定額給付金「必要ない」が６０％…

定額給付金「必要ない」が６０％
　　　　　・・・・・バラマキの印象強く 　


報道各社が行った世論調査で、麻生太郎内閣の総合経済対策の柱である
定額給付金について、「評価しない」「必要ない」が６０％前後に
のぼったことが１１日、分かった。景気浮揚効果への期待より、
選挙目当てのバラマキといった印象が強かったようだ。
内閣支持率も不支持率が支持率を上回るケースが続出した。

　朝日新聞が同日報じた調査では、定額給付金について
「必要な政策だと思わない」は６３％で、「思う」は２６％。
共同通信の調査でも「評価しない」は５８．１％で、「評価する」は
３１．４％だった。

　２兆円規模の定額給付金は公明党が主張した「定額減税」の代替策だが、
景気浮揚効果を試算したエコノミストらの評価は軒並み低い。

　加えて、麻生首相が「全所帯対象」と明言しながら、その後、
所得制限を設ける考えを示したり、高額所得者の自発的辞退を促すなど、
迷走を続けたこともマイナス要因となったようだ。

　注目の内閣支持率は、朝日が前回より４ポイント減の３７％となり、
不支持の４１％と逆転。共同も支持４０．９％、不支持４２．２％となった。
一方、ＮＨＫは支持が３ポイント増え４９％、不支持は４ポイント減の
４０％だった。

　不支持理由で最も多かったのは、共同が「経済政策に期待が持てない」の
２７．９％で、前回より５．３ポイント増。朝日は「政策の面」の４６％だった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ZAKZAK ）


急場しのぎのバラマキ政策・・・
そんなふうに言われてしまう政策は、
どういう給付にするかというより、
なぜバラマキでないのかの説明を
してほしいものだと思います。

バラマキという言葉には深い思いが
感じ取れなくて、そんなふうに多くのひとが
思っているのなら、
きちんと施策を考えているひとたちは
意図を汲み取ってもらえずに不本意で
あるはずですもんね。

経済にも疎い私は確信をもっていろんなことを
いえませんが、
今回費用にあてるお金が、余裕のあるお金とは
思えないどころか、景気浮揚のために
お金を配る？　申請して貰う？
どうしても本末転倒な気がしてしまうのです。

思えば何年か前、竹下総理の時代に、
地域振興券などと言って、１５歳以下のこどもと
６５歳以上の高齢者がいる世帯に限り、
ひとりにつき２万円が配られましたよね。
あのときも突然の２万円、どうしたらいいのか、
さっぱりわかりませんでした。
（方針転換で使えなくなったら困るからさっさと
使った気がしますが・・汗）

やがてその巨額費用の穴埋めに税金が使われるのは
必定であるし、麻生総理が３年後以降の消費税率アップを
お願いされているのが、どうもセットもの（笑）に
思われてしかたがありません。

誰かが給付からはずれて、その負担を全国民が負うとなれば、
不公平感というより、不公平は歴然です。
貧乏性の私は将来の借金に思えて、すっごく気になってしかたが
ないんですがーーー。
事態の推移をしっかり見守りたいですね。