毎年、大量のチョコを段ボールに入れて
「ご自由にどうぞ」とオフィスの片隅に置く
特別な感情も想いも無いバレンタイン
だから、チョコを買う時も
商品を買い物カゴに
無感情で放り込むだけ
しかし、
大切な人に贈り物をする時は
相手が喜んでくれれるといいな
毎日側に置いていただけたらいいな、と
仄かな思いで時間をかけて選ぶ事もある
私が誰かに頂いた物もそうで
相手の想いを推知すればその物より
その人の想いの方が得難く嬉しい
いつかその物は消えたとても心に残り
それをたまに思い出すことがある
ただ、こうやって今も時は流れ
誰かの記憶の中から泡沫のように
消えていく事が悲しい
今夜、backnumberを聞いています。
ビターチョコレートの苦さと甘さのように
せつなさと悲しさと愛おしさが
ゆっくりと心に溶けていくようです