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寺島しのぶが“ベルリン国際映画祭最優秀主演女優賞”の真実を吐露。

2010-10-15 | 気になる表現者


寺島しのぶが
“ベルリン国際映画祭最優秀主演女優賞”の
     真実を吐露。



女優、寺島しのぶは国内外で数々の賞を取り、いまや日本を代表する女優の仲間入りを果たした。中でもベルリン国際映画祭での受賞は彼女を世界に知らしめるものとなったはずだ。しかし、その実情に彼女は屈辱さえ感じたと明かしたのである。

NHK大河ドラマ龍馬伝では重要な役どころとなる龍馬の姉、乙女に抜擢されるなどますます活躍する寺島しのぶ。そんな彼女が10月10日に放送された「福山雅治のSUZUKI Talking F.M.」にゲスト出演した際、自身を最も有名にしたと言える『ベルリン国際映画祭最優秀主演女優賞』での辛いエピソードを告白した。

今年の春に若松孝二監督の映画『キャタピラー』での主演が評価されて実に日本人として35年ぶりに同賞を受賞した彼女だったが、映画祭に駆けつけた時にはスケジュール上『キャタピラー』の上映に間に合わなかったのである。
映画祭には和服姿で参加した寺島しのぶは、ハリウッド女優のジュリアン・ムーアが入るその前にレッドカーペットを歩くことになったのだ。ジュリアン・ムーアは2003年に『めぐりあう時間たち』で同女優賞を取った世界的名女優で「ブギーナイツ」、「ハンニバル」、「エデンより彼方に」など数々の大作に出演している。

寺島しのぶは和服でレッドカーペットを歩くのだから目立たぬワケは無いのだが、彼女が女優だと気づく者が誰も居なかったのだ。すでにレッドカーペットが終わり、入り口に差しかかる寸前で1人の日本人が「寺島さ~ん!」と声援を贈ってくれたのである。
すると周囲はようやく彼女が女優であることに気づき「撮影したいから」と50mほど後戻りさせられて再度レッドカーペットを歩かされた。しかもその時後ろからジュリアン・ムーアが入ってきたのである。
寺島はその時のジュリアン・ムーアを「思いっきりカジュアルな格好なのに、すごい華やかだった」と表現している。そして報道人はあっという間にジュリアン・ムーアへとカメラの向きを変えたのだった。

彼女はこの時の経験を「寺島しのぶはまだまだ、世界では通用しないと分かった」ことが逆に良かったと振り返る。「もっと頑張らねばとますますやる気になった」と決意を語った。
                                                   (TechinsightJapan編集部)


そんなことがあったんだ、
さぞかし悔しい思いをされたことでしょうね。

でも、そこで寺島さんのことだから、
「なめんじゃないわよ!」的な気持ちになったのではないかと。

「龍馬伝」でも、かつての「クイール」でも、
その優しさに涙出ましたよ。
どうしても思い切りよく裸になられたりする、そっちのほうが
注目されてしまうけれど、
寺島さんは心情をとても細やかに表現なさるひと、
これから、世界でもなくてはならない女優さんになられると思います。
そのための最初の名刺だったのね、あれは・・という日が来るよう、
さらなるご活躍をお祈りします。






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2 コメント

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寺島さんだから・・・ (micc)
2010-10-15 20:11:27
きっと、笑い話のように福山さんにお話されたんではないかな?と想像します。

私の中では「男前な女優さん」のベスト3に入る女優さんである寺島さん。
(杉本 彩さん、天海 祐希さんとともに)
こんな人、友達にいて欲しいなあって思わせるんですよね。
気負いを感じさせない人は潔くてキレイです。


しかし、映画祭のスタッフしっかりしてちょうだいよ!!!ですね。
ベルリンで和服着てレッドカーペット歩く一般人はいないでしょうよ!
まったく~!失礼だわっ!(と私がプリプリしても・・・ですね)

実は寺島さんの作品ってじっくり見たこと無いんですが(それで勝手に男前とか、スイマセン寺島さん)
この前、お母様の富司 純子さんのハマリ役「緋牡丹のお竜」を見て
「おおっ、確かに寺島さんの男前な所はお母様からのものだわ!」って思いました。

あのお竜さんの美しさは・・・誰も真似できませんね。
ビジュアル的な美しさでお母様を超えるのは難しいというコンプレックスを持っていたと
寺島さんご自身がおっしゃってましたが
納得してしまいましたもん、わたし。

そんなお母様を超えるべく、自分の武器に磨きをかけてきたんだろうなあ
そして国内外での数々の賞での自信も寺島さんの輝きになってるんでしょうね。


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コンプレックス超越!! ()
2010-10-17 18:20:46
miccさん、こんばんは。
そっちはもう真冬なみの温度ですかね。
大阪はまだ電車で冷房かかってるんですよ。
帰りの電車が怖いから、ジャケットぶ厚めにしてます(笑)

miccさんのベスト3、なるほどですな。
私なら、
1)篠原涼子
2)吉瀬美智子
3)・・・・・
ベスト2やん、とか(笑)
「ハガネの女」の吉瀬さんが大好きで、男前だたったんですよ、
ほとんどノーメイクで。あの美人がまるで少年みたいな可愛さで!
吉瀬さんにはあまり官能的な映画には出てほしくないけど(おいおい)、
寺島さんの度胸いい映画出演は尊敬します。
miccさんが教えてくださったように、そりゃああのお母さんは、
誰にも超えられないくらいの美貌でしたよ~。
でも、伝え聞く武勇伝?
「恐怖のどんぞこ」を「恐怖のずんどこ」って、まじ言ったとかの、天然伝説(笑)
決して知性派美女ではなかったようで(失礼)
富士フイルムの「わたしにも写せます」とというカメラの宣伝は、
[ふじ]にひっかけただけではなかったと聞いたことがありますよ。すみませんっ。

寺島さんのコンプレックス、華麗に解き放たれたと思うし、
富司 純子さんの今期の朝ドラの大家さん役は名演ですよ~。
母娘ともにご活躍、素敵ですよね!!!
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