英紙1面で「がんばれ日本」
そのきっかけは?
がんばれ、日本。がんばれ、東北。大震災に見舞われた日本へのエールを英紙インディペンデント・オン・サンデー(13日付)が1面全面を使って掲載した。きっかけは宮城県でロケ中に被災した仙台市出身のお笑い芸人「サンドウィッチマン」の伊達みきおさん(36)のブログだった。
同紙のジョン・マリン編集長(47)によると、掲載前日朝の編集会議で、デスクの一人が「ぼくの妻は日本人。感動的なブログを読んだと言っている」と、伊達さんのブログのことを話した。
マリンさんは興味をもち、英訳させた。「私も共感しました。震災の悲惨さを伝えるのも大切だが、人々を勇気づけるメッセージの発信も新聞の役割では」。ブログをヒントに、エールと日の丸をあしらった図案を作らせた。
でも、1面は新聞の顔だ。津波にえぐられた町や福島第一原発の爆発の写真を使うべきだとの意見も出て、編集部は激論になった。マリンさんは迷ったが、締め切り間際、「新聞の支えは読者と心を通わせることだ」と決断した。
伊達さんは11日、宮城県気仙沼市の魚市場でロケ中に相方の富澤たけしさん(36)とともに被災、山に避難して津波から逃れた。翌日、岩手県一関市でブログを書いた。マリンさんらの目に留まったのは、こんなくだりだ。
《全てのお店は閉まっています、信号もありません。でもね、ちゃんとお互い助け合って順番を譲ってあげたりしています、だから変な事故とか争いがありません。みんなスゴイです!
戦後、俺たちのじいちゃんやばぁちゃんは日本を復活させた。世界には奇跡と言われた日本の復興。必ず復興します! 日本をナメるな! 東北をナメるな!》
(朝日新聞)
宮城県気仙沼市でのロケ中、東日本大震災に遭遇したお笑いコンビ・サンドウィッチマンの伊達みきおと富澤たけしが会見を開き、義援金口座「東北魂」の開設とチャリティーライブの開催を発表した。撮影を終えてロケバスに向かう途中に大地震に見舞われた2人は、スタッフの的確な判断で近くの山に避難したため無事だった。しかし、人が津波にのまれている様子も目撃し、「下に降りていって救いたかったけど、それもできない状態。無力さを感じた」と伊達。島田紳助、笑福亭鶴瓶、間寛平らから「お前らが先頭を切ってアクションを起こせ」とアドバイスされたこともあり、「今できること」として義援金口座を開設した。富澤は「僕らにはこんなことしか出来ない。でも、必ずまた笑いを届けるので頑張ってください」と被災者を励ました。
(時事通信社/yahooニュース)
>人が津波にのまれている様子も目撃し、
>「下に降りていって救いたかったけど、それもできない状態。無力さを感じた
まさに命からがら生き延びられたのだと思います。
早速、行動に移されて、素晴らしいですよね。
だって、そんな場面に遭遇したなら、PTSDなどを発症しそうではないですか。
なかなかお笑いに集中もできないと思うのですが、
ご自分たちの役目をきっちりわかっていらっしゃってますね。
>「僕らにはこんなことしか出来ない。
>でも、必ずまた笑いを届けるので頑張ってください」と被災者を励ました。
被災者の方たちはもちろんのこと、
私たちにもその想いが伝わりますよね。
しかも1面ですから。日本の新聞では考えられないです。
日の丸の下に、「経済的な被害も非常に大きく、原発ではメルトダウンの恐怖もあった。しかし、今、日本は反撃を開始する」と書いてあるのだそうです。
そう、地震・津波に原発という被害も恐怖も乗り越えて、私たちは反撃を開始しますよ。
そして、新しい日本を作ります。
(実は「脱原発」のきっかけになりはしないかと、その方法を模索中)
おおお、斜に構えた印象の新聞なんですか?
>そう、地震・津波に原発という被害も恐怖も乗り越えて、私たちは反撃を開始しますよ。
関西では自分が何もできないと、鬱状態になるひとも増えているそうです。
でもね、元気で備えること、それがこの国を復興させていくことに
つながるんだと思いたいです。
その復興の地点で私たちはひとつになれるんだと思います。
日本をなめるな、なんて私は言えない。
それは被災地から遠くはなれているからでもあるけれど、
いろんなところでおびただしいエールを海外からもらっているから。
がんばろう日本!ですよね。