堺雅人りん♪、
沖縄支えた「医介輔」
“本物のニセ医者”を演じる
俳優の堺雅人(36)が戦後の沖縄で実在した“本物のニセ医者”を演じることになった。日テレ系ドラマ「ニセ医者と呼ばれて 最後の医介輔(いかいほ)」(今冬放送)に主演するもので、ロケ先の沖縄・今帰仁(なきじん)村で、妻役を演じる寺島しのぶ(37)と取材に応じた。医師不足のため、アメリカ占領下の沖縄で始まった「医介輔」と呼ばれる特殊な代用医師制度を扱った初めてのドラマ化だ。
沖縄本島の北西部に位置する今帰仁村のロケ現場は、青空と青い海が一面に広がる。この美しい景色の中で、ほとんど知られてこなかった歴史が描かれる。堺ふんする「医介輔」は、米国軍政下の沖縄で特別に認められていた代用医師のこと。2008年まで約60年間、沖縄の地域医療を支えた宮里善昌さん(89)がモデルだ。
白衣姿もサマになっている堺は「医介輔を知らなかったのでいろいろ勉強したいと思った。初めて紹介される題材ということで責任を感じる」。地元の人に愛され、感謝される、かけがえのない存在だった一方で、ドラマでは医師免許がないために“ニセ医者”呼ばわりされたときの憤りや米兵のレイプで身ごもった日本女性(尾野真千子)の苦悩なども描かれていく。
家族を心配させまいと悩みを自分の中でしまい込むうち、心に闇を抱えるようになった夫を支える妻役の寺島は「この先生は診察だけでなく患者さんの心を開き、癒やしていた。だんなさんのつらい気持ちを近くで感じ取れたら」と話す。
演技派の2人はドラマ初共演。堺は「初めてと思えないほど違和感なく受け止めてくれた」と信頼を寄せ、「(ロケ現場で)ニワトリを追いかける姿がこれほどチャーミングな女性を見たことがない」と変わった一面を褒めて笑わせた。寺島も「堺さんのにこっと笑った顔が間近で見られて幸せ」とうれしそう。
劇中で2人は30代から80代まで演じるため老け役のメークも準備中。寺島が「オーバーエイティーは初めて!」といえば、堺は「若づくり同様、老け役も照れくささがある。でも見てのお楽しみ」と何やら秘策を練っている様子。撮影に入って間もないが呼吸はピッタリで“夫婦円満”ぶりをうかがわせた。
◆最後の医介輔・宮里さん「ニセ医者よばわりが苦しかった」 最後の医介輔、宮里さんは耳が遠くなったため、2年前に引退。地元ではヒーロー的存在だが初映像化に「私は特別なことをしてきたわけじゃないよ」と淡々とした受け答え。ただ、「ニセモノ呼ばわりされたのは1回だったが、それが一番苦しかった」。脚本はドラマ「女王の教室」(日テレ系)などで知られる遊川和彦氏、演出を映画「おにいちゃんのハナビ」(公開中)でメガホンを執った国本雅広氏が担当する。
◆医介輔 1951年琉球列島・米国民政府が公布した制度。戦後の沖縄は医師不足が深刻化。正式な医師免許はないが、元衛生兵など医学の知識や技術が豊富な者が患者を診察し、個人開業も許可された。ただ大きな手術は禁止などの制約があった。72年、本土復帰後も医師不足は解消されず。特別措置として従来通り治療を続けられることが法律でも定められ、医師免許がなくても違法ではなかった。
(スポーツ報知)
寺島さんは普通の主婦役でも(でも、って言い方はないか:汗)素敵ですよね。
「クイール」で香川照之さんと、介護犬クイールの幼少期とリタイア後を世話するご夫婦役で
出ていらしたのですが、とても優しいご夫婦で、クイールを手放す、そして看取るシーンでは
大泣きしたのが忘れられません。
今回は堺雅人りん♪を支える役。
>家族を心配させまいと悩みを自分の中でしまい込むうち、
>心に闇を抱えるようになった夫を支える妻役の寺島
堺さんも寺島さんもしんどい役でしょうね。
「ディア・ドクター」では、鶴瓶さんのにせ医者にはらはらしました、
重大な局面で鶴瓶さん演じる偽医者が怖くて及び腰になるのが切なかったです、
でも、今回のドラマは公的に認められた代理医者とも言うべき存在、
どういう描かれ方をするのか、とても楽しみです。
しかし、お互いの印象が面白いですね、
>「(ロケ現場で)ニワトリを追いかける姿がこれほどチャーミングな女性を見たことがない」と
>変わった一面を褒めて笑わせた。寺島も「堺さんのにこっと笑った顔が間近で見られて幸せ」と
>うれしそう。
こういう褒められ方は嬉しいんだろうか(笑)
堺雅人りん♪主演のドラマ「ジョーカー」はちょっとぶっ飛んだ展開だったので、
苦悩がリアルに感じ取れなくて残念だったんですが、
今回は地に足のついたリアルさがあるだろうから、主人公の生き様や苦しみなどを
しっかり観させてほしいなと思います。
戦後の沖縄の、私が知らないたくさんの事柄があるだろう、そのひとつを、
ドラマ化してくださって、ありがたいなと思います。
脚本が「女王の教室」を手がけられた方というので、
おとなしいものではなさそう、なんて先入観を持ってしまうのですが、
楽しみにしたいと思います。
それにしても、医介輔という言葉も制度も、全く知りませんでした。これも沖縄の苦難の歴史なんだなあ。知らないことだらけで自分の無知に唖然とします。
そういえば、蒼井優ちゃんも「こんなにもんぺが似合う若手女優はいない」と角川さんに誉められてましたが、これもかなり微妙な誉め言葉ですね(笑)
で、個人的に繋がりを見つけて嬉しくなったのが演出が国本さんという点。先週の土曜日「おにいちゃんのハナビ」を見たばかりなんです!奇をてらわず、ストーリーを真っ直ぐに撮る監督とお見受けしたので、このドラマも真っ直ぐ心に届くものになると思います。
メールのお返事、ケータイにあります。
のちほど送ります、すみませんっ!!
堺さん、クールな役が好きですが、いつも笑いながら実は泣いてる、
困ったなあ、みたいな役が大好きなのです^^
(ジョーカーはもうすこしユーモアがある役かと思ってたんで残念でした)
この役はどんなタッチなんでしょうね。
>医介輔という言葉も制度も、全く知りませんでした。
>これも沖縄の苦難の歴史なんだなあ。
私もそう思います。
みじかなところで言えば、宅配便の値段がぐんと高かったり、
鉄道がない不便とかも、
本州とは距離を感じますよね。
しらないことも多いだろうなと、日常のことからも思います。
>知らないことだらけで自分の無知に唖然とします。
まろうさぎさんが知らないことを知ってるわけがないと思うんですが、
知らされていないことも実はたくさんあるのでしょうね。
>個人的に繋がりを見つけて嬉しくなったのが演出が国本さんという点。
>先週の土曜日「おにいちゃんのハナビ」を見たばかりなんです!
>奇をてらわず、ストーリーを真っ直ぐに撮る監督とお見受けした・・・
そうなんですか。これはまた奇遇ですね。
記事にしたかいがありましたよ(個人的?^^)
私もこのドラマを観てから、「おにいちゃんのハナビ」を
dvdで(すみません)観ますね。
高良さんの作品だから、興味も倍増ですよ。