メレンゲ発銀河鉄道はオーロラの川を渡る

　やっとこさ、買ってまいりました、メレンゲのアルバム。
　「星の出来事」　
　メレンゲ、メレンゲと呪文のように繰り返していたので、
　もう一つ買う予定のCD,忘れてしまいましたよ、私。
　うちらの街では売り切れのレッチリのスノー。
　ずいぶん前から欲しかったのに、ばかでござんしょ。

　さてさて、今日買ってきたばかりなのに、感想言うなんて、
　言えるわけないです。聞き込んでないのに失礼です。
　でも、ひとつ思ったのは、
　映画「暗いところで待ち合わせ」の主題歌≪underworld≫にくらべて、
　より少年ぽいんですよ。
　アコースティックなサウンドなので、
　より一層叙情的なのかもしれません。

　このアルバムの解説で、≪メレンゲを聴いて最初に浮かんだのは
　やはり宮沢賢治だった≫とありますが、
　私もうんうんと納得しました。
　ジョバンニとカムパネルラの夜空のたびを想います。
　美しくて、悲しくて、でもこころの奥底は癒されてゆくのです。

　繊細さというのは女性と男性で、違うんですよね。
　当たり前のことかもしれないけど、大切にしとかないと、
　男性の繊細さって見過ごしそうな気がするな。

　メレンゲのこのアルバムは音を少し絞って、
　クボさんの声を電話ごしのように聴くと、
　自分だけ暖めてもらってるようで、幸せになります
　

　でもね、ちょっと痛い詩もありますよ。（小田和正さんみたい）


「8月、落雷のストーリー」

　きみを探しに嵐の中を歩く
　きみの泣いてる声は聞こえない　傘はささずに歩きたいな
　きみを探しに嵐の中を歩く
　嵐の中はそれはもうとてもとても寒いから　すぐに引き返すんだろうな
　嵐の中　ふらふら　道をたたく水の音
　フラッシュバックのような光
　落雷の音
　きみは落雷のように　急に光って　
　音より先に光だけで　ちょっと綺麗だった
　そして落雷のように　すぐ消えて　暗闇　嵐の中　音だけが届く
　きみを忘れに嵐の中を歩く
　避雷針、片手に嵐の中をきみを探して　また歩き出す
　8月の終わりのこの雨もいつか止む
　きみがいなくなった僕の　この気持ちさえ
　それのようにどうせなくなっていく　なくなっていく
　　　　　　　　　　　　　　　 　
　　　　　　　　　　 　 　　　・・・後略（作詞・クボケンジ）

　　
　たまらなく聴きたくなるでしょ。
　メレンゲ、よいです、いよっ、吟遊詩人！ ですってば。


　あのぅ、ついでに、ひとこと言ってもいいですか？
　 カマキリのシールが入っていたんですけど、
　 あれ、何処に貼れってゆうのですか？
　私、カマキリに追いかけられたトラウマありますから。
　ほんと、カマキリってやつは、カマキリってやつは、
　　　　　　　わなわなわな・・・失礼しましたっ