんと再会しますが・・・。

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どちらかというと、ほんわかした、気持ちのあったまるお芝居です。
でも、ごろやんもまさきちも、欲に目がくらまず、
ホームレス状態のごろやんは、何にも縛られたくない、と自由を求め、
まさきちは苦労して亡くなった母を愛していて、父親を認めようとしません。
そういう、人間として邪なところがまったくないふたりの生き様が、
観ていてすがすがしく、かくありたい、と思うものでありました。
悲しかったり、悔しかったり、ファンタジーだったり、・・そういうお芝居はある意味衝撃的ですけど、
私はむしろ、こういうお芝居で、
日々見失いないそうになりそうなこと、純真であること、など
思い出させてもらうことの幸せをかみしめています。
そして、剛さんがヒールでないとほっとする(笑)

瞼を閉じて母の顔を思い浮かべる・・・という最後のくだりで、
ごろやんが顔を知らない母の顔を思い浮かべられないというせりふが、
そのとき明るく言われたのでスルーしてしまったのが、
あとからじわじわ来て、思い出すたび、ごろやんがかわいそうで涙する・・・
若丸劇団の、悲劇ではないお話でも、胸をうつ余韻を残す脚本が見事、とうなるのはこんなとき。
まあ、そんな客観的な視点で思うわけじゃなくて、
「ごろやん!!! きっと幸せになってよ」と心のなかで叫ぶのでありますが。


舞踊ショー、

若ちゃんの女形は「エレジー」

曲、はっておこう(笑)

平井堅 哀歌(エレジー)

可愛い系の女形じゃなくて美しく、色香が匂い立つ女形。
でも衣装はフランス人形のドレスのような、赤と黒の2色づかい。
スタンダールですな。


たちは「モンローウォーク」でした。
長髪で軽やかに踊る若ちゃんは厳かな曲とはまた違って、
なんか、近くにいてくれる感があって、嬉しくなるのです。


ラスト舞踊は美空ひばりさんの歌による《りんご追分》から《昴》。

これはもうね、鳥肌がたつくらい好きなんです。
劇団としても十八番のひとつだろうと思います。
巡礼姿のような衣装で、若ちゃんは真っ赤な衣装から濃紺に着替え。
女優さんたちはもろに巡礼姿ですよ。頭を白い布で覆って、白いお着物で。
都ファミリーの《昴》を見ると、
祈りの場、になっていく気がするのです。
もちろん、《飲みすぎんなよ》とか《無条件》みたいに盛り上がって終わり、のラスト舞踊もいいけど、
都でなければできない、というのは《昴》とか《百花繚乱》みたいな舞踊だと思うのです。
と言いつつ、あんまり知らなくてすみません^^


この日の話題はやはり熱中症とか脱水症状について。
前日、若ちゃんは軽い脱水症状を起こしたらしいんですよね。
もう大丈夫ってことでしたけど(翌日、またぶり返したみたい)
着物を着ていると、汗を吸ってすごく重いし、動きづらいそうです。
特にたち役のとき、足を広げたりするのが、汗でびっしょりになると、
タイトスカートみたいになって広げられないんですって。

それから、前夜、男の座員さんたちで食事に行ったそう。
ところが、その店、エアコンが壊れてて、えらい目にあったとか、
ししゃもがうまく焼けてなくて表面つるつるしてるのに、
別に出てきたピザは黒こげで「どないなっとんねん!」とか^^


ミックスジュースのセンターは星矢さんで、
踊りながらやたらと胸をひろげたり、手を入れたりするので
「乳をだしたらセクシーやと思ってるやろ!」と若ちゃん。
乳ーーーー、とびっくりしたんですけど、
だっていまどきの35歳がおっぱいのこと、乳っていいます?普通(笑)
いやはや、やっぱり若ちゃんのお胸に釘付けだったさ(笑)


てなわけでてなわけで、15日の分は後ほどーー^^画像も色気もなくてすみませぬ(笑)


《7月15日》


お芝居は《度胸一番》

最後までのヒール役ではないのだけれども、

剛さんの安定のヒールっぷり。

憎たらしいんですよ(笑)

でもって、この日のお芝居の晴香さんの相手役は、

以前都若丸劇団に在籍した《茜 大介》さん。

男前の役者さんです。(劇団ブログ参照^^→http://ameblo.jp/miyakogekidan/entry-12050989061.html

7年前に退団、15歳から23歳まで修行され、家族の劇団に戻られたそう。

3人兄弟中心の劇団だったのですけど、ひとり、役者を辞められた方がいて、しんどいそうです。

みんな、懐かしい、「大人になって!」なんていいながら和気藹々。

逃げるように辞めたというのではなくて、きちんと辞められた方は、

こうやって古巣にゲストとして戻ってこられるのだなあと思った次第です。


この日の内容については後ほど。すみません。


************お芝居《度胸一番》**************************

料亭《一力》のおよう(晴香さん)は板場のきすけ(茜大介さん)と恋仲。
母親である女将(ゆかりさん)に認めてもらえるか、店の仕事人もやきもき。
そこに3年ぶりに外の世界で板前修業してきた、よたろう(若丸座長)が帰ってきた。
勝気な母親は今更なんで帰ってきた、と大喧嘩。
常連客である旗本がおように恋心を吐露したことから大騒動に。
旗本はおように好きな男がいることを知り、恥をかかされた、と刃傷沙汰になりそうになる。
よたろうが割って入り、旗本が屋敷に来いと啖呵をきったことを受けてたつ。
よたろうは包丁をさらしに巻いて、旗本屋敷に出向く・・・。


剛さんが安定のヒール(笑)

でも、改心するので、めでたい芝居になりました。

このお芝居では、よたろうという名前が何度も取り上げられます。

その人物を現すものではあるけれど、よたろうは、この名前のせいで、馬鹿にされてきた、と。

代々《よた》が長男につく名前なのですけれども、

だから、そういう人間なのに(と勝手にひとを値踏みしている)旗本屋敷に乗り込んでくるとは、

なんたる度胸、という。


人間がなんの背景もなくて、個人の勇気や思い切りで、行動しても、縛り付けるものがあるのだという、

もちろん、身分制度もあるわけですけども、それ以外にも感じてしまうことがあったのでした。

自分の意図の通じないところでつけられたレッテルをはがすには、

それに負けない意志力が大切、とも。

深読みかもしれませんけど、《よたろう》という人間の勇気にちょっぴり救われる想いでした。

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のっけのミニショーのトリ。

若丸座長が舞った曲は中孝介さんの《花》。

若ちゃんらしく、その歌詞にある想いを、

客席にダイレクトに伝えたい、というような選択だなと思いました。


中孝介 森山直太朗 - 花


金髪の長髪に青いお着物が鮮やか、

あー、やっぱり、意志をもって選ばれた曲で、存分に踊る座長の美しさったら!

お芝居の前にじいんとさせてしまうって反則(笑)

そして、いったん幕が下りてくるとき、若ちゃんがせーの、と

客席と一緒になって「絶好調!」と叫ぶのが、恒例になりましたねーーー。


女形の曲は美空ひばりさんの《雑草の歌》。

途中、あの素晴らしい《ちょうちんの花》がありました。

若丸劇団は若丸座長はもちろんですが、

群舞の美しさ、これはもう他の劇団には真似できないんじゃないかと思います。

(でもDVDとか動画でパクる劇団もあるそうだーー^^)

ひたむき、敬虔、祈りにも似た舞踊で、厳か、というのがぴったりな気がする。

で、やはり、若丸座長と剛さんのふたりが核となっていて、

水盤の上に咲いてよりそう花のように美しいです。



ラスト舞踊はTSUNAMIから《ホテルパシフィック》。

なんと夜の部はキャプテンと若ちゃんの相舞踊が織り込まれたそうで、

ご覧になられた方が羨ましいー! のでした。


ミックスジュースの時には、雅輝くんへのダメ出し。

写真撮って、と言われて、あ、俺?と思ったら雅輝くんだったときの、

雅輝くんのドヤ顔が腹立つねん、とのことで、

こういう若ちゃんは可愛いです^^

ゆきかさんセンターは、立候補!

お笑いの歴史ネタ曲《本能寺の変》で、けっこうハードな振り付け。

若ちゃんが《どうにもとまらない》でセンターにたって、2連発。

これで時間がおしたんですよ(笑)


時間がないので、これにてUP

すみませんっ。






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