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やっぱりスゴイ日本映画!《GANTZ》《カムイ外伝》にも言及

2010-12-26 | 松山ケンイチ


やっぱりスゴイ日本映画!
《GANTZ》《カムイ外伝》にも言及



いよいよ本格的な正月映画シーズンが到来し、洋画では映画『ハリー・ポッターと死の秘宝 PART1』『トロン:レガシー』といったハリウッド大作がヒットを記録し、邦画では映画『SPACE BATTLESHIP ヤマト』『GANTZ』など有名作品の実写化映画が大きな話題を集めている。特に『SPACE BATTLESHIP ヤマト』は現在、興収50億円超えを見込める勢いで、日本映画の底力を証明すべく“航行”を続けている。邦画が洋画の興行収入を超える今だからこそ、つい見過ごしてしまいがちな日本映画の魅力を再確認したい。

 その魅力の一つにまず挙げられるのが、日本映画ならではの人間描写だ。派手なストーリー展開で観客を引き付けるハリウッド大作とは対照的に、日々の生活から生まれる感情や機微を控えめに、しかし丁寧に描く手法は、観客にノスタルジーや共感を呼び起こす。今年、第60回ベルリン国際映画祭でクロージング上映され、山田洋次監督に特別功労賞が贈られた現代劇『おとうと』には、どこか懐かしい家族の姿を通して、失われつつあるきずなの尊さが描かれている。また、山崎豊子のベストセラー小説を映画化した『沈まぬ太陽』では、高度経済成長を支えた「仕事人間」の苦闘と挫折がダイナミックに描かれ、その気迫に満ちた姿は多くの現代人を圧倒した。

 こうした日本的な美学を見つめ直すトレンドの延長として、2010年、時代劇映画ブームが巻き起こったことは記憶に新しい。映画『必死剣 鳥刺し』『十三人の刺客』『最後の忠臣蔵』『桜田門外の変』『武士の家計簿』などバラエティー豊かな時代劇が次々公開され、東宝、東映、ワーナーなど業界5社が「サムライ・シネマ」と銘打った共同キャンペーンを展開したことも話題になった。先行きが不透明なこの時代、日本人が原点に立ち返ろうとした結果といえるかもしれない。

 また、映画『真夏のオリオン』のように「生きて祖国に帰る」ことをテーマに、過去の戦争映画とは異なるアプローチで戦争を見つめ直す作品も作られるようになった。旬の俳優・松山ケンイチを起用し、伝説的忍者コミックを映画化した映画『カムイ外伝』もリアルなアクションと大胆なVFX映像で、日本人のDNAに刻まれた力強さを思い出させた。この年末年始は、日本映画に触れることで、自分の中の日本人らしさを再発見し、新年を迎えてみてはいかがだろうか。

 『おとうと』は1月2日よる8:00よりWOWOWにて放送
                                                    [シネマトゥデイ映画ニュース] 


>日本映画ならではの人間描写だ。派手なストーリー展開で観客を引き付けるハリウッド大作とは対照的に、
>日々の生活から生まれる感情や機微を控えめに、しかし丁寧に描く手法は、観客にノスタルジーや共感を呼び起こす。

たしかに、そういう印象を受けますが、それだけではありますまい、という感想も。
列挙されている映画も唐突な感が否めませんが、
《GANTZ》《カムイ外伝》まで出てきたからにはUPします(笑)
日本映画は本当にたくさん上映されていて、
お金をかけられる作品だけが注目を集めて、
もったいないことになっているのだろうなあと思います。

個人的には去年今年と、なかなか映画を観られなかったのですが、
レンタルショップで直感で選んだ日本映画で魂を揺さぶられる経験も多々あって、
たとえば《花ゲリラ》とか《たとえ世界が終わっても》とか、
いつ観たんだっけ?と思ったりもしますが、宣伝を見たことがなかったけれど
とてもとても感動した作品だったりするので、
今量産されている日本映画の隠れた名作を、
レンタルショップで探したいものだなあと思っています。

去年の映画だけれど《空気人形》、
そして《ノルウェイの森》は私が今年観た映画の中でもっとも感動的でした。
来年はまず《GANTZ》を皮切りに、いそいそと劇場に足を運びます、楽しみだなあ。






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