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松山ケンイチ・ピクト対談と「A列車で行こう」

2010-10-21 | 松山ケンイチ

おそおその記事ですみません。ピクトアップ記事について。

松山ケンイチ・ピクト対談と
「A列車で行こう」

ピクトアップの対談。
対談のお相手、高橋公さん。「ノルウェイの森」で学生運動のシーンの描写に関する監修を
していらっしゃる人物。全共闘世代で早稲田大学ではその最前線にいらしたかたとか。
対談はここを取り上げてどうこうコメントできるというものではないので、今回はどうぞ、
書店でお手にとっていただきたいなあと思います。
しかしなあ、やっぱりソロトークなんてしてちゃだめだよね、キャンペーンじゃないんだから、
やっぱり、ピクトアップの貴重な場を、いろんな方と共有してほしいなと思いました、今回も。
できるだけ、離れた世界のひとと。それはきっと松山ケンイチさんにとっては負担を強いるもの
なのだろうけれど、松山さんは誰かをきっかけに、自分の内側をさらけ出すひとではないですよね。
だから、誰かに触発され、そのひととの出会いを役もまたそうであるように、ためてってほしいなあ。
それが次の役にきっと反映されるだろうから。

高橋さんの言葉でひとつだけ、取り上げておこうと思います。

「若者はつい焦ったり急いだりして足下を掬われがちだよね。
だから転んだときになかなか起き上がれない。
人生、急がなくていいと思う。
20代は頭でっかちにならず体を張って実践しながら学んでいけば、
大事なものが見つかるよ。
それを30代、40代で太くしていくことでいんじゃないかな。
そうやってじっくりと経験を積めば、50代、60代になったときにしか
見えないものが見えると思うよ。
これが生きた証ということになる」

この言葉があるからこそ、
松山さんが(いつも仕事した監督に胸キュン発言するみたいに)

「はい。あとは、高橋さんの活動にも力になれることがあれば参加したいと思うので、
よろしくお願いします」

って出たんだろうな、って思いました^^

今回思ったんだけれど、やっぱり松山さんは農業なんでしょうね、
体験して体感して会得して納得して、そこから概念だとか抽象的なことに結び付けてゆく、
高橋さんが是とする考え方が生来身についているひとなんでしょう。
いや、これはよいしょ的発言なのではなくて、
納得というのが体と結びついていて、とても健全なんだろうと思うんですよ。
世の中のことってそれではすまないことも多いだろうけれど、
松山さんには確固たる意志として、そういうものがあるんだなあと今回思いました。
ほんとに、若いときはそれでいいのかもしれないですね、群れないひとだから。
ひとと群れてひとりでやれないことをやろうとする、目標だとか夢だとか、
そういうのを、かたちにできなくても、いつも目の前に置こうと頑張るのが小栗さんで、
今回、またその違いを歴然と見せられた気がしました。あ、これは関係ない話ですが^^
青森を根っこにもつひとと、東京を生きてきたひととの違いでもあるんだろうな。

ところで、対談の写真、正直、きつかったです。ええ、うそはつけない(汗)
もう無理か無理なのか←なにが(笑)

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松山さんの近況として、
10月中旬までは「僕達急行 A列車で行こう」の撮影、
この作品は森田芳光監督、瑛太さんとのW主演で贈る鉄道オタクの物語で、
来年公開予定、とあります。
10月下旬からは「ノルウェイの森」「GANTZ」の宣伝キャンペーンが続くそうですよ。

「A列車でいこう」ってジャズの名曲にありましたよね、たしか。
オリジナル脚本なんですかね、調べたけれどよくわかりませんでした。

で、「A列車でいこう」というのは、いろいろシリーズが出ているらしいんですが、
じつはうちの高校生ももが幼稚園児のときに、生まれて初めて買ったシミュレーションゲーム(笑)
ももはそのあと、チョロQシリーズに突入(笑)

「A列車シリーズ構想」について [編集]
『A列車で行こう2001』の発売を直前に控えた2000年12月13日に「A列車シリーズ構想」を発表[1] した。『A列車で行こう2003〜(仮)』を皮切りに超高速なブロードバンド・ネットワーク上に構築された仮想世界において、プレイヤー間でのマップを共有、「経済」の概念を導入、プレイヤー間での土地や車両の売買、物件の競売、投資なども可能とし、本格的なネットゲームへと移行すると発表した。

しかし様々な事情によりネットゲームへの移行は無期限凍結の後中止され、現状のスタンドアローン方式を引き続き採用したシリーズがリリースされている。『HX』において車両のネット販売など、限定的にネットを利用したシステムが採用されているが、2009年現在においても本格ネットゲームへの移行を基にした「A列車シリーズ構想」は未定のままとなっている。
                              (wikipediaより)

鉄道を敷いて、電車のなかから町並みをみれる・・、それがうれしくて、
ももは結構はまっていたんですが、
鉄道を敷こうとすると、わけのわかんないおじさんが画面に現れて
「そこは鉄道が敷けない場所です」とか言ったり、
「借り入れ金の状況が・・」とか、出てくるんですよ、
幼稚園児が賃借対照表みたいな画面を見ながら遊んでる姿、笑えました^^
小さかったので、ゲーム本来が意図する遊び方はできなかったんだと思うけれど、
この街に鉄道を引いて、空港まで引っ張るとか、街を作ってゆくというか、面白かったんだろうなと
思います。
ももに朝聞いてみたら、
「鉄道マニアがはまるってのとは違うゲームやけどな」と。
なるほどね、政治・ビジネス志向のほうか(笑)
でも、映画の題名になるくらいなので、楽しみではあります。
ところで、僕達急行っていうのが、どうも・・・どうも違和感ないですか?(笑)


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2 コメント

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Unknown (まろうさぎ)
2010-10-21 08:46:19
A列車の方は、上で萌え散らかしたので、割愛(笑)

ピクトアップ、やはり異色対談の方が面白いですよね!せっかくピクトさんがこういう場所を提供してくださるのだから、利用しない手はないと思います。
興味のある・話を聞きたい方も、そんなに次々と見つかるわけではないでしょうし、スケジュール調整も大変だとわかりますが、ぜひこのシリーズで続けてほしいです。

高橋さんの言葉で「アジテーションをした側として、責任がある」という一言。重かったです。その責任の上に、「日本をよりよく変えるために動き続けるんだ」という決意が生まれるのでしょう。こういう責任感をもって動ける人がこの全共闘世代で終わってしまうのなら、日本はまずいことになる…と感じました。


そして、やはり松山さんは「青森」で「農業」が原点なんだな、と私も感じました。農業は人間の生活を支える根本。その実感がしっかりとあるんだと思います。
(江戸時代、それ以前の昔から、流通で食べてきた京都・大阪や東京(江戸)に住む人間には、理解していても実感でしにくいことかもしれません。)

高橋さんにも「俳優のサイドワークとして社会に発信するといい」とアドバイスされていましたね。ぜひ、その姿勢を貫いていただきたいです。

ビジュアル…ノーコメントで(笑)
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農本主義 ()
2010-10-22 07:04:08
おはようございます、まろうさぎさん。

松山さんの姿勢は揺らぎませんね。地元に住んで東京には仕事に来る、
そういう俳優さん歌手さんと同じ意志をかんじます。
松山さんもそうしたいのでしょうけれど。
関係ないことですけれど、

全共闘時代の闘士、多くは卒業とともにすっぱり運動をやめ、
従順なサラリーマンになっていかれたのだと思いました。
高橋さんのように運動を続けていらっしゃる方は素晴らしいと思います。
でも、時代がようやく言動を容認してきたというか、
かつての闘士で気概のあるひとたちが企業の中枢に位置できるようになったからこそ、
そういう側面もあるのではないかと思うのです。
高橋さんの後ろにはきっとそういうひとたちが控えているのではないでしょうか。

私は子どもの頃、ヘルメットや角材をもった大学生たちが怖かったです。
電車に乗り込んできたし、大学の屋上に赤い旗が翻っているのを見ると、
ぞっとしました。
あの頃の感覚がトラウマのようにありますが、
「マイバックページ」では
大人になった自分にどんなふうに見えるのか、
楽しみだし、
その結果としての高橋さんの生き方やアドバイスに興味がわくだろうと思っています。
松山さんはリアルに知らないでしょうけれど、
それゆえに高橋さんとは、
素晴らしい出会いになったのでしょうね。
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