LiLiCoさんとの対談です。《ノルウェイの森》のことだけではなく、興味深いです。
(松山)今、改めて「デトロイト・メタル・シティ」や「デスノート」を見ても、
「本当に自分がやったのかな?」って思いますよ。あんまり覚えていなくて、
半信半疑になってきちゃうんです。・・・ですって!!!
松山ケンイチ
「今までで一番好きな映画は・・・」
■対談の後半部分です。
リリコ:みんなが知っている文学作品から「デトロイト・メタル・シティ」で演じたクラウザーまで、いろんな役に挑戦してきましたよね。ここから先、どこに向かおうとしているんですか?
松山:すごく運が良かったんです。ただ、ちゃんと身の程を知って仕事をしないとダメだなって思います。自分じゃないみたいですから。今、改めて「デトロイト・メタル・シティ」や「デスノート」を見ても、「本当に自分がやったのかな?」って思いますよ。あんまり覚えていなくて、半信半疑になってきちゃうんです。
リリコ:そうなの? では、これからはどんな作品にチャレンジしていきたいですか?
松山:今回みたいに、みんなで時間をかけてつくっていける作品に出合いたいと思いますね。パッパパッパいく感じって仕方がない部分もあるんですが、今って時代そのものがスピード感あるじゃないですか。そのスピード感が映画にも反映されているような気がしてならないんです。もうちょっと時間がゆっくり流れて、人が少しでも安らぎを感じられる映画をつくるには、スピード感のある現場じゃできないように思うんですよ。
リリコ:ジャンル的にはどうですか?
松山:この前、森田芳光監督でゆっくりとしたコメディ(「僕達急行 A列車で行こう」)をやらせてもらったんですよ。そういうのって絶対に必要だと思いますし、今度は森田監督と重いやつをやってみたいです。「39 刑法第三十九条」みたいな作品を一緒にやらせてもらえたら幸せだなあって思いますね。
リリコ:そして、いつもの質問なんですが、松山さんにとって人生のモットーにしている言葉はありますか?
松山:好きな言葉は、「チャップリンの独裁者」の最後の演説シーンに出てくる「知識よりも大事なのは思いやりと優しさ」です。これは、どの時代の人にも、どんな状況にある人にとっても大事な言葉なんじゃないかって思うんです。それだけは持っていたいなって思います。
リリコ:そうですよね。思いやりって年々消えていくように感じた時期があったんです。また最近は大丈夫かもって感じるんですが、もしかしたら自分に見る余裕がなかったのかもしれないですよね。
松山:余裕がなくなると何にも見えなくなりますよね。僕もそういうこと、しょっちゅうあります。だから、いつもそれは気をつけて考えるようにしています。
リリコ:今は何か夢を持っていますか? あれば、ひとつだけ教えてもらえますか?
松山:でっかく言っていいですか? 大農場が欲しいですね。それで品種改良して、おいしい米をつくりたいんです。今だっておいしい米はありますけど。あと、見た目もキレイで味もおいしい野菜を安い値段で提供したいんです。オーガニックってはやっていますけど、(値段が)高いじゃないですか。実際に多くの人が求めているものって安いものなのになって感じることがあるんですよ。
リリコ:すごい、良い夢! そして最後に、一番好きな映画って何ですか?
松山:今までで一番ですか。やっぱり「もののけ姫」ですね。あれは全てが詰まっていますよ。格好いい! あれはいいです、本当に。何回も見ていますよ。どうして何回も見ちゃうんだろう。気づくこともたくさんあるし、本当にやばいですよ。僕が見たのって12~13歳のころでしたけれど、今のほうが、ショックがでかいですよ。いろんなことが分かるようになってきたんでしょうね。
(映画com.)
対談の全文はここから
「もののけ姫」が一番のお気に入りなんですね。
あれはもののけ姫より、アシタカの物語という作品だったですよね。
どんなときも冷静で賢くて、
わが身を犠牲にしても環境破壊されていく世界を救うために闘ったというか。
大農場を持ちたい、っていうところのスケールが、JAを思い出させましたけれど、
松山さんならもう叶えられそうな夢ですね。
(ちなみに《L図書のL》はちいさな畑をずっと手伝っております^^)
高木美保さんあたりとお近づきになったら、さぞかし楽しい会話がはずみますよ、松山さん。
などとL図書からつぶやいてみました(笑)
>「デスノート」を見ても、「本当に自分がやったのかな?」って思いますよ
いや、それ、そうでしょうね。
あれから、本当にたくさんの役を生きてこられましたから。
でもって、私とかLヲタさんは、
Lと松山ケンイチさんは別人、ときっぱり(笑)
感謝はしていますけれど、生きてくださってありがとうございますと(Lの身内?笑)
>「知識よりも大事なのは思いやりと優しさ」
そうそう、一時知識はいらない、みたいなことを
ご本人が雑誌で語ってらしてびびりましたが、
きっと編集のひとが曲解したんでしょう、
こういうことなんでしょう。
ってことで、知識を得ようとするこころがけは必要ですよね、松山さん(*^:^*)
松山さんが収録や撮影現場で一般の方にとても優しく礼儀正しく思いやりがあって、
そういうエピソードには事欠かないというのを、
ファンなら誰もが知っていますから、
松山さんはご自身の姿で、さらに新しい共演者やファンのひとを
魅了していくことでしょうね。
このインタビュー、前半部分も素敵ですので、
ぜひ、お時間おありのときに、リンクからお読みになってくださいね。
ノルウェーの森☆GANTZ(スペル違うかも:笑)
両作品とも気になってますが、両作品とも行くのは難しいのでドウしようかなぁとf^_^;
縁あって監督と御逢いして、色々と目を掛けて下さってまして、はたまた縁あってスケバン刑事や昭和仮面ライダーの殺陣をつけた大野剣友会で殺陣を学ばせてもらってるので、松山さんの作品を映画で観れないのは残念ですが、ドチラかにします
気持ち的にはGANTZの方なんですが(笑)
でも菊地凛子さんの役への入り込み方も素晴らしいし・・困ったモノだ(>_<)
・・・そういえば再来年の大河の主役に決まりましたね♪
来年の上野さん共々☆私が若手でチェックしてる2人なので楽しみです(//▽//)
Lは凄かった・・Lの松山さんを見てなかったら私は松山さんに注目してなかったと思います(^-^)/
それだけ別人格になりきっているんですね。
「大事なのは知識より思いやりと優しさ」
うん、これならわかる!その通り。
でも、今春のアレは、そういう意味じゃなかったぞ。知識を得ることで、勉強することで分かることってたくさんあるんだからね!と説教しまくりたい(未だに不信感が拭えない私…樹さん、なぐさめてくれてありがとうございます。お心遣い感謝!)
「もののけ姫」はどうしても「ナウシカ」の日本版に見えてしまうのですが、宮崎駿さんが伝えたいことが明確ですばらしいアニメだと思います。
お久しぶりです。
お元気そうで何よりです。
GANTZ、アクションもとても頑張られたそうなので、
参考になるのではないでしょうか。
剣友会などというところで訓練なさっていらっしゃるなら、
なおさらでは?
でも《ノルウェイの森》も素晴らしかったです。
こちらはDVDでもいいかなあ。
お時間できたら両方やっぱり見にいってくださいね^^
>「大事なのは知識より思いやりと優しさ」
>うん、これならわかる!その通り。
>でも、今春のアレは、そういう意味じゃなかったぞ。
今年の春は変でした(笑)
1度は許してあげましょう。ああいう発言を重ねたら、
映画は教育的な側面もある、などという発言もあるのですから、
どう総括するか、問いただしましょう(怖いよ、理論武装不可能だから笑)
「芸術は反抗だ!」とか言われることもあるので、
シュバンクマイエルみたいな作品が出るかと思ったりしましたが、
とてもピュアな答えでした♪
宮崎駿さんはそういうモチーフがはっきりしていますよね。
肉食系の女子が台頭してきたので、ヒロインはそろそろ卒業、
草食男子が冒険に出る映画も作ってほしいなという願望ありです^^